1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 復縁のカギは「弱さの克服」。元彼と再び幸せな恋愛を始めた女性の体験談

復縁のカギは「弱さの克服」。元彼と再び幸せな恋愛を始めた女性の体験談

別れた恋人と復縁したかったある女性。彼女は「弱い自分」と向き合う強さを手に入れたことで、元彼の気持ちを動かすことができました。復縁は、それまでより幸せな交際ができてこそ成功といえます。彼女はどう行動したのか、ご紹介します。

復縁のカギは「弱さの克服」。元彼と再び幸せな恋愛を始めた女性の体験談

■愛されることばかり考えてしまう

「友人として長年仲のよかった男性を好きになりました。

彼は積極的に人と関わるほうじゃなくて、友人同士での集まりでもあまり話すことはなかったのですが、好きなことは全力で楽しむ笑顔が素敵で、だんだん惹かれていきました。

私のほうから告白して『俺で良ければ』とOKをもらい、お付き合いが始まってからは特に大きなケンカもなく、デートやセックスを楽しんでいたと思います。

が、彼はあまり愛情表現が得意ではなく、『好きだよ』とも言ってくれないしデートも私が言わなければランチを食べて解散になるし、“私ばかりが彼を好き”のような状態が寂しくて、たまに駆け引きをしていたんですね。

『◯◯くんに食事に誘われたの』と言ってみたら、つまらなそうな顔をするけど『ふーん、そう』で終わり。止めてくれないし、そのあと連絡は減るしで焦って『断ったよ』と言えば笑顔を見せてくれるけど、愛されている感じがしなくて不満ばかり募ってしまって。

彼から声がかかることもあるし、スキンシップも求めてくれるし、それはうれしいけれど明らかに私のほうが彼のことを好きな気がします。

彼のほうは、私以外の女性と遊ぶようなことはまったくないのだけど、休日に私から連絡しないと会えないことも多くて、『好きならあなたからも誘ってほしい』とお願いしたこともあります。でも、彼は

『どちらから誘うとか、そんなに大事?』
『会えるのだからいいじゃない』
『無理に連絡してくれなくてもいいから』

と私の気持ちをまったく考えてくれなくて、寂しさを放置されることが我慢できず私から別れました。

彼は、そのときも

『あなたがそう決めたなら』

とだけ言って引き止めてくれることはなかったけど、やっぱり好かれてはいないですよね?

別れてから彼の気持ちをちゃんと聞いていないし、できればよりを戻したい気持ちが消えないのですが、どうすればいいでしょうか」(35歳/サービス)



愛情表現が苦手な男性は多いですが、それをわかっていて求めるのは、彼にとって負担となります。「好きであることの証明」を強制されると、本当に愛情があっても苦しさばかり実感するのですね。

また、彼の気持ちが知りたいからと、別の男性の存在を出して駆け引きを持ちかけるのも、男性の気持ちが離れていく原因になります。試されて気分のいい人がいるはずがなく、そんなことをする彼女の気持ちが信じられなくなっても文句は言えません。

彼女のしていたことは、ふたりの関係を壊すきっかけを作るばかりでした。それでも復縁を望むのなら、まず変わるべきなのは彼女であって、「愛されることを求める自分」と向き合う必要があります。

■「愛される自分に価値がある」と思い込む弱さ

彼女の話を聞いていると、

・彼のほうからデートに誘われたい
・別の人と会うのを嫌がってほしい
・「好き」と言われたい
・別れ話を引き止めてほしい


と、「愛される自分」を欲しがっているのがわかります。つまり、彼の気持ちではなく自分の満足が先にあり、それに彼氏は応えるべき、と要求しているのです。

ですが、そもそもこちらの男性は「俺で良ければ」と彼女の好意を受け止めることから始まり、彼女の誘いには毎回しっかり時間を作り、男性のほうから誘うこともあったといいます。それが「足りない」と感じるから彼女は求めるのですが、応えている男性の姿を見ているでしょうか。

そう言うと、

「付き合っているなら愛されたいと思うのは当然じゃないの? 彼氏のやり方に不満があっても、それを我慢しないといけないの?」

と彼女は苦しそうに返します。

好きな人に愛されたい、満たされたい。そう願うのは確かに間違いではないのですが、彼女が目をそらしているのは「自分は愛されることで価値がある」という思い込み。

願った通りのやり方でないと満足できないのは、あくまで彼女の問題です。冷静に男性の行動を聞いてみると、

・休日に誘わないときは用事があることを具体的に伝えている
・会うのがしんどいときは断るけど電話で話している
・嫉妬するのは嫌だし、「行動は自己責任」とはっきり伝えている


など、自身のスタンスをしっかり示しています。

それらを「愛されていない」「応えてくれない」と切り捨てるのは、彼女の弱さです。「愛される自分に価値がある」と信じたいために相手に行動を強要しても、それは対等な関係から遠ざかります。

彼女は復縁を望んでいますが、相手の愛情に依存するつながりを、男性はよしとするでしょうか。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article