マジシャンが教える「好意を持たれる魔法の口ぐせ」- まわりを笑顔にしてますか?

マジシャンが教える「好意を持たれる魔法の口ぐせ」- まわりを笑顔にしてますか?

どうすれば、相手に好意を持たれるんだろう? みんなに嫌われずに済むんだろう? ビジネスでも、プライベートでも、人間関係の悩みは尽きませんよね。まず、コミュニケーションの基本は会話にあります。そこで今回は、人前で演じるマジシャンに「好意を持たれる魔法の口ぐせ」を伝授していただきました。


■コミュニケーションは学ぶことができる

マジシャンは人間を相手にする職業、みなさんに喜んでもらうのが仕事です。

そのために、ずっと昔から「いかに好意を持ってもらえるか?」を重要課題にしてきました。


僕は生まれながら、器用に他人と喋ったり、相手を笑わせられるような人間ではありませんでした。そのため、理屈を学んで「どうすれば周りと仲良くできるんだろう?」と、ひとつずつ考えてきたのです。

だから、僕がいま人前で拍手をもらうような仕事をしているとしても、それは天性のコミュニケーション能力があったからではなく、理論を学んだから。

それを身につけるのに、少しだけ努力をしたからです。

そして、そうした理屈はプライベートにも応用することができます。

コミュニケーションに舞台の上も下もありません。学校、サークル、飲み会、職場、家庭、友人との会話、パーティ、婚活、恋愛……いくらでもイメージは浮かぶでしょう。

今回は、そのなかでも「ささやかだけれど大切なこと」をご紹介します。

もしかすると「そんなのあたりまえだよ」と言われるかもしれません。けれど、ろくに他人の顔も見られなかった少年にとっては、それすら、一から学ぶ必要があったのだとお考えください。

■好意を抱かれる魔法の口ぐせ

基本的に、コミュニケーションは「会話」で成立しています。

私たちは、数年前にかけられた、ささいな褒め言葉をいつまでも覚えていたりします。ちょっとしたキツい一言で、ああだこうだと何時間も眠れなくなります。

そんなふうに、他人から受ける言葉の一つひとつが、あなたに影響を与えるように、あなたの言葉も、そのまま相手に影響を与えます。

だからこそ言葉には気をつけないといけません。ある意味では、コミュニケーションを考えるとは「使う言葉について考える」ということです。

なかでも、まず気をつけるべきは「口ぐせ」です。

ひとつめの理由としては、最もあなたの口から出る頻度の多い言葉だからです。言ってしまえば「あなたが何度も他人に浴びせることになる言葉」。これを気にすることで、あなたの会話をグッと矯正することができます。

ふたつめの理由としては、自分でも意識せず口をつくものだからです。思いもよらないところで、相手を不愉快な気持にさせているかもしれません……。

少なくとも、一度くらいチェックしてみる価値はあるでしょう。

考える方向性としてはふたつあります。

(1)使ってはいけない口ぐせをやめる
(2)使うべき口ぐせを使う


一生の問題にもなりますから、じっくり考えてみましょう。

1.使ってはいけない口ぐせをやめる

これは「相手を否定する言葉」になります。「言い訳めいた言葉」ともいえます。

具体的には「いや〜」「でも〜」「だって〜」などです。

誰かが頭に浮かぶかもしれません。あるいは、もしかすると、あなたの口ぐせになっていませんか? 相手の人格をないがしろにするような、相手を寂しい気持にさせる言葉です。

なかには反論するわけでもないのに、言葉のあやで「でも〜」と話し始めるのが、くせになっている人すらいます。

僕もつい口からでそうになるのを止めることがあります。
何か言う度に「いや〜」なんて否定されたら、そんな人と話をしたくなくなりますよね。

コツとしては「相手に賛成できなくとも、わざわざ否定しない」ことです。

発言したいときは「そっか。あなたは、そんなふうに考えているんですね……私はこう考えているんですよ」と返事をすれば、なんの波風も立ちません。

どんな意見であれ「相手がそのように考えたということ」はひとつの事実です。その人なりの真実があります。ばっさり切ってしまうのでなく、まずは、それを理解しようと心を傾けてみるのはどうでしょう。

2.使うべき口ぐせを使う

これは「相手を肯定する言葉」になります。

具体的には「そっか」「そうですね」「なるほど」「いいですね」「わかります」などです。

もちろん文脈にそって、気持ちを込めて、いやらしくないように使う必要があります。ただ連呼すればいいというわけでありません。あざとくなってはいけません。

まわりの「仕事のできる人」や「コミュニケーションの達人」に耳を傾けると、自然と、こうした言葉を使っていることに気づくでしょう。その人といると、すべてを受け入れられた気がして、もっともっと話をしたくなるのです。

基本的には、これらの言葉を口ぐせにして損はありません。相手を認めて、うれしい気持にさせる魔法の言葉です。

これは「自分に嘘をついてイエスというべし」というわけでありません。「私の意見とは別に、あなたの意見も尊重します」という節度を持った態度のことなのです。あなたも、自分の意見を、やさしく受け入れてほしいと思いませんか?

同じことの繰り返しになりますが、どんな意見であっても「なぜ、それを口にしたのか?」を理解しようとすると、自然と、こうした言葉が出てくるものです。そのためには自分の口もとばかりに気をとられるのでなく、相手の姿を目に入れることも必要かもしれません。

■銀座のホステス直伝「オトコを虜にする魔法のさしすせそ」

参考までに、銀座のホステスから聞いた「オトコを虜にする魔法のさしすせそ」という言葉もご紹介します。初めて知ったときは大人の知恵にうなりました。ややダイレクトですが、いわんとすることは同じです。

・「さ」さすが
・「し」知らなかった
・「す」すごい
・「せ」センスありますね
・「そ」そうなんだ


これは「相手を肯定する言葉」と同時に「相手のプライドをくすぐる言葉」でもあります。

よく言われるように、男はプライドの生物です。さすが水商売の場で使われるだけあって「女性が男性に使う場合」に、すさまじい威力を発揮することでしょう。

■最後に

今回は「好意を抱かれる魔法の口ぐせ」をご紹介しました。

最後にひとつだけ注意点があります。

それは「この口ぐせを使えば、すぐさま、どんどん好意を抱かれるようになる」わけでないということです。ただ単に言葉を発するだけではいけません。それが表面的なものだと、誰にでも見抜かれてしまいます。薄っぺらいコミュニケーションにしかなりません。

もちろん、はじめは手さぐりで言葉に気をつけるだけで構いません。まわりの型を守ることから始めて、内側の心を形づくっていく、ということもありますから。

とはいえ、上にも書いたように、この技術は、心の底から相手のことを理解しようとする気持があって初めて、意味を持つようになるのだと思います。

あなたの目の前にいるのは、木の枝でも、マネキンでもありません。あなたと同じように、ささいな言葉で傷ついて、ちょっとした言葉でうれしくなる、心を持ったひとりの人間です。

たまには、そんなことに想いをはせて「口ぐせ」を考えてみるのはどうでしょう。

そのとき初めて、本質のところから「魔法の口ぐせ」をものにできた、といえるのかもしれません。もはや言葉どうこうより、その姿勢こそが、相手の心に響くものだからです。

この記事のライター

マジシャン。1990年生まれ。O型。 トランプやコイン等の、クロースアップマジックを得意とする。 日本クロースアップマジシャンズ協会「Johnny Wong Future Award(審査員特別賞)」受賞。 企業の...

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