好きな人との距離が縮まらない理由 2/3
■すでに好かれているから追いかけない
男性は、元より追いかけたい生き物です。
自分に好意があるとわかる女性がいて、自分も好きなら近づいて落とそうと思います。
それなら、なぜ上の男性は彼女を追いかけないのでしょうか。彼女が自分のことを好きなことは多少なりとも伝わっているはずです。
男性の中で、「追いかけなくてもこの女性は自分から離れない」という確信があるとき、彼らはハンターになることをやめます。
がんばって振り向かせる努力をしなくても、すでに彼女の心は自分のところにある。それなら、あえて距離を縮めなくても今の関係を続けることを優先したい。
そんな「下心」があるので、自分のほうから行動を起こすことはありません。
何もしなくても、彼女のほうから好意を見せてくれる。自分はそれに応えていれば、今の居心地の良い距離感を保っていられる。そう思うのですね。
上記の彼は、彼女との今の関係に満足している状態。逆に言えば、「今はこれ以上先に進みたくない」というアピールでもあります。
■好意を隠さないのは素直な気持ちだから
「それなら、期待させるような態度は取らないでほしい」と思いますよね。
上記の彼女も、「自分ばかり彼を好きみたいで虚しくなるときがある」とこぼしていましたが、確かに思わせぶりな言動ばかりで先に進めない関係は苦しいときも多いでしょう。
雪の降った日の朝からLINEを送ってくる。優しい言葉をかけてくれたり、体調を気遣ってくれたり、「これって彼女に言うことなんじゃないの?」という親近感を持たせてくるのは、それが男性の素直な気持ちだからです。
ただ伝えたいから、スマホを開く。こんなLINEを送っても、きっと彼女は受け止めてくれるだろう。そんな信頼が無意識にあるので、いちいち「彼女でもないのに」など考えません。
ただ一言、「雪なんだね。そっちも気をつけて」と返信があればそれで満足する。単純ですが純粋な喜びが、そこにはあります。
日常の何気ない言葉こそ、距離を感じる女性には送れません。また、心配している気持ちも伝えたいとは思いません。男性にとってマメな連絡が苦手な理由の大半は、「何を書いて良いかわからないから」ですが、それを感じさせない存在だからこそ、気軽に声をかけることができるのですね。
「遊ばれているのかな?」と不安になるかもしれませんが、男性から見せられる好意はストレートに受け止めても大丈夫です。それは、あなただから送れる言葉であって、男性の側にいたずらに駆け引きをしたいような気持ちはない、と思いましょう。