出会いに疲れた女性のリアルな意見――どの自分が、本当の自分かわからなくなる

出会いに疲れた女性たち

今回の『DRESS』アンケートでは、「疲れない出会い」にまつわるアレコレを大募集しました。

婚活パーティーや合コン、マッチングアプリ……など、出会いの場は数多くあるけれど、なかなかうまくいかずに疲労困憊になっている方は多い様子。そんな出会いに疲れた女性たちが求める理想の「出会い」とは――？

■出会いに疲れを感じたことがある人はおよそ半数

出会いに疲れたことがあると答えた人は44.5％。約半数の人たちが、恋愛するプロセスにおいて疲れを感じた経験がある。

恋愛における出会いの中で、疲れを感じたことのある『DRESS』読者の約半数。「疲れたと感じたことがある」という回答をしたのは30代～40代女性が多かった。出会いのパターンが作られていくうちに同じことを繰り返していくようになり、疲れを感じるケースが多いのかも。

■婚活や合コンでの出会いに疲れている人が多数

今回こちらの質問へ寄せられた回答は100通ほど。

必ずしも婚活や合コンが、その人にとって「疲れ」をもたらす場ではないけれど、「周りが結婚したから」「友人に彼氏ができたから」「年齢的に出会いの場へ参加しなきゃ」と、少し無理してスタートさせた出会いには”疲れ”の傾向が出ているよう。

また、いただいた回答のうち、50通が「婚活」や「合コン」などによる出会いに関するエピソードだった。

巡り会えない婚活や合コンでの疲れ

婚活しようと思って、パーティーや合コンに行ったのですが、もともと大勢が集まる場が苦手だったためひどく疲れを感じました。それでも、何度か通うようにしていたのですが、まったくいい人に出会うことができず、無理に気を遣うだけの時間を浪費してしまいました。
40代女性（パート勤務）

さまざまなお見合いパーティー等に参加するもなかなか良い相手に巡り合わず、友人が次々と結婚したり、彼を作ったりと焦り、疲弊した時期があった。
50代女性（専業主婦）

婚活パーティーにて男性が３分毎に変わっていくので、誰が誰かも分からなくなり同じことばかり話すので疲れました。
30代女性（営業事務）

お見合いパーティーの際、まったく合わない方ばかりだった。お見合いサイトで意思疎通がなかなかできず会うに至らない場合が多々ある。
30代女性（会社員）

相手に合わせて、無理に自分を演じてしまう

出会いのために楽しくないコンパにいく日々。興味のない会話に大袈裟に反応してる自分に笑えました。またお金と時間がもったいないと感じた。
30代女性（会社員）

パーティーなど出会いの場に出向いても、色んな人にずっとニコニコしながら話し続けなければならないとき。
30代女性（会社員）

パーティー、コンパなど、楽しいけれど疲れる。どの自分が本当なのかわからなくなる。
40代女性（会社員）

合コンばかり続くとわけが分からなくなる。
40代女性（医師）

メッセージのやりとりにも、疲れを感じる原因が……

出会い系アプリで返事をするときに、一人ずつプロフィールを見て文章考えたり、返事をしたりすること。でも彼氏がほしくて始めた出会い系なのに、実際にやってみると疲れての繰り返しです。
40代女性（会社員）

アプリでの大勢の方とのメッセージのやりとり。街コンで一度にたくさんの異性と何度も自己紹介をし合うやりとり。
20代女性（一般事務）

婚活アプリで男性から酷いダメージを受ける内容の失礼なメッセージを受け取った時。
30代女性（会社員）

こんな答えも

離婚後に何年かして友人の紹介やお見合いパーティー、合コンなど精力的に参加して、それなりに収穫もあり元気だったので楽しかったが、今となっては恋愛よりも今後の人生をどう生きるかに注力しているので、時間がもったいなくて疲れたと感じてしまう。恋愛の優先順位が下がったのかもしれない。
40代女性（会社員）

婚活アプリで出会った人に、面接のようなデートをされて、疲れた。自分の最近の恋愛遍歴を根掘り葉掘り聞かれ、最終的に経営者だから、家事しないだろうとまでいわれ。ショックだった。
40代女性（自営業）

婚カツパーティーで若い女性に男性が殺到したとき。
50代女性（会社員）

相手がどう思ってるのか、何が目的なんだろうと憶測でいっぱいいっぱいになることに疲れた。
30代女性（自営業）

友人の紹介などで出会った人に、すぐに断るのは失礼なのかもしれませんが「ごめんなさい」したら、長文メールを送られたことが何度か。気を持たせても、と自分なりに気遣いしたつもりでしたが仇となりました。
20代女性（会社員）

■『DRESS』読者が思い描く「理想の出会い」は？

ダントツで回答数が多かったのが「趣味で出会う」という回答。また、出会い方として「自然に」や「運命的に」などを挙げている方が多かった。

趣味を通じて出会う

交流会や共通の趣味のイベントなどで知り合い、お話ししてからLINE交換、気が合ったらお付き合いというのが理想です。
40代女性（会社員）

たまたまBarなどで隣あわせて、趣味があい。深い仲になりながら、お互いの事を知り。お互いにとってなくてはならない存在になっていく。
40代女性（自営業）

趣味の場で出会って自然に恋愛する。
50代女性（自営業）

仕事から恋に発展していく

仕事や趣味などの自然な共通時間を経て、相手への関心や理解を深めていく。
30代女性（会社経営）

仕事や趣味やサークルを通して共同作業で浅くても会う回数を重ねて他の人の接し方も含めて自然に出会うのがお互いに理想。
40代女性（会社員）

恋愛と言うことを目的した出会いから出会うのではなく、仕事をしながら…など、他に何か目的があって知り合って、そういった関わりの中で、関係が『公 ⇒ 私』になるような出会いが理想です。
40代女性（会社員）

友人からの紹介

友人からの紹介や、共通の趣味を通した自然な出会い。
30代女性（美容家）

理想はやっぱり学校や仕事、美容院や病院、旅行やお友達紹介や食事会などなど、普通の日常生活から自然と出会うことが理想です。
40代女性（フリーランス）

こんな答えも

旅先で困っているところで助け合うような出会い。
40代女性（会社員）

ごくごく自然に仲良くなれる関係から、恋愛へと発展するのが理想です。学生時代からの知り合いや職場の方などがそうなりやすいのかもしれませんが、現実はなかなか難しい。なので、ひとりで訪れた旅先や飲み屋さんなどでの運命的な出会いも理想です。
20代女性（デザイナー）

職場や趣味などで友人や知人として出会い、のちに別の場所で（約束などはナシに)ふたりだけで会うことがあり、改めて人となりを知る（逆でもいい）「二度目の出会い」。
40代女性（自営業）

■「疲れない出会い」は、自然体で無理のない出会い？

好意を持たれるために、いつもより綺麗に見せる――。

面倒くさい女だと思われないために、空気を読んで面白くないけど笑っておく――。

こうした出会いの場に飛び込むことが、疲れてしまう大きな原因になっているのかもしれない。

もちろん気になる相手がいれば、その人に合わせる努力も少なからず必要だろう。しかし、忘れてはいけない。あなたは、婚活パーティーや合コンで出会うすべての人から好かれなければいけないわけではないということを。

だから、がんばりすぎたり、無理をしたり、背伸びしたりする必要もない。
いつもよりちょっとだけ自分の欲求に従ってみる。張り詰めた心を少しだけゆるめてみると、一つひとつの出会いを大切にすることができるはず。

『DRESS』が１月後半に迎える特集は「疲れない出会い」。あなたにとって、素敵な出会いのヒントになれば幸いです。