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身体も心も柔らかくなる至高の触り方? 魔法のシルクタッチの施術を体験してきました
あまりの開放感から涙を流す人もいるという、あるセラピストの施術。いったいどんなものなのか、DRESS「オトナのための美容部」部長、白石美亜さんが実際に体験してみました。
なんとなく身体に違和感を覚えることがあるけれど、そこまで気にすることでもないかな……と感じたことはありませんか? 仕事や家族との時間が圧迫して、ご自愛する時間が少なくなっている人は多いと思います。たまにマッサージを受けても、時間が経つと元の状態に戻ってしまうなんてことも。
そんなとき、強く押さないのに「身体がやわらかくなる」、「軽くなる」など、これまで感じたことのないような感覚を味わえるという体験が評判になっているとの話を聞きつけました。その名も「魔法の触り方シルクタッチ®︎」。名前を聞いただけではピンときませんが、いったいどのようなものなのでしょうか?(ちょっと怪しげな響きだと感じる方もいらっしゃるかもしれません)
DRESSオトナのための美容部・部長の白石美亜さんに、実際に施術を体験してもらいました。
白石美亜さんプロフィール
10代の頃からプロモデルとして各種スチールやショーで活躍。エステシャンやアロマセラピストとしての経歴もあり、美容家として、最近はインフルエンサーとしても活動の幅を広げている。DRESSの大人のための美容部の部長。プライベートでは男の子3人のママ。
■「私たちが目指すのは、赤ちゃんみたいな身体です」
「普段から不調に感じておられること、あります?」
朗らかな関西弁でそう問いかけるのは、今回施術を行う森田光世先生。施術は森田さんによるカウンセリングから始まります。
白石さんが長年悩まされているのは、首と肩のコリなのだとか。
「仕事でスマホやパソコンをずっと操作しているので、肩や首がつらいです。針治療やリンパマッサージに行くと一時的に良くなるのですが、すぐに戻ってしまいます……」
森田先生は「なるほどねえ」と頷きながら、「私がこれからやる施術では、白石さんの身体にどういう問題があって、日ごろどんなことをすればいいのかを、白石さんと一緒に見つけて考えていくことになります」と説明を始めます。
自分の身体の状態についてきちんと理解して、ケアができるようになること。つまり自分の身体を愛してあげられるようになることこそが、「魔法の触り方シルクタッチ®︎」の本質でもあり、真の健康を目指す道のようです。
森田光世先生
「簡単に言うと身体のなかの『重たいところ』、『固いところ』『冷たいところ』の3つを探していきます。最終的には、軽くて、やわらかくて、暖かな身体を目指しましょう。理想は赤ちゃん。触れたときに手が身体にグニュッと入っていくような身体です」
こうして、白石さんの悩みを一緒に解決するための「魔法の触り方シルクタッチ®︎」の施術が始まりました。
■まずは身体の状態をチェック!
森田先生はまず、白石さんの肩や背中、お尻のあたりをポンポンとタッチしながら身体の状態を確認していきます。
「この感じわかる? 硬さや重さを意識してね。ほら、ここに体重を乗せる癖があるでしょう」
肩や首がこるのはその部位だけが原因ではなく、身体全体の使い方にも問題あるのだと先生は言います。同じような力で触れても、指がやわらかく奥まで入っていくのは身体の使い方が上手なところ、入らないのは下手なところ。使い方が上手だと無駄な脂肪も付きにくく、暖かく調子がいい状態が続くと言います。
「白石さん、ふくらはぎもこの辺がパンパンなんわかる?」
「わかります!」
白石さん自身が自分の身体の状態を理解することが施術の第一歩。先生が気さくに声をかけながら、最初のチェックが進みます。
■力をこめない「ゆらぎ」の施術
カウンセリングと身体のチェックを経ていよいよ始まったのが、先生の「ゆらぎ」という施術です。
意外だったのが、手付きの優しさ。身体をほぐしたりリンパを流したりするときのような、いわゆる“マッサージ”的な力強さはありません。両手のひらを白石さんの背中にそっと押し当てるようにして、ポン、ポン、ポン、と全体を軽くゆらしていきます。
「今、白石さんの背骨を魚みたいにゆらゆらと揺らしているんです。白石さんは身体の外側の筋肉にストレスをかけてしまう癖があるので、身体の中心を思い出してもらうように施術しています」
背骨から正しく身体を使えるようになれば筋肉のこわばりがほぐれ、身体がやわらかくなりやすいと言います。
また、肌の表面にはセンサーの役割をする受容器があるそう。肌が硬いと、受容器が「硬さ」をキャッチして脳に信号を送り、不快感に変わってしまうことが。そうならないよう、森田先生はあくまでもやわらかく、「赤ちゃんをヨシヨシするように」身体をゆらしていきます。
「肌って声も聞いてんねん。自分の身体を『かわいいな』、『愛おしいな』と思いながら施術を受けると、どんどんやわらかく、素敵な身体になっていきますよ。例えば白石さん、好きなスイーツはなに?」
白石さんがすかさず「芋ようかん!」と答えると、森田先生も白石さんも大笑い。
「今『芋ようかん』って言うた途端に白石さんの身体がやわらかなったの! ほんまに好きなもんのことを考えたから、脳が快適になったんよ。身体はこうやってやわらかくなるんですよ」
■「戦闘態勢のときより強くて、しかもめっちゃ楽っていう(身体の)世界があるからね」
その後、太ももなどの下半身もやわらかくほぐしてもらった白石さん。続いて、一番の悩みのタネである肩の施術に移ります。
「自分のなかにある『気』をイメージしてほしいんねん。勢いがあって充実している人の気は、滝みたいにざーっと勢いよく流れてる。自分の身体に滝をインストールするねん。実際にそういった風景を観に行くのもええで」
そう話しながら、首や肩の周りを優しくゆすっていく森田先生。
施術を受けている白石さんの身体にも変化が訪れます。
「先生にゆらしてもらうと気持ちがいいんですよ。肩がふわって軽くなるんです……」
と、驚きを隠せない様子。その後再び腰周りの施術をしたときも最初のころとは明らかに異なり、白石さんの身体からは力が程よく抜け、グニャグニャと揺れるようになっていました。
森田先生は白石さんの身体に触れながら「ストレスで鉄の鎧の体のようになっているね。何かあったときには防御せねばあかんけど、そのスイッチ入ったままになってんのよ」といたわります。
白石さんも「そうですね、いつも戦闘態勢なんです。いやあ、疲れます……」と、本音を打ち明けます。身体がやわらかくなるにつれ、白石さんの心もほぐれていくのが傍目にも見て取れたのも、驚きのひとつ。
そして、ストレスにさらされている女性の身体を何人もほぐしてきた森田先生がにこやかに語った言葉も印象的でした。
「女性はいつも肩肘張って頑張ってんねや。でも戦闘態勢の身体よりも強くて、自分はめっちゃ楽っていう世界があるからね」
■肩の施術もいよいよラストスパート
肩の施術もいよいよ大詰め。森田先生は白石さんの背中に手を差し込んで、肩甲骨のあたりを支えます。
「もたれてええんや。人に頼れる能力つけたらいいで」
これは白石さんにとっては、力みが抜けた心地よい状態。まずは森田先生の手に支えられて一番心地よい感覚を覚えることで、次第に先生の手がなくても同じ状態を維持できるようになると言います。
肩をリラックスさせたら、今度は手をずらして白石さんの腕をさすっていきます。背骨を中心に身体がつながっている感覚を、じっくりと説明します。
「そうそう、うまいうまい」
最後の仕上げに、両手で両方の肩甲骨を一度に支えます。白石さん、とても心地よさそうな表情。
これにて施術は完了!
「さわり心地が全然違います! 今すごく身体が軽いです。“ゆるむ”ってこういうことなんですね」と、腕を上げたり、立ち上がって身体に触れながら感動する白石さん。身体のこわばりもとけ、目標にしていた赤ちゃんのようなやわらかさに近付いた感覚とのこと。
「これが白石さんの本来の身体やんな。これが当たり前と思っといて」と森田先生。
■やわらかい心と身体に。シルクタッチ体験会、実施中です!
今回、白石さんの全身をほぐしてくれた森田先生の「魔法の触り方シルクタッチ®︎」。白石さんの心もどんどんリラックスして打ち解けていったのが印象的でした。
森田先生も「施術を受けて泣いてしまう人も多いんです」と語ります。ストレスや責任などで自分自身を縛っていた女性が、自分の身体のツラさを共感してもらえることによって心も解放されると言います。ここまで読んでいただいた方の中には、まだどんな感じなのかピンときていない方もいらっしゃるかもしれません。
筆者も少しだけ施術を体験させてもらいましたが、森田先生に肩甲骨をグッと支えてもらった途端、すっと肩の回りが楽になるような感覚に。
森田先生の「魔法の触り方シルクタッチ®︎」体験は、現在東京と大阪、またZOOMでも受付中です。心身共により快適で豊かな生活を送るきっかけになるはず。
セラピストさんプロフィール
森田光世
株式会社森田ヨガ教室代表
10代の頃から、頭痛を伴う重度の肩こりと股関節症を患う。33歳のとき「ジム」と「事務」を勘違いしてフィットネスクラブでアルバイトを開始。運動経験のないままトレーナーとなり35歳でヨガインストラクターになる。その後、身体の使い方「和身塾」と「芯伝整体師」養成講座を受講し、30年来悩み続けてきた不調が一新。自身や家族の変化を聞きつけた人が全国から集まる予約の取れない整体サロンへ。
現在は芯伝整体をベースに、女性特有の「気遣い」と「感性」を活かした「魔法の触り方シルクタッチ®️」を考案し、セラピストの養成にも尽力している。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。