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“成功”と“オンナの幸せ”は引き換えじゃない

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「女性活躍推進法」が成立して、従業員301人以上の企業は、女性登用に関する行動計画の作成と公表が義務付けられることになりました。 これまでこっち方面の意識が低かった企業も、女性の採用比率や管理職の割合を急に増やさなければならなくなったから、人事部のオジサマ方は大変みたい(笑)。

“成功”と“オンナの幸せ”は引き換えじゃない

「女性活躍推進法」が成立して、従業員301人以上の企業は、女性登用に関する行動計画の作成と公表が義務付けられることになりました。
これまでこっち方面の意識が低かった企業も、女性の採用比率や管理職の割合を急に増やさなければならなくなったから、人事部のオジサマ方は大変みたい(笑)。
早速、多くの企業が女性向けの研修等を増やしているし、仕事で成功したい女性にとってはまたとないチャンスといえるでしょう。

でも、当の女性たちには戸惑いも大きいみたい。
何故か。
それは、仕事で成功すると『何か』を失うと考えている人が多いから。

今、「お金と心理学」に関する本を出そうとしていて、その関連のアンケートでわかったのですが、「仕事で成功すると『時間』を失う」と考えている人がすごく多いの。
他にも、『健康』や『人間関係』『男性からの助け』『女性としての可愛げ』といった回答も少なくなかった。
自分が成功したら、ゆったりとした時間や女性としての幸せを失うと考えているとしたら、目の前にチャンスがやってきても、掴むことを躊躇してしまうでしょうね。
そして大きく成功するにつれ、恐怖や苦痛も大きくなってしまうのではないかしら。

でも、それって本当なんでしょうか。

確かにそういう一面もあるかもしれません。
でも、見回してみると、仕事で成功している人のすべてが、時間に恵まれていないわけじゃないですよね。
私の知人には、海辺に住んで、朝からサーフィンしたり、のんびり友人と平日ランチを楽しんだり、何週間もハワイにいっちゃったりしながら、大きなビジネスをまわしている人がいます。
ステキなご主人と子どもを手にいれるとともに、大企業の役員やってたり、専門家として活躍している女性もいる。
だからそれは、全員に当てはまる「真実」ではなくて、その人の「思い込み」なんだと思うのです。

かくいう私も長い間、「お金を稼ぐこと=時間を費やすこと」という方程式を信じて疑わずに生きてきました。
だから、寸暇を削って働き、疲れ果て、大切な人との時間より仕事を優先して、結果的にかけがえのない人間関係をなくしたのも事実。
でも、それは、方程式が正しいのではなく、それを信じ込んで、その方向でしか物を考えなかった私が作り出した現実なんですね。
その証拠に、ある時ふと、その方程式が私の思い込みであることに気づき、できるだけ時間を使わずに質の高い仕事をすることを模索するようになったら、私の生活は変わってきたから。
少しずつではあるけれど、自由になる時間が増え、周囲の人との関係もより深く、楽しい方へ変わってきたように感じるのです。

最近、「バリキャレーゼ」という言葉があるのだそうですね。
日経新聞(2015年8月1日付)によれば、「バリ」でもなければ「ゆる」でもない。
その中間に自分の道を探る女性たちが増えているのだとか。
優雅な専業主婦を指す「シロガネーゼ」に対して、家庭生活と仕事のどちらも満喫しようとする女性たちを呼ぶらしい。
響きがイマイチだけど、イメージとしてはDRESSの読者にピッタリじゃない?

せっかくやってきた女性活躍の波、何かを失うなんて思わずに、気楽にポン!と乗ってみようよ。
成功しても何も失わない! そう信じて行動すれば、きっとすべてを手に入れられるから。 

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和泉 昭子

生活経済ジャーナリスト、ファイナンシャ ル・ プ ラ ン ナ ー 。大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー、キャリア、コミュニケーションに関す...

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