驚きの食べやすさ! さんかくメロンパン【天然酵母のパンレシピ#3】
自家製天然酵母パンとフランス菓子の教室「MINAMINA(ミナミナ)」を主宰する山田美奈さんによる、自宅で気軽に作れる天然酵母のパンレシピを紹介する連載。第3回目は年代を問わず人気の定番メロンパンを食べやすく、持ち歩きしやすい形にアレンジしてのご紹介です。
■天然酵母のパンレシピ#3「さんかくメロンパン」
手作りすると、サックサクのメロン皮、立ち上るバターの香り、しっとりふんわりのパン生地の焼きたての美味しさにびっくり!
パン生地作りにメロン皮を作るステップがプラスされますが、成形は手間を省いた形です。三角に焼き上げると食べやすさもアップします。
小さめにかわいく焼き上げたメロンパン、ぜひお試しください。
■材料(8個分)
・強力粉(国産・外国産どちらでも) 125g
・きび砂糖 25g
・塩 1.5g
・白神こだま酵母(顆粒状) 2.5g
・卵 15g
・コンデンスミルク 10g
・ぬるま湯(35℃) 55g
・バター 12g
・グラニュー糖(仕上げ用) 適量
<メロン皮>2回分の分量
・バター 25g
・砂糖 50g
・卵 30g
・バニラオイル 適量
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 1g
■作り方
1、ボウルに強力粉、きび砂糖、塩、酵母を入れ、真ん中にくぼみを作る。
卵、コンデンスミルク、ぬるま湯をくぼみめがけて入れ、真ん中から壁を崩すようにヘラで
まとめる。ひとかたまりにまとまったらこね台に出し、こね始める。
2、なめらかになり、生地を少量のばしてみて粗い膜状になるまでこねたら、バターを加える。
さらにこね、のばしたときに薄い膜状になるまでこねる。
3、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で一晩1次発酵させる。
写真左は発酵前、右は発酵後の大きさの目安。
作業をそのまま進める場合は、35℃のところで約50分1次発酵させる。
4、1次発酵の間にメロン皮を作る。
室温のバターに砂糖を加え、泡だて器ですり混ぜる。卵、バニラオイルを加える。
薄力粉とベーキングパウダーを合わせ、ふるいながら加えゴムヘラでさっくりと混ぜる。
ラップ材などに包み、最低30分以上冷蔵庫で冷やして使う。
5、発酵終了したパン生地は、使用する30分くらい前に冷蔵庫から出す。
打ち粉をしたこね台で軽くガス抜きをして、生地の周囲を底方向へ集めるイメージで集めて、
しっかりと閉じる。肉まんの形になればOK.
ビニールをかけて10分休ませる(ベンチタイム)。
6、冷えたメロン皮の半量をオーブンペーパーで挟み、めん棒で直径17センチの丸に伸ばす。
片面にグラニュー糖をふり、使うときまで冷蔵庫に入れておく。
7、パンの生地はめん棒で直径15センチの円に伸ばし、天板へ移す。伸ばしたメロン皮をかぶせて
周囲をカードで整える。
8、カードで格子状に跡をつけ、カードを使ってスパっと8等分にカットする。
天板には間隔を空けて置き、35℃のところで40分2次発酵させる。
断面を見たときに、気泡が見えてきたら発酵終了。
9、190℃に予熱したオーブンで10分焼いてできあがり。
<mina's tips>
お菓子やパン作りには無塩バターがおすすめ。
手に入るようであれば、発酵バターを使うと、より香り良く仕上がります。
もし固くなってしまったら、スライスしてからトーストすると、また違った美味しさが楽しめますよ。
グラニュー糖以外に、ワッフルなどに入っているポップシュガーをのせると、カリカリ食感になります。