子どもを考えるとき、大切なのはパートナーと過ごす人生【成功する結婚#5】

子どもを考えるとき、大切なのはパートナーと過ごす人生【成功する結婚#5】

結婚=「家族になること」。ふたりだけの家族になるのか、それとも子どもを授かろうとするのかは、結婚生活を大きく変える重要な決断です。「実際には授かるかどうかはわからない」という不確定要素もあるテーマを、どのように考え、話し合えばいいのでしょうか。


結婚すると聞かれるようになる「お子さんは?」という質問

私と夫が、結婚前にパートナーシップについて深く考え、話し合うきっかけとなったプレマリッジ・セミナー

「成功する結婚」連載シリーズでは、このプレマリッジ・セミナーの内容を少しずつご紹介してきました。

今回は「家族計画」というテーマで書きます。

結婚して少し時間が経つと、周囲から「お子さんは(まだ)?」という質問をされるようになります。
この質問自体、個人のプライバシーに立ち入る性質のもので、図らずも人を傷つけてしまうこともあるので、とくによく知らない相手に対して気安く聞くべきではないと思いますが、一方で、将来を考えているカップルの間では大いに話し合っておいてほしい事項でもあります。

「子供がほしい」「子供がほしくない」どちらの意見も否定すべきではない

交際中や同棲中に、相手が「親になろうと思っているかどうか」をそれとなく観察するのもいいのですが、やはり本当のところは言葉にして確認したほうがよいでしょう。

子供がほしいかどうか、ほしいとしたら何人くらいか、そのタイミングは?

もし「絶対に子供がほしい」と思っている人が、「絶対にほしくない」と思っている人と結婚した場合、ふたりの希望は完全に相容れないものなので、結婚生活にかかるストレスは大きくなることが予想されます。

話し合いを試みたとしても、お互いに相手を説得することは困難を極めるかもしれません。

また、「子供がほしくない」という人(とくに女性)に対して、世間の目はやや冷たいという現状があります。これは日本だけの話ではなく、アメリカでもそうです。

でも、それぞれの「ほしい」「ほしくない」という希望を持つことは個人の自由ですから、話し合う過程で相手の人間性を否定するような言動は避けるべき。

そして、ふたりの「子供を持ちたい」という意見が一致していたとしても、実際に子供を持てるかどうかは別の話。それが、このテーマがほかのトピックとはその難しさで一線を画している理由でもあるのです。

子供は”授かりもの”だからこそ

子供は”授かりもの”とよく言われます。実際に2度の流産を体験した私もそれは実感しています(実際のところ、私たち一人ひとりがこの世に存在していることが本当に奇跡的なのですよね……)。

「妊娠して無事に出産する」ことは、決して「当たり前のこと」ではないのです。

積極的に子供を授かろうということで意見が一致した場合でも、何らかの理由でなかなか妊娠しないということが起こり得ます。

そんなとき、不妊治療を試みるのか?

どのくらいの期間、どの程度のことをするのか?

いくらくらいお金をかけるのか?

そのほかの手段を考えるのか?

などなど。

医療が発達した現代ではさまざまな選択肢があるだけに、その数だけふたりの意見が違ってくる可能性が出てきます。

不妊治療は心身ともに消耗するものですし、時間とともに、お互いの気持ちのずれが起こりやすくなることも考えられます。「子供を持てるかどうか」という点に重きを置いてパートナーを選んだからといって、描いたシナリオ通りになるとは限りません。

「この人となら……」と思えるかどうか

「絶対に子供がほしい」と思っていたとしても、たまたま出会って好きになってしまった人が、「子供がほしくない人」だったらどうでしょうか。そして「子供」以外の部分では、ほぼ自分の理想の相手だったとしたら……。

「自分は子供がほしいのだから」と、その相手と別れて他の人を探したとしても、子供を授かるという保証はどこにもありません。

この問題は、結局のところ「自分にとって一番大切なものとは何なのか」ということに尽きるように思います。

相手と一緒にいることを優先し、子供についてはあきらめるのか。

それとも、保証はなくても、少しでも子供を授かる可能性を追求するのか。

このテーマについて考えていると、著書『国際結婚一年生』を書いていたときにインタビューさせていただいたある女性のことを思い出しました。

彼女は、はたから見れば困難が多いと思われる結婚の形をとろうとしていたのですが、そのとき「あまりにも必然を感じるご縁なので、この出会いを通じて起こることならば、どんな痛みも喜びも引き受ける覚悟をしている」と語ってくれたのです。

もし彼女が、そのパートナーと子供を持つか持たないかで議論になったとしても、そしてどのような結論になるにしても、最後にはパートナーとともに生きる人生を選ぶのではないかな、という気がします。

すべての望みはかなわないとしても、一緒に人生を分かち合いたいと思えるようなパートナーかどうか。そして、ふたりの意見が違っていても、ハッピーな人生を過ごすことができる、と思えるようなコミュニケーションをとれるかどうか。

プレマリッジ・セミナーでパートナーシップについて深く学ぶことで、その答えも見えてくるかもしれません。

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この記事のライター

カップル&ファミリーコーチ。好きな人と結婚して、結婚した人を好きでいる方法を日夜研究中。著書「国際結婚一年生」(主婦の友社)、訳書「異性の心を上手に透視する方法」(プレジデント社)。東大卒、モントレー大学大学院卒、国連勤務を...

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