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#5 知らない間に溜まっている?ストレスのサインをチェック!【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

日常で感じる小さな怒りを「仕方がない」と、無意識のうちに抑制しつづけてしまったり、あるいは怒りを感じすぎてボロボロになってしまったりしていると、それが蓄積して、気がついたときには、無気力状態となり、外に出ることすら億劫だといった状態になりかねません。

#5 知らない間に溜まっている?ストレスのサインをチェック!【名越康文のストレスは正体を知れば、おそるるに足らず!】

日常で感じる小さな怒りを「仕方がない」と、無意識のうちに抑制しつづけてしまったり、あるいは怒りを感じすぎてボロボロになってしまったりしていると、それが蓄積して、気がついたときには、無気力状態となり、外に出ることすら億劫だといった状態になりかねません。



なんだかしんどいけど、どうしたらいいかわからない、
気がつくと、体が悲鳴を上げていた……、など体のストレスすらも感じられないほど取り返しがつかないくらい鈍感になってしまっていたら、もう最悪です。



下に挙げるチェック項目に少しでも当てはまる場合があれば、それは危険信号! 生活習慣の見直しをしてみてください。



●一週間、何日かでも朝起きた時に体がだるい
●布団に入って30分以上眠れないときがある
●朝食を抜いている
●ごはんを食べても美味しくない
●お腹が空いたという感覚がない
●テレビを見ても笑えない
●新しいことに興味を持てない
●肩こりがひどかったり、体が全体的に硬くなっている
●前屈しても指が地面につかない



いかがでしょうか?
ストレスをコントロールするためには、今まで説明してきたように、怒りで凝り固まった心をほぐすために、まずストレッチなどで体を動かすことが効果的です。そのためには、毎日の習慣を変えていくこと。ただ、自分で生活を変えようとする意思ももちろん必要ですが、職場環境などをマネジメントする権限のある人に、ある程度頼るということも必要です。すべて自力で変えようとして、さらに負担がかかってしまうことのないよう、自力と他力、半分ずつ、上手に使ってストレスに苦しめられないようにしましょう。

名越 康文

1960年奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院...

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