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映画『それだけが、僕の世界』感想。感涙必至! 家族の絆を描いた感動のヒューマンドラマ。

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【シネマの時間】第52回は、イ・ビョンホン主演の心温まるヒューマンドラマ映画『それだけが、僕の世界』をお送りします。 “初めて会った兄さんは、僕に夢見ることを教えてくれた” 12月28日(金)より TOHOシネマズ・シャンテほか全国ロードショー!

映画『それだけが、僕の世界』感想。感涙必至! 家族の絆を描いた感動のヒューマンドラマ。

こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。

もうすぐ新年ですね。お正月映画は、何か観る予定にしていますか? 

お正月映画といえば、映画『男はつらいよ』がやっぱり懐かしく思い出されますが、寒さ厳しい季節、心温まる映画が観たいですね。

【シネマの時間】第52回は、離れ離れになっていた家族の絆を描いた感動のヒューマンドラマ映画『それだけが、僕の世界』をお送りします!

主人公ジョハを演じるのは、韓国きっての大スター、イ・ビョンホン。

元ボクサーの母に捨てられた兄役という役柄も相まって、無骨な男らしさとともに長年の孤独を背負った姿を愛おしく魅力的に演じています。

サヴァン症候群(※)の弟で、天才的なピアノの才能を持つという難役に挑んだのは、韓国映画界が熱い視線を注ぐパク・ジョンミン。

※「自閉症スペクトラム」などの発達障がいや知的障がいがある人の中で、特定の分野に限り突出した天才的な能力を持っているケース。「サヴァン」はフランス語で「賢人」の意味。

『空と風と星の詩人〜ユン・ドンジュの生涯〜』などで徹底した役作りには定評があり、今回も撮影3カ月前からピアノを猛特訓し、吹き替えなしで見事な演奏を披露し惹き込まれます。

ふたりの兄弟をあたたかく見守る母親インスクには、実力派女優ユン・ヨジュン。

監督・脚本は、『王の涙 イ・サンの決断』で脚本を務めたチェ・ソンヒョンが初監督に挑戦し、一流のスタッフ陣とともに製作。

タイトルにもなっている挿入歌『それだけが僕の世界』は、韓国ではメジャーな人気楽曲で、K-POPアイドル・ジェジュンの持ち歌としても有名ですが、伝説のバンド・ドゥルグックアが歌う同楽曲は、深い余韻に優しく誘います。

自らの拳だけを信じ孤独に生きてきた兄、世間を知らず母親の愛だけが生きる術だった弟。

何もかも違う兄弟の出会いが起こした奇跡とは……。

ぜひ、映画館でお楽しみください!

12月28日(金)より TOHOシネマズ・シャンテほか全国ロードショー!

■映画『それだけが、僕の世界』あらすじー初めて会った兄さんは、僕に夢見ることを教えてくれた。

かつてWBCウェルター級東洋チャンピオンとして、華々しく脚光を浴びたプロボクサーのジョハ(イ・ビョンホン)。

しかし40歳を過ぎた今は、チラシ配りなどで生活費を稼ぎ、ネットカフェに寝泊まりする日々を送っています。

そんなある日、17年振りに母親インスク(ユン・ヨジョン)と再会を果たします。

過去のある出来事から母親との関係は完全に断絶していましたが、老いた母から一緒に暮らそうと頼まれ、明日の暮らしにも困っていたジョハは渋々インスクの家に向かいます。

そこには生まれて初めて会う弟ジンテ(パク・ジョンミン)がいました。

初めて会った弟に戸惑いを隠せないジョハ。

サヴァン症候群だというジンテは、何を言っても「は~い」と無邪気な返事をするばかりで、ジョハの苛立ちは収まりません。

一方、長年母に溺愛されて育ってきたジンテは、荒っぽいジョハに恐怖心を抱き、食事中もキャッチャーマスクを装着する始末。

ちぐはぐな3人の奇妙な共同生活が始まりますが、それでも初めて息子ふたりが揃ってくれたことに、インスクは嬉しくて仕方がありません。

ジンテは、日常生活は母親の介助がなければ送れませんが、一度聴いた音をピアノで演奏することができる天才的な音感とピアノの才能を持っていました。

大好きなTVゲームの腕も最強で、ジョハが何度勝負を挑んでも歯が立ちません。

なにかとジンテを気にかけてくれる大谷の娘スジョンも巻き込んで、ギクシャクした兄弟の関係は少しずつほぐれ始めます。

ある日、町でチラシ配りのバイトをしていたジョハは、以前夜道で自分を轢いたハン・ガエル(ハン・ジミン)に再会します。

大豪邸に暮らすガエルの母は、ジョハの風貌を見てはなから当たり屋だと決めつけ不躾な態度をとったため、ジョハには不愉快な記憶しかありません。

その非礼を丁寧に詫びるガエルに「二度と来るな。貧乏人を馬鹿にしやがって」そう悪態をつき帰ろうとしたジョハ。

お詫びに大金を支払おうとするガエルの片脚が義足だと気づき、ジョハはわずかに興味を覚えます。

実はガエルは、ジンテも大ファンの有名な天才美人ピアニスト。

しかし、車の事故により右脚を失って以降、表舞台から遠ざかっていたのでした。

3人の生活が、それなりにうまく回り始めていたのもつかの間。

インスクが仕事のため1カ月近く家を空けるという緊急事態が起こります。

かねてよりジンテにピアノの才能を感じていたインスクは、自分が不在の間に開催されるピアノコンクールにジンテを出場させたいとジョハに懇願します。

当面の生活費とコンクールの賞金につられ、ジンテの面倒を見ることを了承するジョハ。

インスクが旅立ってすぐ、一緒にバイトのチラシ配りをしていたところ、ジンテが急にいなくなってしまいます。

イライラしながら慌てて探すジョハ。

探し当てた彼が見たものは、街の広場のピアノで見事なベートーヴェンの演奏を披露するジンテでした。

ジンテの周りには人だかりができ、皆が彼の素晴らしい演奏を聴きいっていました。

ジョハは、初めてジンテに特別な才能があることに気づき、ガエルに引き合わせることを決意します。

さまざまな思惑が交差する中、迎えたコンクール当日。

ジンテの演奏は、成功するのでしょうか?

優勝の行方は?

しかし運命の歯車は、思いもよらない方向へと回り始めて……。

■映画『それだけが、僕の世界』作品紹介

12⽉28 ⽇(⾦)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー!
公式サイト:http://sorebokumovie.com

原題:Keys to the Heart
監督:チェ・ソンヒョン
製作:ユン・ジェギュン
脚本:チェ・ソンヒョン
撮影:キム・テソン
美術:イ・テフン
音楽:ファン・サンジュン
製作年:2018年
製作国:韓国
上映時間:120分
映倫区分:G
配給:ツイン
ⓒ 2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

■映画『それだけが、僕の世界』キャスト

イ・ビョンホン=キム・ジョハ
パク・ジョンミン=オ・ジンテ
ユン・ヨジョン=ジュ・インスク

【シネマの時間】
アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
©︎YUMIMOROTO

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諸戸 佑美

本や広告のアートディレクション/デザイン/編集/取材執筆/イラストレーションなど多方面に活躍。

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