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食べたいものを食べること、好きな体型を保つことは両立できる

そのときに自分が食べたいものを食べるのがモットーだと話す岡本静香さん。すべての食事を大切にしています。それでも美しい体型を維持している理由は? 岡本静香流・食事術を伺いました。

食べたいものを食べること、好きな体型を保つことは両立できる

今回は「私と食べること」についてお話ししたいと思います。さらに、コラムの中で1週間とりためた食事写真の一部を紹介していきます。

最初に申し上げておきます。私はすべての食事に対し、いつだって全力投球。食べたいものを食べるようにしています。

こう言うと食いしん坊な人のような気がしますが(笑)、そのときに体が何を欲しているか、何を食べたいのか、自分の内なる声を聞いて、かなり真剣に一食一食を選んでいます。とにかく私にとって、ごはんはとても大事なものなんです。

食べたいものを食べる

11月29日。良い肉の日。良いお肉を買いました。赤身しか売っていなかったので赤身で……(本当は脂身じゅーじゅーが好き)。表面をこんがり焼いて、フライパンから下ろし、アルミで包んで中まで火入れするのがこだわりです。付け合わせには、根菜と香味野菜を。

香味野菜のハンバーグ

香味野菜をたっぷり入れて、満足感を出したこだわりのハンバーグ。鶏と豆腐のハンバーグですが、細かく切ったしいたけやれんこん玉ねぎを入れて、大根おろしとミョウガを乗せて、最高に好きな味に!

付け合わせの野菜には茹でた大麦をいれて、白米代わりに(夜遅い食事だったので。大麦のぷちぷちが大好き)。横は牛すじ煮込み。一度牛すじだけ別鍋で茹でているので、とろとろに。

香味野菜たっぷりスープ

香味野菜たっぷりスープ。コクはお味噌で。お豆腐やお野菜も存分に入っていて、塩はなし(香りはシソと柚子で)。美肌お夜食です。

レシピ本を参考に

お気に入りの料理本。料理は勉強をしたくて、プロの料理家さんのレシピを参考にしています。

■「痩せたい」への執着がなくなった瞬間

でも、昔はそうではありませんでした。中高生時代は食べる量をコントロールできなくて、痩せたいのに痩せられないと、苦しい気持ちでいた時期が長かったです。

たとえば、夕食前に菓子パンを食べて、お腹がいっぱいのなか、母が作ってくれた夕食を無理に食べたり、食べすぎた後は単品ダイエットに挑戦したり……。

でも、本当はそんな余計なものを食べるのではなく、栄養バランスのとれた夕食を大事にすべきだ、とはわかってもいました。気持ちと行動が矛盾している自覚がありながら、母の手料理を苦行に感じるときもあったんです。そんな自分が嫌でした。

そんななか、高3で体調を崩した時期に、体重が8キロダウン。痩せたいと願い続けてきたので、思ってもみない展開でした。

でも、鏡に映った自分を見て「もう少し頬がふっくらしているほうがいいし、脚もここまで細くなくていいかな。確実に痩せたけど、かわいくないな」と思ったんです。そのときに痩せることへの執着心がなくなったのを覚えています。

大学生になってからは、友人などと食事をする機会が増え、自分で食を選択することが多くなり、二十歳を迎えてからはおやつを食べる頻度が減る、という大きな変化がありました。

というのは「夕食=楽しみな予定であり、大事な食事」だと考える気持ちが強くなったから。外にお酒を飲みにいったり、母の手料理を久しぶりに食べたり。食を大切にしたい、という思いが高まっていったんです。

ひとりのときはハーフワインを

ワインを1本飲みきれないので、ひとりおうち飲みのときは、ハーフワインです。お気に入りのオーガニックワインNATURA。

豚の角煮

角煮、大好き! 甘い脂身がたまりません。ひとり昼食。ちいさなちいさな丼ぶりに。本当に食べたいものなので、少量でも満足感あり!

きのことおくらのひとり夕食

ひとり夕食。冷蔵庫の野菜室を物色(笑)。きのことおくらが好きです。仕上げに食感をプラスしたくて、北海道で買ったとうもろこしおかきをぱらぱら。ビールですね。

■食べたいものを食べる。自分に合う食事法は自分だけが知っている

社会人になってからは、もっと大きな変化がありました。ごはんを大事にしながらも、大好物の揚げ物やお肉を中心に食べていて、野菜にはあまり興味がない状態。あるとき、身近な人から「美容家なのに、その食生活はどうなの?」と言われて、たしかにと素直に思ったんです。

それから朝バナナなど、いくつかの有名な食事法を試し続けるなかで、自分なりの確固たる信念が生まれました。それは、自分に合った食事法は自分にしかわからないし、自分の感覚でしか決められないということ。

たとえば、朝食は必ずとるべきだとか、抜くべきだとか、少食にしておくのがよいとか、いろいろな方法が提唱されていますよね。

でも、そういった決まりに縛られすぎるのではなく、自分なりのルールは作るものの、基本的には食べたいものを食べるなど、自分を苦しめないようにしたほうが、食へのストレスがたまらないと思います。

2年前、ファスティングを試みたことがあるのですが、結果は失敗。というのも、体が欲しがるものを食べられない時間が苦しくて、1日中、お肉のことを考えて過ごしていたから(笑)。私は食事に幸せを感じて生きているんだな、と改めて気づいたエピソードでした。

炊き込みご飯

炊き込みご飯、大好き! これも少量で満足できるポイントかも。この日はいただきものの松茸で松茸ご飯! 「白ごはん.com」というサイトを信頼しています。

料理家さんのホームパーティー

料理家のshioriさんのおうちでごちそうになった夜。たっぷりの野菜をサンドするファラェルサンド。新たな美容食として大注目!

何かを食べるときには、外食でもおうちごはんでも妥協することはありません。そのときに一番食べたいものを食べたいので、自分が「今はこのお店がいい!」と感じたお店に入りたい。

食べることって、お金も時間もかかるから、ある意味で“投資”。それにカロリーも摂取するわけです。だから、そのときの自分が心から望むものだけを食べたい、と思います。

外食では、ランチMTGや夜の会食を詰め込まないようにしています。昼夜ともに外食、という日はできる限り作らず、日を分けるのが私流。どうしてもかぶってしまう日は、ランチMTGではスープやサラダがメインの料理を選びます。

朝食は、パン! 美味しいパン屋さんのパンを食べることが、楽しみ、幸せ。グルテンフリーをしてみたことはありますが、パンを食べられない悲しみで胸が張り裂けそうに。

肌にも体調にも変化がなかったので、パンのもとへ戻ってきました。幸せな朝ごパンタイムは、バターナッツかぼちゃのこっくりスープと一緒に。

岡本 静香

美容家。1986年生まれ。大学生時代に始めた美容ブログ『静香のメイク日記』が女性からの絶大な支持を集め、現在は若手美容家として活躍中。2012年より日本すっぴん協会会長をつとめ、様々な美肌情報を伝えている。美容サロンの主催や...

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