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こちらの保育園生活は驚きの連続【海外で、産む】

妊娠中に「海外保活」をした結果、住み込みのメイドを雇って復職すると決めましたが、物事が予定通り進まないのが東南アジア。フィリピン人メイドをフィリピンから呼び寄せるための手続きが予定通り進まず、この調子では復職できません。仕方なく、短期間だけ保育園に預けることにしました。

こちらの保育園生活は驚きの連続【海外で、産む】

インターネットで伝わってくる情報から、「大変そう」というネガティブな印象で臨んだ保育園生活でした。マレーシアだからか園がそういう方針だからか、予想外のことばかりで拍子抜けしたり驚いたりだったので、いくつかご紹介します。

【海外で、産む】働くプレママの「海外保活」

https://p-dress.jp/articles/5539

海外で働く私とて逃げられないのは「保活」。産休明けにスムーズに復職できるよう保活を始めました。日本の保活はとても大変そうなイメージがありますが、マレーシアの場合はどうなのでしょうか。経験談を綴ります。

■入園はいつでもOK

息子が通うことになった保育園は、「空きがあればいつでも入園可能」というスタンスでした。

手続きも特に大変なことはなく、パスポートのコピーに予防接種の履歴のコピー、住所や氏名などのプロフィール情報を提出するだけでした。

4月2日、ツイッターのタイムラインで「保育園の入園式」というツイートをチラホラ見かけました。

その日は、我が息子にとっても保育園初日です。その日に我が家族が何をしていたかというと、朝8時半頃に家族3人で初登園し、その場で月謝をクレジットカードで支払い、決済完了後に先生が息子の体温を測り、「じゃ、お預かりしますね」ということで息子は先生と共にドアの向こうに消えていきました。

■慣らし保育はやらない

保育士経験のある妹から、「子どもが環境に慣れるためにも、保育士側が子どもに慣れるためにも、慣らし保育は最低3日間はしてあげた方がいい。その3日間は、数時間だけ預けてお迎えに行けばOK」と聞いていました。

そのつもりで復職スケジュールを組みましたが、保育園から「慣らし保育はやりません。数時間だけ保育園にいてそのあとすぐ帰るのが体に染みつくと、それ以降、親御さんが昼に迎えに来ないことを不安に感じてしまうんです。おすすめできません」と言われました。

慣らし保育のために有給を使うなんてもったいない、とも。

■お風呂は1日2回、キッチリ入れてくれる

1日のスケジュール表を見ると、午前と夕方に沐浴の時間があります。

私「帰宅後にお風呂に入れなくてもいいんですか?」

先生「両親の家での負担を減らすために私たちがいるんですよ、沐浴は私たちが対応しますので、ご安心ください。帰ったあと、ものすごく汗をかいたり気になるようだったら、沐浴するかどうかはお任せします」

こんなやりとりもありました。

■おむつはナーサリーが捨ててくれる

日本では、保育園での使用済みおむつは親が持ち帰る必要があるところが多いと聞いていました。まさか常夏のマレーシアでそんなことはないよね……と不安でしたが、杞憂に終わりました。

■保育園とのコミュニケーションは専用アプリで

朝夕の登園/退園は専用アプリで管理されていて、登園/退園すると親側のアプリに通知が届くようになっていました。

片方の親が保育園に連れて行ったあと、無事到着したかどうかがもう一方の親にもリアルタイムで伝わるので非常に便利でした。

また、勉強中の写真、遊んでいる写真も先生たちがアップロードしてくれるので、保育園でどのように過ごしているのかがわかってとても安心できました。

家では見たことのない表情を垣間見ることができて、嬉しかったり寂しかったり。

■0歳児にも勉強の時間がある

園長先生に熱弁されました。早期教育が大事、と。

といっても、入園時点でまだ2カ月の息子が自主的に勉強できるわけがなく、先生の膝の上で絵本を読んでもらったり、歌を歌ってもらったりしていたようです。

「0歳児のうちは、保育園では寝ているかミルクを飲んでいるか泣いているかのどれかかな?」と想像していたので驚きました。

■成長の様子を評価シートで教えてくれる

月齢ごとのテンプレートがあり、首が座っているか、寝返りできるか、動いているものに対して視線がおいかけるか、遊ぶのが好きか、などが5段階評価で採点されていました。

この評価シートは、もちろんアプリ経由で各家庭に配布されます。

定期面談もあり、わからないことや不安に思っていることを気軽に聞ける環境が整っていて非常に助かりました。

■親は毎日が綱渡り

保育園自体にはなんの不満もなく、事前に抱いていたネガティブなイメージとはむしろ逆で、学びも多くメリットだらけでした。

子どもの成長を重視しつつも、働く親にあまり負担を強いないオペレーションになっているのも、非常にありがたかったです。

しかし、まだ産後2〜3カ月。お迎えの時間に間に合うように仕事を切り上げるプレッシャーと、そして家事を夫とふたりだけですべてをこなすには時間的・心理的・体力的余裕はなかったです。

私も夫も泊まりの出張を経験しましたが、残っている側の負担が小さくなく、なんだかんだで毎日が綱渡りのような状態でした。

「どちらかが倒れたら生活が破綻する!」と思っていた矢先に住み込みメイドの到着の目処が立ったので、保育園は予定どおり退園し、住み込みのメイドに自宅で息子の面倒を見てもらうことにしました。

次回は、仕事と育児を両立させるための最終手段かつ最高のソリューション、住み込みメイドとの生活についてご紹介します。

suni

海外で働いています。1979年生まれ、千葉県出身。自称バリキャリからの33歳で無職→語学留学→34歳でフィリピン就職→35歳でインドネシアで働く日本人と交際開始→36歳で結婚し夫がインドネシアからフィリピンに移住→37歳で夫...

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