結婚は生存戦略のひとつ。だから決断を下せなくて悩んでしまう【桃山商事】
https://p-dress.jp/articles/4814これまで恋愛相談を受けた人数は1000人以上。9月、『生き抜くための恋愛相談』(イースト・プレス)を発売した恋バナ収集ユニット・桃山商事の清田隆之さんに、大人の恋愛にまつわるインタビューを実施。前後編でお届けします。
あなたには男友達がいますか? 男友達は多いのに、なぜか恋人ができない……なんて悩みを持つ人もいるかもしれません。恋愛を遠ざける原因は男友達にあった!? 男友達とつるむと、結婚はおろか、恋人すらできないという説について迫ります。
女友達とはちょっと違うけど、楽に付き合える男友達。裏表のないざっくばらんな彼らに、女友達といるよりも楽! なんて感じる人もいるでしょう。しかしそんな男友達が、良縁を遠ざけているかもしれないのです。
私も、かつて男友達と仲良くつるみ、サシ飲みやカラオケに行くこともありました。もちろん、恋愛関係に発展することはありません。
しかし、お互いの境遇が変わったりして、滅多に会わなると、不思議と恋愛がうまくいくようになりました。彼らと遊んでいるときは、全然恋人ができなかったのに……。
これは、私だけでなく、周りの女性たちにも当てはまっているようです。逆に、恋人が途切れない女性は「男友達ができたことない」「友達だと思っていたのに告白されてしまった」など、男女の友情がうまく成立しないとぼやいていたりします。
仲のいい男友達がいると恋愛ができない。この一説について考えました。
男友達の中に女ひとりで混じったり、サシ飲みをしたりする。女友達とは別の楽しみがあります。しかし、これは女子力低下の一因になる可能性があると考えています。
まず挙げられるのは、女としての努力をしなくなる恐れがあること。男性でも恋愛関係でなければ、女性らしさを求めてきません。すっぴんも、ボサボサ頭も、言葉遣いの悪ささえスルーするでしょう。その関係に慣れてしまい、普段から女性らしくいることに気を配らなくなるのです。
また、男性と対等になろうすることも、女子力低下の要因のひとつ。もちろん、対等に付き合うのは素晴らしいことですが、自らの「オス化」を止めることができません。結果、女を捨てる、ということになるのです。
彼がほしいのに、女を捨てては本末転倒。男友達の前だけだから大丈夫、と安心しきっていても、「友達キャラ」の自分はそう簡単に捨てられるものではないのです。
男性を男性として見られなくなるのも、ご縁が遠のく原因のひとつかもしれません。とくにサシ飲みに慣れてしまうと、他の男性とのデートでもドキドキしなくなります。本来なら、男の人とふたりきりになるのは特別なことです。それを意識できなくなれば、恋愛へのスイッチも入りづらくなります。
男性を尊敬できなくなることもあるでしょう。対等な男友達に慣れてしまえば、すべての男性を軽く見てしまいがち。恋愛で大切とされる「リスペクト」する力を失いかけてしまいます。
男性に出会ったら、まず男友達としてアリかナシかを判断する人もいるでしょう。すべての男性をお友達としてスタートさせてしまうと、恋愛モードに入るまでに時間を要してしまうはず。
もちろん、人間関係が広がるのはとてもいいことです。しかし、彼を見つけて結婚したい女性なら、男友達が多すぎるのもいばらの道になり得るのです。
というわけで、恋愛や結婚をしたいなら男友達と離れて、「男性と無縁な状態を作ってみよう」というのが私の提案です。といっても、これまで仲良くしていた男友にいきなり冷たくしろ、なんて無茶な話。まずはサシで会うのをやめてみてください。会ったとしても、複数人で会うこと。自分から誘うのも控えてみましょう。
私も実践してきました。男友達と会わなくなると、自然と「男性と無縁な状態」ができます。出会う男性がとても新鮮に思えてきて、いつしか「ありがたいもの」と思うように。男を異性として認識できて、ふたりきりになるとちょっとドギマギ。これで恋愛への準備態勢が整いました。
「最近ときめかないんだよね。人を好きになれないんだよね」と言っている女性ほど、男友達と仲良くつるんでいる場合があります。真剣に結婚したいと思うなら、思い切って男友達と離れてみたほうがいいのかもしれませんね。
\『生き抜くための恋愛相談』の著者インタビューはこちら/
結婚は生存戦略のひとつ。だから決断を下せなくて悩んでしまう【桃山商事】
https://p-dress.jp/articles/4814これまで恋愛相談を受けた人数は1000人以上。9月、『生き抜くための恋愛相談』(イースト・プレス)を発売した恋バナ収集ユニット・桃山商事の清田隆之さんに、大人の恋愛にまつわるインタビューを実施。前後編でお届けします。