美肌作用や老化防止に効果のあるビタミンEや必須アミノ酸、食物繊維、ビタミンB群、タンパク質、ミネラル、ポリフェノール、カロチノイド、カルシウムなどが豊富に含まれていて、抗酸化作用も高くチアシードに次ぐスーパーフードとして注目を集めている。
アーモンドとドライフルーツで、美肌と健康をコントロール【藤原美智子 連載】
栄養がたっぷりのアーモンドやドライフルーツは美容には欠かせませんよね。今回は毎日の朝食にアーモンドとドライフルーツを取り入れている藤原美智子さんのおすすめのスーパーフードと、取り入れ方をご紹介します。
私が朝一番に口にするのは白湯と季節の果物を2種類ほど。それからコーヒーとクッキーを2枚ぐらいという軽い朝食を習慣にしているのですが、最近そのメニューにアーモンドやドライフルーツが加わりました。
■ドライフルーツにはこんなにも栄養が!
私が食べているドライフルーツはレーズン類、インカベリー、いちじく、デーツ(ナツメヤシ)、マンゴーといったものです。ご存知の通り、ドライフルーツには果物の栄養がギュッと凝縮されています。その効果を簡単に上げてみると、
レーズン
インカベリー
いちじく
デーツ(ナツメヤシ)
マンゴー
ビタミンAやビタミンC、βカロチン、鉄分が含まれているので美肌や免疫力アップに。
またドライフルーツは生の果物のように体を冷やすというマイナス面がないのも良いところ。このように美味しくて嬉しい効果がありますが果糖も糖質もあるので、もちろん食べ過ぎは禁物。
私はそれぞれを種類ごとに瓶に小分けして朝、「今日は、この効果が欲しいな」と思ったものを、例えばデーツのように大粒のものは1つとか、ベリーのように小粒なものは10粒といった目安で食べています。それにドライフルーツの甘さはコーヒーのつまみ(!)としても最適です。
■アーモンドは「若返りのビタミン」
アーモンドは栄養価が高く「若返りのビタミン」と言われているビタミンEや、ポリフェノール、ミネラル、食物繊維などが多く含まれていてデトックス効果や便秘、肥満予防、貧血、抗酸化作用。また主成分の不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールの減少効果があるとされています。
こうした効果を期待するためには1日20〜25粒が目安とされていますが、私は「自分の適量は10粒ぐらいかなー」と感覚的に判断して、そして毎日ではなく週4回ぐらいの目安で食べています。
■アーモンドもドライフルーツも適量が大事
このようにアーモンドもドライフルーツも、食べ過ぎに気をつけているのはカロリーがあるからということだけでなく、以前、アレルギーの血液検査をしたときに、大好きでよく食していた昆布の数値がアレルギーの一歩手前まで高くなっていたという経験をしたからです。それからは、どんなに効果があるものでも摂り過ぎには注意するようになりました。好物なのにアレルギーで食べられないって辛いですからね。
だから本当は生の果物かドライフルーツかどちらかにしたほうが良いのかもしれませんが果物は大好きだし、朝一番にドライフルーツを食べると喉につかえるような気がするし……。ということで、ドライフルーツを摂るために果物の量を以前よりも減らしてバランスをとることにしました。
適量というのは体質や年齢、あるいは体調によっても日々変わるし人それぞれ。私はその時々の自分の適量を感じ取り、何でもバランス良く摂れる人になりたいと常々思っているのですが、それには欲望をコントロールする力も必要。それが私にとっては一番難しい……。でも効果効能を知ると欲望にブレーキがかかるので、知識は感情をくつがえす小道具と言える……かも!