年齢不詳の二の腕を目指そう！【藤原美智子 連載】
死角で自分には見えない二の腕。後ろ姿でとても気になります。年齢を感じさせない二の腕を作るためにドライブラッシングをやっています。
最近、街を歩く人の後姿で気になる部分があります。それはノースリーブの袖口から出ている二の腕。よく首には年齢が出ると言われているけれど、実は二の腕の後ろ側のほうが如実に年齢が表れるものかもしれない（！）と気づいたんです。肘の辺りの皮膚がたるんでいたり、二の腕の後ろ側の筋肉がボコボコしていたり……。なんていうか、年齢だけではなく生活臭も表れる部分なんだなーって。
顔や首と違って、二の腕の後ろ側って自分では意識しないと見えない部分なので、ついついお手入れも怠りがち。それが老化を進行させるのかもしれませんね。原因としては腕の筋肉を使わないために血流やリンパの流れが悪くなって、脂肪がついたり老廃物が溜まったり。あるいは前肩などの悪い姿勢、首や肩の凝りも原因につながるのではないかしら。
こんな風に他人事のように言っている私ですが、“二の腕年齢”に気づいて慌てて自分の二の腕の後ろを鏡で見たところ、いつの間にか、しっかりと加齢を伴った腕になっていました……！ そこで、あることを実行することに。というか最近のマイブームなのですが、それはお風呂に入る前の乾いた肌をボディブラシでブラッシングをすること。その際に、腕の後ろ側を意識的にすることにしたんです。
ドライ・ブラッシングの効果は身体中の血流やリンパの流れが良くなって、浮腫みが取れること。腕の浮腫みってあまり実感できない部分ですが、私はこのドライブラッシングをするようになってから脚が浮腫まなくなってきました。だから絶対、腕にも効くはず。特に脇の下をよくブラッシングをすると良いみたい。それに肘の黒ずみも薄くなってきて、きれいな皮膚の色が戻ってきたんですよ。
ドライ・ブラッシングのやり方は、脚はつま先からそけい部やお尻に向かって、腕は手首から肩の付け根や脇の下に向かってスッスッと撫で上げるように軽くブラッシングします。首は耳の付け根から首の付け根に撫で下ろし、お腹や胸は時計周り、ウエストは背中側からそけい部に向かってリンパを流すようにマッサージします。ボデイブラシは天然の毛のものを使ってくださいね。
そして、もう一つ。実は、私は今まで加圧トレーニング否定派だったんですが（なんか身体に悪いような気がして）、通っているピラティスのトレーニングメニューに加えてもらうことにしました。でも私の場合、筋肉がつきやすいし肩の凝りをほぐすのが目的なので、とても弱い圧力なんですけれど。
さて、こうして二の腕の後ろ側を意識するようになったものの、結果が出る頃には夏が終わっているかも～。なので今年の夏、私のノースリーブの袖口から出ている腕を見かけても「まだ、途中なのね」と温かい目で見てくださいね。DRESS読者の皆さんも「私はまだ大丈夫！」と思わずに、予防のためにも一緒に“年齢不詳の二の腕”を目指しませんか？
