夫婦になるなら、お金と真剣に向き合う【成功する結婚#4】

夫婦になるなら、お金と真剣に向き合う【成功する結婚#4】

結婚して一緒に住むということは、生活のあらゆる面を共有するということでもあります。「金銭感覚の違い」は放置しておくと結婚生活に大きなストレスをもたらすことも。プレマリッジ・セミナーでは、まずお金についての話をするときにまず知っておきたい「マネー・パーソナリティ」を紹介しています。


結婚生活の成否を左右するお金の問題

私と夫が受けた結婚前に受けたプレマリッジ・セミナーでは、結婚生活のさまざまな側面について、ふたりの価値観を言葉にして共有する作業をしていきました。

この「成功する結婚」シリーズ連載では、そのプレマリッジ・セミナーの内容をひとつずつご紹介しています。今回のテーマは「お金について」。

先日、書店で見かけた週刊雑誌 「日経WOMAN」の特集のひとつに、「シングル&共働き・一生困らないお金のTO DOリスト」というものがありました。

独身、子供がいない夫婦、子供がいる夫婦……というケース別に、それぞれどのようにして貯金を増やしていくかが解説されています。

記事では、子供がいてもいなくても、パートナーがいる場合に欠かせないのが、「お金に関する情報の共有」と結論づけられています。そんなの当たり前……と思うかもしれませんが、実は結婚していてもお互いに収入や貯金の額を知らないまま、というカップルも少なからずいるそうです。

家計を管理する方法

夫婦でお金を管理する方法はさまざまですが、「すべての収入を合わせてひとつの財布から経費を払う」場合と、「夫婦の収支を別々に管理してふたつの財布を持つ」場合に大別されます。

前者の「お財布がひとつ」の場合、よくあるのは「どちらかがふたりの収入を一括で管理し、管理担当でない配偶者に生活に必要な金額を渡す」というやり方です。

後者の「お財布がふたつ」の場合でも、ふたりが一定の金額を振り込む共同の銀行口座を持ち、そこから経費を払うやり方があります。振り込む金額は収入の額によって割合を決めるパターンなど、バリエーションはさまざまです。

いずれにしても、ふたりで決めた管理方法について、お互いが満足していることが大事なのは言うまでもありません。

でも、夫婦のお金の管理方法を話し合う前に、まず知っておきたいのは、「マネー・パーソナリティ」です。

お互いの「マネー・パーソナリティ」を知っていますか?

私自身、プレマリッジ・セミナーの場で初めて、「マネー・パーソナリティ」という言葉を知りました。これは、お金をどのように使っているかという実際の行動や、その行動の裏にある心理状態をタイプ別に表す言葉です。

ファイナンシャル・アドバイザーによっていろいろな分類の仕方がありますが、大体共通しているのは以下の4つ。

・倹約タイプ
・浪費タイプ
・回避タイプ
・不安タイプ


倹約タイプと浪費タイプは文字通りで、例えば臨時収入があったときにそれを貯金するのか、すぐに使ってしまうのかという違いです。

回避タイプはお金について考えたり話したりすることを避ける傾向があります。お金がないわけではないのに必要な経費の支払いが遅れてしまったり、長期的なプランを立てることが苦手だったりします。

そして、不安タイプは、収入や貯蓄の額に関わらず常にお金について心配をする傾向があります。

お金の話をするときは、「どんな家庭になりたいか」を共有する

ふたりそれぞれのタイプをまず知ることで、家計の管理をどのようにしていけば良いのか、ある程度決まってくる部分もあるでしょう。

例えば、回避タイプの人に家計を一任してしまうと、そもそもお金について考えることが苦手なため、きちんと向き合うことができずに、気づいたら修正がきかないような事態になってしまうかもしれません。

また、浪費タイプだとわかっていれば、全体像が見えにくい「お財布はふたつ」のやり方よりも、「お財布はひとつ」のほうがよい、という結論になるかもしれません。

(ふたりとも十分な収入があり、長期的な目標についても共有しているのであれば、お財布を別々にしたほうが相手の経済行動が逐一目に入らなくて良い、という場合もあります)

こちらの「アメリカ暮らしのファイナンシャル・プランニング」というサイトによると、ファイナンシャル・カウンセリングをやってきた専門家の話として、「カップルは両極端なマネー・パーソナリティをもつ人を選ぶ傾向がある」ということが書かれています。

マネー・パーソナリティにはそれぞれに強みや弱みがあるので、お互いのタイプを踏まえつつ、夫婦として「どんな家庭を築きたいのか」「そのために、どんなお金の使い方をしたいのか」というビジョンを共有することが必要になります。

ストレスにならない話し合いの方法

お金については情報が溢れすぎていて、かえって混乱してしまうこともあるかもしれません。

私と夫は、結婚前に書店で見かけた『かしこいカップルが最後に笑う ― 2人で4倍豊かになる9ステップ』(デヴィッド・バック著書、翔泳社刊)という本を購入し、その本のワークを一緒にやることでお金についての価値観を共有していきました。

自分たちだけでこの作業をすることが難しければ、ファイナンシャル・プランナーに相談する方法もあります。

結婚前に、お金の使い方について細かいところまで話し合いができれば理想ですが、もしそれが難しい場合でも、「お金についての話し合いは必要」ということを共有して、「では、どんな風にすれば、お互いにとってストレスが少ないか」というところまでは最低限すり合わせしておきたいものです。

そのベースがあれば、結婚した後でも、必要と思う方から相手にアプローチをして、話し合いを進めることができるからです。

「お金に関する話はタブーで、話すことが難しい」という風になってしまうと、不自由さが生まれ、結婚生活のほかの部分にも影響してしまうので、この点は結婚前に確認しておきたいところです。



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この記事のライター

カップル&ファミリーコーチ。好きな人と結婚して、結婚した人を好きでいる方法を日夜研究中。著書「国際結婚一年生」(主婦の友社)、訳書「異性の心を上手に透視する方法」(プレジデント社)。東大卒、モントレー大学大学院卒、国連勤務を...

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