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服やコート、アクセサリーを工夫しても、なんとなくいつも同じになってしまう。そんな悩みが私にもかつてあった。その原因は「黒い靴」にある、と気づいてからはカラフルな靴を買うように。また、パンプスやブーツばかりでなく、「おじ靴」を投入することでファッションがガラッと変わる方法にも気づいた。足元をとことん楽しむための工夫。
私はコーデを決めるときに、「明日はこの靴!」と、前の晩に靴だけ決めてしまうことが多くある。
シューズボックスから靴を取り出し、玄関の土間に出しておく。
朝は、靴→ボトムス→トップス→アクセサリーという、「下から上に上がっていく」手順で着るものを考えるのだが、これが意外にもサクサクとスムーズにコーデが完成する。
靴からスタートするコーデ。
いくらでも新しいアイディアが湧き、よりファッションが楽しくなるのでおすすめだ。
黒い靴は便利だ。
どんなファッションにも合うし、悩まなくて済むし、とりあえず無難な感じになる。
でも時としてものすごくつまらないと感じ、カラフルな靴をシューズボックスに増やしてきた私だが、かえって日々の洋服選びが楽になった。
え? そんなことあるの? と思われるかもしれない。
靴のカラーバリエーションが増えてくると、洋服で無理にコーデを完成させなくてもよい。
最後に靴で色をリンクさせればいいからだ。
シンプルなモノトーンのファッションに、カラフルな靴を投入するのも簡単でいいけれど、さらにバッグと色を合わせる方法も王道だが楽しい。
冬の間、ほとんど毎日カシミアストールを羽織る。ストールと靴の色合わせも楽しい。
自分でも自覚しているのだが、私の靴のバリエーションはとても偏っている。
ハイヒールとフラットシューズの両極端。プラス、冬はショートブーツ。スニーカーは運動をするときしか履かず、街では滅多に履かない。
こうなると、足元のバリエーションがかなり限られてしまうのが悩みだった。ただスニーカーを買ったところで、自分のファッションスタイルとなじませるのは難しい。
そこで取り入れたのが「おじ靴」。要するにおじさま方が履いていらっしゃるような、メンズライクな靴を投入する方法である。
これが、やってみると楽しい! 着こなしが一気に新鮮になるので驚く。
ロングフレアスカートや細身のパンツにも合わせやすい。そしてなぜかおじさま達から褒められる。「その靴、いいね!」って。
靴にはこだわりがあるというおしゃれ好きなおじさま達と、靴談議に花が咲く。
パンプスばかりで足元がワンパターンでお悩みの方に、おじ靴デビューはおすすめ!
ナチュラルストッキング、靴下、タイツ。合わせるもので雰囲気が変わる。
私は柄タイツが好き。
「柄タイツなんて難しい」と思われるかもしれないが、実はこれだけでグッとコーデが女っぽくなる最強のアイテム。普通の黒いワンピース、普通のタイトスカートが柄タイツでガラッと変わる。
さらに最近気づいたのは「グレーの柄タイツは使える!」ということ。上の両脇の写真が「グレーの柄タイツ」。
ベージュのスカートや派手な柄ワンピースのときに、
「ナチュラルストッキングは嫌だけど、何色のタイツを履けばいいの??」
という悩みを解決してくれる。
生っぽい感じがなく、かつ「ベタッ」とした不透明な感じもない。
そう、冬に私が一番恐れているのは、黒いタイツの「ベタっとした面」が目立ってコーデを台無しにしてしまうこと。黒いタイツさえ履けば万事解決と思っていると大間違いなのだ。
トレンチコートにデニムを着るときも、足元に何を持ってくるかで全体の雰囲気はガラッと変わる。そして丈感や素肌の出し方が1mm変わるだけでも印象は変わる。
足元の工夫とはすなわち、足元が全体にちゃんと馴染んでいるか、足元のせいでせっかく選んだ服が台無しになっていないか? に気を配ることなのかもしれない。
「足元が決まらないと本当に一日憂鬱なんだよ」と靴好きのおじさま方は皆口々におっしゃる。
足元の工夫。真剣にこれからも向き合おう!