【「DRESS焼酎部」部長・焼酎スタイリストyukikoのセレクトポイント】
・「薩摩宝山」(白麹使用)……ポピュラーで値段もお手頃。芋のほっこり感がいい♡水割り、ロック、お湯割り万能型!
・「吉兆宝山」(黒麹使用)……まろやかで飲みごたえあり。お湯割りにするとふくよかな芋の香りが楽しめます♡
・「富乃宝山」(黄麹使用)……柑橘系の爽快感ある香りが特徴。水割り、ロックでキリッと。日本酒好きの方にも。
「DRESS焼酎部」焼酎文化にチャレンジする人たち◆鹿児島編
DRESS焼酎部 部長yukiko(ユキコ)です。11月1日の「本格焼酎の日」に合わせて、鹿児島へ向かいました♡ 中田英寿さん&前園真聖さん登場のトークイベントも取材してきましたよ!今回の”焼酎にまつわるストーリー”は鹿児島編!いつもより写真も満載でお届け致します♡
DRESS焼酎部 部長yukiko(ユキコ)です。
11月1日の「本格焼酎の日」に合わせて、私は焼酎スタイリストとして鹿児島へ向かいました!
以前、対談をさせていただいた中田英寿さん、鹿児島出身の前園真聖さんが登場したトークイベントも取材してきましたよ!
今回の”焼酎にまつわるストーリー”は鹿児島編。いつもより、貴重な写真満載でお届け致します♡
■中田英寿さん、前園真聖さん登場のトークショーも!
11月1日の「本格焼酎の日」にちなみ、全国では関連イベントが行われました。鹿児島県では繁華街・天文館にて鹿児島県酒造組合主催の焼酎イベント「焼酎ストリート」が開催。113蔵の焼酎が並び、3日間で9万人の焼酎ファンが集いました。
イベント2日目は、元サッカー日本代表の中田英寿さんと、鹿児島出身の前園真聖さんが蔵元とのトークショーに登場!前園さんがメインを務める地元TV番組で、事前に中田英寿さんとのトークショーが告知されていたこともあり、当日は地元の皆さんも楽しみにされていたようでした。
(中田英寿さん)「皆さんには本格焼酎と料理の組み合わせを楽しんでほしい。そのためにも、蔵元からもっと料理の提案がなされると嬉しいですね」
(前園真聖さん)「鹿児島は焼酎を当たり前のように飲む文化だから、気づかないことも多いのかも。(中田さんのように)自分たちと異なった視点で意見を述べてくれる人の存在は有り難いと思います」
今回のトークショーは、私が焼酎スタイリストとして中田英寿さんと対談をさせていただいた時にご本人からお聞きした内容も盛り込まれていました。
禁酒中の前園さんは、一貫してウーロン茶を片手にトークショーが進行。中田さんから「解禁はいつ?」と質問をされる場面もありましたよ(笑)。
■鹿児島文化の極み!一度は飲んでほしい「薩摩切子」で味わう本格焼酎!
鹿児島県の文化において、スタイリストである私がDRESS女子の皆さんに紹介したいのが「薩摩切子」。
28代藩主・島津斉彬(なりあきら)が藩の財政事業および外交貿易品として力を注いだガラス工芸品です。現在では豪華寝台列車「ななつ星in九州」の鹿児島エリアでも紹介されている伝統工芸品なんですよ♡
薩摩切子と江戸切子の違いも興味深く、両者の違いは“使用する対象”が異なっていたこと。
薩摩切子は外交用だったり篤姫が薩摩藩から徳川家に嫁ぐ際の“嫁入り道具”になっていたりと、貴人が使用していたものに対して、江戸切子は庶民のあいだで広まったものなんです。(今でも価格帯が異なる背景はここにあります)
大河ドラマのロケ地「仙巌園」へ!yukikoおすすめ 限定芋焼酎♡
そして……。
しっかりチェックしてきました!
仙巌園限定の焼酎♡
仙巌園はもとは島津家の別邸です。幕末の1854年、さつま芋を使用して焼酎を量産するよう促したのも藩主・島津斉彬だった……といわれているように、やはり鹿児島の焼酎文化は、鹿児島の歴史に支えられ発展を遂げてきたのです。
仙巌園の「薩摩お土産処 亀鶴荘」では、ここでしか買えない限定焼酎があります。店内で試飲ができるため、じっくりと好みの銘柄が見つけられるもの嬉しい……。
ちなみに……私はパッケージデザインと味わいから、黒麹で仕込んだコクのある芋焼酎「姫葵」(ひめあおい)がお気に入り。水割りやロックで飲むのが好きなんです♡
(写真左から)「姫葵」の他にもおすすめなのが、こちらの2銘柄。原料にこだわり、芋のまろやかな味わいが楽しめる「思無邪/しむじゃ」、キレがあってスッキリと飲める「薩摩烈士」。すべて仙巌園限定です。(写真協力:仙巌園)
■魅力たっぷり!「富乃宝山」「天使の誘惑」製造元・西酒造へ!
鹿児島取材ラストは、西酒造株式会社へ…♡
鹿児島市内から車で40分ほど南西に下った日置市の山間部に蔵があります。
「富乃宝山」「薩摩宝山」などの”宝山”シリーズ、「天使の誘惑」「綾紫印」「万暦」など根強いファンをもつ銘柄を製造している蔵です。
”宝山”という名前は、島津家の祖・島津忠久の命を受けた宝山検校という僧侶が、村人を困らせていた大蛇を退治したという地元の伝説にちなんでいます。
今回は、西酒造の工場長 有馬健晃さんに案内していただきました。
写真は、タンクで原料を発酵させる工程。とにかく蔵のどこを見ても、清掃が行き届いていてキレイ!!
このような場所で、西酒造の本格焼酎はつくられているのです。
西酒造の本格焼酎、”こだわり”はココ!
西酒造の本格焼酎の特徴といえば……「香り」。
さつま芋は、黄金千貫(こがねせんがん)、綾紫(あやむらさき)、白豊(しろゆたか)など品種によって異なる香りを持っています。その個性を大事にして、芋が醸す「香り」を充分に引き出すことにこだわりを持って製造しているんです。
西酒造の銘柄には「綾紫印」「白豊印」「宝山 蒸撰綾紫 酒精乃雫」といった、さつま芋の品種から命名した芋焼酎のラインナップがあるほど。
さらに……。
西酒造の、もう一つのこだわりが「テロワール」。
求める焼酎の旨みや香りを実現化させるため、芋や米を自社で研究・生産しています。現在、西酒造の試験農場や自社農園で扱っている芋の品種は34種類!
なんと、苗を植える深さや角度まで研究し、理想とする焼酎づくりを行っています。
西酒造の銘柄、私たちはスーパーやコンビニでも見つけることができます♡
「薩摩宝山」(白麹)、「吉兆宝山」(黒麹)、「富乃宝山」(黄麹)に使用している芋は、黄金千貫。これらは鹿児島県の契約農家による良質な原材料を使用しています。
ご自宅でも気軽に「芋の香り」を楽しめる本格焼酎のラインナップです♡
■鹿児島ならでは!空港でも「本格焼酎イベント」が開催!
11月3日から5日まで、空港でも本格焼酎イベントが!
15蔵の焼酎が空港で試飲ができる焼酎文化・鹿児島県ならではのイベントです。飛行機の到着に合わせて、イベントエリアがにぎわっていました!
「ユキコさん、来年もまた来てね~!」と、蔵元の皆さん。
空港でお会いするのが毎年恒例になりそうなほど(笑)、期間中は空港でも蔵元の皆さんが温かく迎えて下さいました♡
★ DRESS焼酎部 部長yukiko のおこぼれ話 ★
今回の取材を通して、本格焼酎に関わる人たちの「挑戦心」を感じました。
進化を求めて”変化”をさせる挑戦もあれば、受け継がれてきたものを”守り続ける”挑戦もあります。
今後も、挑戦を続ける人たちを焼酎スタイリストとして、「DRESS焼酎部」部長として応援できればと思います。
まずは12月に開催予定の「DRESS焼酎部」イベント!
感度の高い”ほろ酔い女子”みんなで、本格焼酎に関わる皆さんを応援したいと思います!
「DRESS焼酎部」の”美味しい活動”、どうぞお楽しみに……♡
―DRESS焼酎部 部長yukiko―
[photo:Kazuhiro Bamba、yukiko]
取材コーディネート・写真協力/スタイル プロモーション
DRESS焼酎部部長