９月特集「ひとりの夜に」
DRESS９月特集は「ひとりの夜に」。ひとりは気楽で楽しい、でもときどきさみしい。さみしさの源泉を見つめ、ひとりの時間をもっと愛する方法を一緒に考えてみませんか。
23時。真っ暗な部屋に「ただいま」を言う。
ラフな部屋着に着替えて、ソファに座り、缶ビールを開ける。
「子どもの誕生日。３歳になりました！」
「新宿で飲んでる〜」
「韓国旅行行ってきます」
SNSには、にぎやかな写真や言葉が流れていく。
みんなきらきら、忙しそうだ。
ビールをごくり、流し込む。ふと誰かに電話したくなる。たぶん、急に冷たくなった風のせいだ。
ひとりは楽しい。ときどきさみしい。
そんな感じで、私は今日も生きていく。
＊＊＊
ひとりでいると、さみしくなるのはどうしてでしょう。
時折、ひとりでいることを惨めに感じてしまうのはどうしてでしょう。
「ひとりでいる私」をなかなか好きになれないのは、どうしてでしょう。
ひとりの時間はときに孤独だけれど、過去の行いを内省したり、考えや知見を深めたり、自分の本当の気持ちと向き合ったりできる、かけがえのない時間でもあります。
秋の夜長、“ひとり”をもっと味わうために。
さみしさとの向き合い方を、一緒に考えてみませんか。
Illust／水元さきの（@ramunechoco）
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