自分に自信のない男性は「愛されないと自分の価値を確認できない」からうまくいかない
https://p-dress.jp/articles/8292好きな人から愛されることは、誰にとっても大きな喜びですよね。ですが、自分に自信のない男性は「相手から先に愛されないと好きになれない」など、恋愛を前向きに楽しむことができません。相手任せの恋愛がうまくいくはずがなく、最後はまたひとりぼっちになってしまう弱い男性の恋愛パターンについて、お話しします。
彼女とは、好きな食べ物も行きつけのカフェも週末の映画デートも共有している。でも、恋人ではない。彼女からは、過去の恋愛で失敗した話も理想の彼氏は「趣味を邪魔しない人」であることも、聞かされている。
毎日LINEで「おやすみ」を言い合うような仲なのに、俺は彼女の「彼氏」ではないの? 関係の曖昧さが、彼を不安にさせていました。
他の男にとられたくないのなら、もっと彼女と親しくなれるように努力することを考えれば良かったのですが、彼の場合はひたすら彼女の気持ちに集中していました。
毎日LINEで話すのはなぜか。サークルでもそれ以外でも変わらず仲良くしてくれるのはなぜか。他の男と楽しくしていても、俺のことを忘れないのはなぜか。
要は、「恋愛感情で彼女に好かれている」確信が欲しかったのですね。でも、目の前の彼女は俺以外の男にも笑顔を振りまくし、俺の知らない話で盛り上がる。その姿を目にするたびイライラして、彼女にもつい邪険な態度をとってしまう。
彼は混乱し、しばらく彼女との連絡を控えるようになりました。疲れるからです。
彼女に向ける好意が満たされない。
自分の思い通りに彼女は振る舞ってくれない。
「好きなのは俺だけかも」という不安が消えない。
これらが彼にとってはストレスであり、「100%好かれていると実感できない」自分を感じるたび、絶望感ばかりが心を満たしていきました。
不安なら、確かめてみればいい。彼女が向けてくれる好意の意味を、自分から探ってみればいい。関わっていけばいい。その「打開策」を思いつくことができず、ただ彼女からの行動を待つばかり。彼女から「確実な」好意が向けられるのを探すばかり。
こんなに苦しいのは、彼女のせいだ。
本当は好きなのに、恋人になりたいのに、「自分にとってネガティブな存在」となってしまった彼女に対して、心を開いて接していくすべを彼はなくしていました。
彼女との関係にストレスばかり感じるようになった彼ですが、好意を捨てることはできず、結局彼女から連絡がくれば相手をし、ふたりで食事にも行き、悶々とした時間を過ごします。
「俺のことをどう思っているの?」という不安はいつしか「俺を不安にさせるな」の怒りに変わり、彼女の口から他の男性の話題が出るたび、不機嫌さを隠さなくなりました。
その日ふたりで立ち寄ったカフェでも彼はいっこうに楽しそうな様子を見せず、そんな彼の変化に、「私、何か悪いことした?」と彼女は素直に尋ねます。
が、この言葉を聞いたとき、彼から出たのは「俺よりほかの男がいいみたいだし、俺たちの関係、もうやめる?」でした。
彼女はびっくりしてしまい、「俺たちの関係って、何?」と訊き返します。確かに淡い恋心のようなものは以前持っていたけど、自分といても楽しそうに見えない彼を見ていて、彼女は「これ以上好きになるのはやめよう」と思っていました。
彼は、彼女が出ていったドアを見つめながら、苦い失恋の痛みを感じていました。
「ああこれで苦しまなくて済む」と心を納得させようとしても、彼女から初めてぶつけられた自分を拒絶する言葉、初めて向けられた嫌悪感を浮かべた表情、どれも鋭い痛みばかりが彼を苦しめます。それでも、素直になれなかった自分を彼は認めることができません。
「俺がこうなったのは彼女のせい」。
自分の苦しみの責任は彼女にあるのだと、そのひとりよがりな心のせいで今までも女性とうまくいかなかったのだと、彼は気づきません。こんな男性は、心を開いて傷つくことを無意識に恐れます。
それが自分を守ることだとしても、「そっちから関係を進めてよ」と迫られる女性の痛みには無頓着になります。
もし、好きな男性がこんな態度を見せてきたら、考えたいのはまず彼が抱える不安です。「100%好かれていないとダメ」な彼らは、自分の満足だけを優先して、相手を傷つける発言や言動を繰り返します。
それを許せるかどうか、そんな扱いを受ける自分をよしとできるかどうか、彼の不安と向き合うには、相当の覚悟が必要です。好きだからこそ、曖昧な関係に耐えられない。でも、こちらから心を開くのは怖いから、女性のほうから関わってきてほしい。満足させてほしい――。
この途方もない願いは、一度受け入れてしまえば際限なく続く「弱さの連鎖」になることを、あなたはまず考えなければいけません。
自分に自信のない男性は「愛されないと自分の価値を確認できない」からうまくいかない
https://p-dress.jp/articles/8292好きな人から愛されることは、誰にとっても大きな喜びですよね。ですが、自分に自信のない男性は「相手から先に愛されないと好きになれない」など、恋愛を前向きに楽しむことができません。相手任せの恋愛がうまくいくはずがなく、最後はまたひとりぼっちになってしまう弱い男性の恋愛パターンについて、お話しします。
好きな人に愛されるのは幸せなこと。ですが、「他人からの愛情」に執着する弱い男性は、好きになるほど女性を遠ざけてしまいます。「傷つけられたくない」「捨てられたくない」そんな気持ちが強くなると、わずかなつまずきでも不安になって女性を攻撃してしまう。女性と良い関係を築けない原因は、「心の器」が小さいことにあります。