思い切って「派手色」を選ぶと垢抜ける。スカーフが主役のコーデ
スカーフは1枚でコーデをガラッと劇的に変える威力を持っている。20代の頃からコツコツと集めたカラフルなスカーフ。スカーフ以外は潔くノンアクセサリーにして、スカーフが主役になるコーデをご紹介。
■長持ちするスカーフは永遠のアイテム
20代のころから、ヨーロッパへ旅行する度に少しずつ買って大切に使ってきたエルメスの大判スカーフたち。一番古いもので30年前のもの。今でもすべて現役で使っている。
新品のときのパリッと張りがある肌触りもいいし、長年の使用でややくたっと柔らかくなった状態も、それはそれで好きだ。
■スカーフ選びで大切なのは、柄より色
スカーフを選び買う時の判断は「直観」。パッと見て「心に響いた色」を買う。特に柄は気にしない。
というのも私の場合、スカーフを広げて羽織るということは滅多になく、折り畳んでしまうことがほとんどなので、「柄」よりも「色」が重要だから。
手持ちのスカーフの中から、「赤」「緑」「黄色」の信号カラーが主役のコーデをそれぞれ考えてみた。
赤いスカーフ
「赤いスカーフなんてどうやって使えばいいのか悩む。難しそう……」と思われるかもしれないが、答えは簡単。同じ色のニットに合わせて馴染ませるだけ。
濃いインディゴブルーのワイドデニムパンツ+朱赤のニットに合わせてみたコーデ。
ニットとデニムの色が、スカーフに混ざる色とリンクしているのですんなり馴染む。
鮮やかな色のニットだけでは浮いてしまうところに、同色のスカーフを追加することで、コーデに統一感が生まれる。
緑のスカーフ
緑色の入ったスカーフも使いやすい。トレンドの「カーキ色」との相性が抜群にいいからだ。
カーキ色ってお洒落だけど、どうしても全体が暗くくすんで見えることも。
ここに綺麗な緑のスカーフを入れることで、一気に華やかさが出るのでおすすめ。
黄色いスカーフ
「黄色の派手なスカーフなんて何に合わせていいかわからない」と思われるかもしれないが、これも優秀なアイテム。むしろ合わせやすい。
一番やりやすいのは、ベージュのワントーンコーデにアクセントに使う方法だが、今回は白シャツ+黒のスカートというシンプルでありがちなコーデに添加。
黒と黄色って視認性がいい組み合わせ。地味なコーデがスカーフ1枚でパッと華やかなコーデになる。
■スカーフは「綺麗色」を選ぶと合わせやすい
スカーフはとにかく華やかな色がおすすめ。
冬にカシミアストールを選ぶときも同様だが、黒やグレー、くすんだ色は意外と合わせにくい。
顔周りがくすんで見えてしまうからだ。
「こんな派手な色」「こんなすごい柄」と最初は躊躇するかもしれないが、その方が絶対に合わせやすく、コーデを変えてしまう力を持っている。
大判のスカーフは、巻き方もバリエーションがあるが、あまり凝った巻き方は「がんばってます」感が出るので好きではなく、サラッとひねる程度で首元に巻くのみ。
ベルトにしたり、バッグの持ち手に巻いたりするのもあまりしない。「首周りに巻くスカーフ」として普通に使うことがほとんど。多分これからも。
見た目だけでなく、シルクのスカーフのその滑らかな肌触りは、間違いなく女を幸せな気持ちで満たすアイテム。スカーフをワードローブに取り入れて、日々のコーデを刷新しよう!