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#1 体が硬いと心も硬い!? 【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

以前、まだ20代の女性が「ストレスで精神的に不安定になっています」という理由で、私のところに相談に来ました。そこで、まず、仰向けになって脚をまっすぐに上げてみるように指示したのですが、なんと30°程度しか上がらなかったのです。私は、彼女にせめて90°くらい上がるようになってくださいねと助言しました。

#1 体が硬いと心も硬い!? 【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

以前、まだ20代の女性が、
「ストレスで精神的に不安定になっています」という理由で、
私のところに相談に来ました。
そこで、まず、仰向けになって脚をまっすぐに上げてみるように指示したのですが、なんと30°程度しか上がらなかったのです。
私は、彼女に、せめて90°くらい上がるようになってくださいねと助言しました。

“ストレス”とひとくちに言ってしまうと、なにやら複雑な要因がいろいろと思い浮かんで、実態がよくわからなくなってしまいますが、
その根本的な原因のほとんどは、“怒り”だと私は考えています。

“怒り”を感じると筋肉が硬直する。
筋肉が硬直してガチガチになると、代謝も循環も悪くなる、
睡眠時間も減ってしまい、余計にイライラしてしまう。
ストレスというのは、実は、ぐるぐるとしたサイクルのようなものだと思います。

よく、“心と体”と反対のように言いますが、
私たちは、体の内側のこと、心のことをどこまで意識しながら生きているでしょうか。答えは「ほとんど無視しながら」です。

でも、実際は、両者は深く結びついているもの。
むしろひとつの輪のように、因果関係が成立しているものです。

心が硬くなっている人は、体も硬くなってくるもの。
体をほぐす、という方法で、驚くほど心も軽くなってくるのです。

#2 心に効くのは週3ではなく毎日!【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

https://p-dress.jp/articles/711

日本って、実は、先進国の中でおそらく女性が最も体を動かさない国なんです。体が硬くなると、心も硬くなる。とすると、多くの女性が毎日ストレスフルだと感じているというのも納得できるかもしれません。

#3 “ワークサイズ”導入で能率アップ! 【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

https://p-dress.jp/articles/722

Vol.3 職場単位でエクササイズ=ワークサイズで能率アップ!気がついたときでいいので、2〜3時間デスクワークをしたら、3分でも、ストレッチをするのが好ましいです。ですが、いざ、体を動かしましょう、ストレ…

#4 意外と筋力を使う?瞑想のススメ 【名越康文のストレスは正体を知ればおそるるに足らず!】

https://p-dress.jp/articles/723

もうひとつ、私がストレス解消におすすめしたいのが、瞑想。まだまだ、なじみがないかもしれませんが、瞑想というのは、疲れた心を軽くするのに、とても有効な方法なのです。

#5 知らない間に溜まっている?ストレスのサインをチェック!【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

https://p-dress.jp/articles/724

日常で感じる小さな怒りを「仕方がない」と、無意識のうちに抑制しつづけてしまったり、あるいは怒りを感じすぎてボロボロになってしまったりしていると、それが蓄積して、気がついたときには、無気力状態となり、外に出ることすら億劫だといった状態になりかねません。

名越 康文

1960年奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院...

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