決められない女にさよならを

決められない女にさよならを

決められない女というのは、“不安”が強い女性、対して強い女というのは、然るべきときに意思決定を下し、次のステップへと跳び箱をポーンと飛んで、抜け出していく女性、とも言い換えられそう。勇気を出して、跳んでみよう。跳べる力はとうについているのだから。


 女性が幸せになるために必要なことはなんだろう? 容姿? 選んだパートナーのステータス? 趣味の多さ? 友達の多さ? 子供の優秀さ?

 私が思うのは、"女の人生でやってみたいことリスト"をタイムリーにクリアしていく資質なのかなということ。

■幸せな女、ってどんな人?

・彼女たちは「悩むう~」と言っているが、(私の目から見ると)全然悩んでいない。
・最初から人生を決め打ちで生きているかのように、「これは必要」「これは不要」とがんがん意思決定して、身の回りに素敵なものをとんとんと置いていくスピード感がある。

 彼女たちは、「これが私の幸せ」とコンセプトや定義を早期に決定しているように思われる。
 そして、「ここは決めるタイミング!」というところでしゅっと査定フェーズから思考停止フェーズに入る。
 さらに、査定フェーズに移行して、ますます幸せをつかんでいく。
 そう、“幸せな女”とは、“自己決定的で、決めたら後ろを振り返らない女“のことだ。
 そんな女、どこにいる……? 皆さんがイメージしやすいようアイコンを挙げてみましょうか。

 『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラさん。その人である。

■『風と共に去りぬ』のスカーレットは最強の女

 『風と共に去りぬ』は、とても有名な映画・小説なので、DRESS読者の多くの方はストーリーをご存知だとは思うけれど、ヒロインのスカーレット・オハラの特徴的な部分を抜き出してみると、
・好きな人がいたのに、結婚となると気持ちを翻して結婚してみる。
・結婚してからも好きな人のことは忘れられず、適宜モーションをかける。
・夫の事業がうまくいかなくなったら自分でビジネスをして家族を守る。
・夫が死んだら、元の好きな人のところに駆け戻り、熱烈な恋愛を繰り広げる。
 
 まとめると、ひたすらにスカーレットは“いつだって自己決定的”だということ。
 男性から見たら、自分勝手な女なのかもしれないけど、結果として彼女はその都度守るべきものを徹底的に守っている。
 その思考停止と勝負をかけるタイミングの切り替え力、実に、“幸せをつかむためのパワーが最強の女“だといえる。

■最強の女、幸せな女とは、つまり、“人生の要件定義力のある女“

 ちなみに、 “要件定義“って言葉は、初回の寄稿「右往左往する女、思考停止する女」でも書かせていただきましたが、それは何かというと、本来はシステム開発に携わる業界の用語です。

 ”作り上げたいものの像に従って、必要な部品・要素を棚卸して、1つずつ明確にし、そして作り上げたいものをせっせと築き上げる準備をすること“と思っていただければ認識齟齬がないと思われます。

■対して、BOP(bottom of pyramid)は、“決められない女“

 幸せの要件定義力もなく、スピード感もないため、迷っている間に時間が過ぎていく女性のことだ。
 ”自分のほしいもの”を見つめる勇気がないから、幸せの要件定義力がつかず、みんながほしがるものや持っているものがほしくなってしまう女性とも言える。

 ギクッとしたあなた、まずは、”自分のほしいもの”を考えてみよう。パートナーがほしいのか、子供がほしいのか、家族というものがほしいのか、それとも本当は1人っきりの自由がほしいのか……。

 みんなと違う像でもいいのだ。あなたが人生で築き上げるべきは、あなたの“幸せ”、であって、某女性誌が掲げた、他人さまから見た“幸せそう”ではないのでしょう?

 結婚したいそこのあなた。
 「あー既婚男に恋をしてしまった、カッコいいわーどうしましょう」
 そんなこと言っている暇があったら、まず身近な独身男性リスト作って査定に入らないと!

 もしくは、明確にポジションを取らない、「決断しない」というのも立派な意思決定。決断は「テイク」だけではないのだ。

 たとえば、「この人相手に、結婚は考えられない」、そう考えが行き着いたとしても、立派な決断。がっかりしないで、決断できる自分を認めてあげたって、いいじゃない。

■幸せの反対は、たぶん、"不安"。

 きっと、決められない女というのは、“不安”が強い女性のこととも言えそう。
 対して、強い女というのは、人生に悩んでも、「てやー!」とあるときに意思決定を下し、次のステップへと跳び箱をポーンと飛んで、抜け出していく女性のこと。

 両者の違いは何かなと考えると、強い女たちというのは、幸せの反対は“不幸“ではなくて、”不安“だと、本能的によくご存知で、きりのいいタイミングで抗不安薬を内製し、自分に投与していることに尽きます。

 決められない女の皆さん、そろそろ目の前の跳び箱を飛ばなければいけないのです。
 DRESS世代は、生き方を変えるには十分なタイミング。

 今回、「自己決定的に人生を選ぶ」という跳び箱を跳べたなら、まだ間に合う可能性がある年齢。資質あり。しかも、人生経験もそれなりに重ねてきているのです。筋トレ十分。

 資質も筋トレも万全、だからこそ、きっとその跳び箱は跳べるのです。転んでも大丈夫、死にはしない。そう暗示をかけて。

 「きっと私はスカーレット。スカーレット」

この記事のライター

外資系コンサルで奮闘する会社員です。 最愛の彼氏が死んでしまったり、諸事情を抱え、人生要件定義しなおし中です。 働く女性の視点で、あれやこれやと思考をめぐらすのが好きで、このたび記事を書かせて頂きます。

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