「何で男ってこんなにプライドが高いんだろう」。付き合っている男性の態度によっては、そう感じる女性もいるかもしれません。何でも優位に立ちたがる姿を見ると、愛されていないのかと不安になりますよね。ですが、彼女より上にいたがるのは、ひとえにあなたを「守りたい」と思っているから。不器用な男心についてお話しします。
「愛されたい症候群」な男性の特徴 3/3
5.愛情表現が下手
先に好かれることばかり考える「愛されたい症候群」の男性は、自分から愛情を伝えることができません。
「好きだよ」の一言すら、相手の女性が言わない限りは進んで口にすることはなく、別れ話を切り出されてもかたくなに気持ちを伝えることを避けます。
好きだと言ったところで、受け入れてもらえなかったら恥をかくだけだし、惨めな思いはしたくない。自分に自信がないので、気持ちを口にしても無駄、と努力を諦めてしまうのですね。
そして、自分は言わないけれど相手からの愛情表現は常に求めるのが「愛されたい症候群」の男性です。ケンカすれば「別れてもいいんだよ?」とまるで脅迫のように別れを持ち出すことで、相手が自分にすがりつくように仕向けます。
素直になるのが怖く、絶対に受け止めてもらえる状態でなければ心を開けないのも「愛されたい症候群」の男性の特徴です。
■本当は「愛したくてたまらない」のが「愛されたい症候群」の本音
こんな男性を好きになると、女性のほうも気持ちが安定せずに悩むことが多くなります。
本当に愛されているのか不安に思うだけでなく、何を考えているかわからない、心を開いてもらえないなど、女性も自信を失っていくのですね。
「愛されたい症候群」の男性は、悪意があって愛情を試したいわけではありません。そうならざるを得ない弱さを抱えているのであって、相手より自分の気持ちにばかり目が向いてしまう場合がほとんどなのです。
本当は大好きなのに、素直になれない。相手の愛情が先にないと、安心して好きになれない。これは、裏を返せば「本当は愛したくてたまらない」こと。その本音を男性自身が見つめられないので、女性に求められることで満たされようとするのですね。
男性のペースに付き合うと、こちらが疲れます。本来、恋愛はお互いに愛情を伝え合うのが正しいあり方のはず。まずはそれを知ってもらうことが、お付き合いを安定させるには必要です。
男性を責めれば責めるほど心を閉ざしてしまうので、つらいときは正直に「あなたの言葉は悲しい」「そんな態度はつらい」と伝えましょう。そして、自分はまともなコミュニケーションを取ることを止めないようにしましょう。
相手がひねくれて連絡を放置してきても、「おはよう」など簡単なLINEやメールを送る。本当は女性からのコンタクトを心待ちにしている男性は、離れていかないことに安心し、徐々に心が落ち着いてきます。
あなたがどうであれ、私はあなたが好きだから。そんな強さが、男性と向き合うことを助けてくれます。この姿勢こそ、本当は「愛されたい症候群」の男性が持ちたいものでもあるのです。
「自分は今のままで愛されているんだ」という実感があれば、男性も自分の行動を反省し、女性を信じようとする気持ちが湧いてくるでしょう。
無理に自分を殺してまで男性に合わせることが、決して幸せではありません。恋愛に上下関係はなく、「私もあなたと同じように愛されたいんだよ」と知ってもらうことが、「愛されたい症候群」の男性には効きます。
「愛したくてたまらない」のが「愛されたい症候群」の男性の本音です。
恋愛経験値の少ない男性との恋愛は、何かと苦労する場面があるのが現実です。問題なのは、彼らは自分の振る舞いが女性を傷つけたり、がっかりさせたりするのに気づかないこと。彼らには「客観的な視点」が足りないだけなので、なぜそうなってしまうのか、彼らが思うところも、女性には知っておいてほしいです。