付き合っている男性がいるけど、上手くいかない。彼はいい人なんだけど不器用で、愛情表現も下手。だから私が何とか変えてあげたい。こんな女性もいるでしょう。ですが、変えたいと思って変わるほど、人は単純ではありません。人は鏡。自分が変わることで相手も同じように変化することについて、お話しします。
浮気を繰り返す彼氏と別れられない本当の理由 2/2
■「私のつらさは報われるべき」という勘違い
彼女がこうやって「自分が本命」と思い込むまでには、たくさんの苦しみがありました。
約束を楽しみにしていたのに、急にドタキャンされても「仕事だから仕方ないだろ」と言われたら黙るしかない。
でも、その日の彼は部署に新たに入った女性社員を連れて飲みに行っていて、それを見た知人から知らされて彼を責めたら「これも仕事なんだよ。お前にはわからないよ」と返されてそれ以上追求できない。
その女性との関係は、彼の車にわざとらしく置かれた名刺入れから、深いつながりであることがわかりました。
こんなことの繰り返しで、でも彼を責めれば最後は「じゃあもう別れようか?」と不機嫌になるのが悲しく、結局いつも彼女が引いて終わります。
友人たちからは「やめたほうがいい」「自分を大事にして」と言われ、いつしか相談するのも気が引けるようになりました。
そんなつらさが続く中で、彼女の心に生まれた「別れない理由」が「彼は責任をとるべき」というものでした。
・私には何の非もないんだから、別れるべきではない
・彼は私との付き合いに責任をとるべきだ
それはもはや強迫観念のようなものであり、そう思い込まないと彼女は救われません。
「私のつらさは報われるべきだ」と思うことで、交際を続ける自分を許しているのですね。
ですが、別れないことを選んだのが彼女自身である限り、それは言い訳です。
浮気を繰り返す彼と別れられないのは彼女の問題であり、彼の責任ではありません。
彼がほかの女性に手を出すのは彼の選択であり、彼から「お前が彼女」と言われているため、それを責める立場にはありますが、「別れなくてもいい」ことにはなりません。
もちろん、彼は彼女に嘘をついているのでその責任をとる必要はありますが、それは彼女を本命にすること一択ではなく、別れて関係を解消することも選択肢にあるのです。
「報われるべき」は彼女だけの都合。
それより、彼女が知るべきなのは「そんな扱いを自分に許してしまうことの不幸」です。
■自分を愛せないと他人からも愛されない
浮気されても別れられない自分に対して、「それでも彼に愛されているならいい」と諦めてしまう女性は多いですが、そんな恋愛が本当に幸せなのでしょうか。
浮気される事実を放置するのは、自分を愛していないのと同じです。
自分を蔑ろにしていながら、愛されることを望んでも無理。
愛されていれば何でもいいわけではなく、自分を愛せない交際はまず不幸な結末しか迎えないでしょう。
彼女の場合、いつ彼が「ほかに好きな人ができたから」と言って捨てられるかわかりません。
そのときに「責任をとってよ!」と叫んでも、それが別れることであったら、彼女は文句を言えないのです。
恋愛の「責任」は、いつだって自分にあります。
浮気を許すことは、自分を不幸にする選択。
自分を愛せないと他人からも愛されないのだと、彼女が目を覚ましたとき、正しい道を選べるのではないでしょうか。
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