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皮膚科で習ったハンドクリーム5度塗りのすすめ。今年の夏はいつもと違う

徹底した手洗いと、頻繁に行われるアルコール消毒。感染症予防のためには大切なことなんだけど、指先の乾燥が辛い……。そんなときに皮膚科の先生から教えてもらったハンドクリーム5度塗りのすすめ。どんな塗り方なのか、5度塗りすることでどんな効果があるの? など、ハンドケアについてのお話しをします。

皮膚科で習ったハンドクリーム5度塗りのすすめ。今年の夏はいつもと違う

■頻繁な手洗い・アルコール消毒で、指先がひん死状態に

ジメジメしたお天気が続くと、なんとなく気分も沈んでしまうもの。とはいえそんな梅雨の季節にも、唯一、喜べることがあります。それは、湿度が高くて肌が乾燥しにくいこと! スキンケアを塗っても塗っても乾く“砂漠肌“にとって、ジメジメした梅雨~夏にかけての時期は、いわばつかの間の休息です。

とはいえ、今年の夏はいつもと事情が異なります。新型コロナウイルスの影響で、これまで以上に念入り&頻繁に手洗いを繰り返し、お店に入るたびにアルコール消毒を使い続けた結果、指先の乾燥が恐ろしいスピードで進行。

「天然のハンドクリーム」ともいうべき手の皮脂はすっかり枯渇 し、筆者の指先はバシバシに手荒れした、瀕死状態になってしまいました。もともと手先が荒れやすく、食器用洗剤すら素手ではなるべく触らない生活だったのに、これだけアルコール消毒の機会が増えたのだからさもありなんという話です。

手荒れの多い人はご存じかと思いますが、指先の乾燥が進行すると皮膚はカチカチに硬くなって柔軟性を失い、最終的にはちょっとした刺激でパックリ割れるようになります。常温であればよく弾むゴムボールも、凍らせて弾力性を奪えば割れる……と表現すればわかりやすいでしょうか。

一度割れてしまった皮膚はそう簡単には元に戻らないので、このレベルまで手荒れが進行すると、皮膚科の門を叩くことになります。筆者もこれまでに何度となくお世話になってきましたが、夏場に手荒れで皮膚科にかかるのは初めてでした。

■ハンドクリームは家じゅうに置いて、塗り忘れを防止

皮膚科医の先生によると、今年はやはり、手荒れでの受診が例年よりも増えているそう。曰く、「頻回の手洗い・アルコール消毒が避けられない以上、いつにも増して手の保湿に精を出すしかない。具体的には、1日5回以上ハンドクリームを塗ること! 目に入るところにないと塗り忘れちゃうから、家じゅうにハンドクリームを置いておくといいよ」とのことでした。

たしかに、どこにいても目に付くくらいハンドクリームがあれば、面倒くさがりの筆者でも保湿の習慣を付けられそうです。そこで一気に購入したのが、以前から愛用しているノエビアの「薬用プロテクトハンドクリーム」です。

外見があまりにも地味なうす桃色で、「おばあちゃんの鏡台から出てきたの?」とツッコミたくなるようなパッケージですが、中身は驚くほど上質。こっくりとして肌なじみのいいテクスチャが、荒れて硬くなった指先を優しく包み込みます。

それでいて使用後にイヤなべたつきやヌメリが残ることもなく、まさに理想的なハンドクリーム。なんでも、皮脂成分に限りなく近い5つのベースを使用している上に、医薬部外品として肌あれ防止の有効成分も配合しているとか。手が荒れやすい肌質上、これまでにいくつものハンドクリームを使ってきましたが、ここまでつけ心地のよい商品にはそうそう出会えません。

届いたハンドクリームは、元々置いてあったキッチンに加え、洗面台とベッドサイド、仕事用デスクの上にもひとつずつ設置。 帰宅して手を洗った後や、仕事がひと段落したとき、寝る前などにこまめに塗り直しているうちに、ガサガサになった指先も順調に回復してきました。

■目に付きやすい指先が整っていると気分も上がる

アルコール消毒の習慣がなくならない以上、気の抜けない日々が続きますが、それでもなめらかな指先が戻ったのは嬉しいもの。指先は他人の目はもちろん、自分の目にも付きやすい箇所のため、ここが整っていると気分も上がります。

筆者ほどの肌荒れにはならずとも、きっと今年は多くの人が「いつもよりも指先のパサつく」夏を過ごしているはず。転ばぬ先の杖としても、こまめな保湿の習慣はおすすめです。

ふね

美容部員・化粧品企画を経て、現在は編集プロダクション勤務の編集ライター。日本化粧品検定1級。目の前の楽しさを追い続けることで、愉快で朗らかな一生を完成させる人生設計です。今世の地球も最高!

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