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女友達は難しい? “キャラ立ち”すれば、長い目で付き合える

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人生を舞台に自分という人間を演じる方法を提案する短期連載【日々、女優】。#3では女友達との関係において、ありたい自分の演じ方を考えます。「◯◯の前ではこんな自分でいたい」。そんな風に、自分自身の理想とするあり方を未来から逆算して創造すると、人生がよりカラフルで愛おしいものいなるはずです――。

女友達は難しい? “キャラ立ち”すれば、長い目で付き合える

人生を舞台に自分という人間を演じる方法を提案する短期連載【日々、女優】。「◯◯の前ではこんな自分でいたい」。そんな風に、自分自身の理想とするあり方を未来から逆算して創造すると、人生がよりカラフルで愛おしいものになるはずです――。

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今回は女性同士の友情・友人関係においてどんな自分でありたいかを考えます。

女性同士の友情・友人関係で一番大切だと思うのは、ずばり「長い目でみる」ということ。女性は男性に比べて、ライフイベントの影響を内側・外側問わず大きく受けます。

例えば、付き合う男性によって考え方やファッションが変わったり、結婚したら生活環境が変わったり、独身のときより制限が多くなったり。

さらに、子どもが生まれたら、時間の使い方や外出に関する考え方、お金の使い方、物事の優先順位などなど、本当にいろいろなことがライフイベントによって変わります。

「あれ? ◯◯ちゃんってこういう人だったけ?」とか「◯◯ちゃん、なんかすごく変わってしまったな」と感じることが、お互い独身同士のときより断然増えてきます。皆さんも身に覚えがありませんか?

■女友達とは「長い目でお付き合いする」感覚を

それで、寂しいなとか、昔はこんなじゃなかったとか、落胆したり悲しい気持ちになったり、友人が自分と違うステータスになると、勝手に裏切られた気持ちになったり疎外感を感じたり、なにかと心が傷つくことが起きるわけです。

相手を理解することや、同質であることを大事にし、それによって安心できる女性も多いので、友情にも白黒つけたくなるときもあります。でも、その一過性の感情はグッとこらえて、「長い目でお付き合いする」というのが女性同士の友人関係で大事だと思います。

なぜなら、子どもが生まれたばかりは付き合いが悪くなったと思っても、子どもはいつまでも小さいわけではありません。数年経ったら、子育てもひと段落して、「あのときの◯◯ちゃん」に戻っていることが多々あります。

結婚したら家庭優先になって、なんだか付き合いが悪くなったと思ったとしても、数年経ったら、人には言えない問題を抱えているとか離婚したとか、いろいろあるものです。そのときに一番嬉しいのは、昔から知っている友人の態度がまったく変わらず、批判や軽蔑の目で見ないでいてくれること。

頻繁にLINEのやりとりをしたり、会って近況報告をしたり、急接近する時期もあれば、どちらともなく連絡頻度が自然に減っていき、音信不通のまま半年、数年経っていたということもあります。

それでも、やっぱり持つべきものは女友達。ピンチのときには心の支えとなり、女の人生に起こる困難を乗り越える知恵と勇気をくれて、笑いと涙で人生を彩り豊かにしてくれるのは女友達です。

■自分のポジショニングの考え方

私が20代に多大なる影響を受けた海外ドラマ『SEX and the CITY』や、少し前に話題になった映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を観ていると思うことがあります。

年齢を重ねるほど、仕事と経験をベースにした得意分野があり、価値観と男性の趣味が微妙に違う少数精鋭(友達の数よりも質!)の女友達がいることは、成熟した女性の条件でもあると思います。

さらに、女友達のグループが上手く機能するために必要なのは、個々がキャラ立ちしていて、かぶらないこと。

それはグループで集まったときだけでなく、1対1の友人関係でも、この話題はあの人、この問題はあの人とパッと思い浮かべてもらって、相手から求められるために必要なことです。

私は友人関係における自分のポジショニングとして、「非常識ではなく不常識キャラ」を意識しています。世間の価値観の枠を超えて、何事も果敢に挑戦する、大胆な特攻隊長的な役割です。その根底にある目的は、刺激的な友人でいたい、互いの成長を加速させる存在でいたいというのがあります。

そのために意識してやっているふたつのことをご紹介します。

■圧倒的おしゃれで、女性を謳歌する雰囲気を全身で表現

女性は仲間と同一であることにとても敏感で、違う価値観や外見になることを恐れる傾向があります。

急に垢抜けて綺麗になったり、友人の輪から飛び抜けて仕事で成功したりする人を陰でウワサする人は、どこのコミュニティにもいます。自分だけは噂話の標的にならないように、出すぎず平均的な立ち位置をキープする処世術を自然と身につけているのです。

でも、そういう横並び意識は、女性の本能としてある「綺麗になりたい向上心」を押さえつけて、女性から創造力や表現力を奪うもの。

だからこそ、私はその横並びの秩序を果敢に乱す存在になろうと決めています。

私の標語である「会うたびに美しく」を体現すべく、常にファッションの研究に勤しみ、(1年前は365日着物を着て生活するということもやり)メイクもヘアスタイルもどんどん変化させて、誰よりも思いっきりおしゃれを楽しんで、女であることを表現し、その自由を謳歌することに貪欲であることを自分に課しています。

そのひとつの理由は、私が目立っておしゃれをしていたら、他の人は噂話の標的にはならないからです。でも、そんな私の心配をよそに、横並び秩序を乱す女性がいると、そのコミュニティの女性はどんどん洗練されて、綺麗に磨きがかかっていくのです。

女性は周りの同性の存在に無意識に影響されるので、その場にひとりでもおしゃれな人がいると、足を引っ張り合うのではなく、刺激し合って、おしゃれレベルを牽引する役割を担うのです。職場でも、おしゃれな女性がひとりいると、その職場のおしゃれレベルがアップするというように。

そして、綺麗な女性が集まるところには、人々の注目も出逢いもチャンスも集まってきます。

■悪口と噂話の余地を与えない

女性はおしゃべりで、必要ではないこと、他人のことについても、いくらでも無制限に会話できる生き物です。反面、男性は自分のことは話したがらないし、相手についてもそんなに詮索しないし、そもそも興味がありません。

だから、女同士が集まるとどうしても噂話が多くなります。そして、その中には、悪口も含まれてきてしまう。女性同士の友人関係で大事な「長い目でお付き合いする」のに最も重要なことは、噂話や悪口に対して徹底的にかかわらないこと。

とにかく、自分だけは、絶対に噂話をしないこと、悪口はもっての他。悪口が出たら、席を離れる。自分は同意してないから、聞くフリだけしている、というのもNG。その場にいた人はみんな共同責任があるからです。

私はあるとき気づいたんです。なぜ女が集まると、その場にいない人の噂話で盛り上がるのか? その理由は、噂話以上に刺激的で面白い話題がないから。

面白い話題というのは、自分が挑戦して失敗して気づいたことや、実際にどこかに行ったり誰かに会ったりして得た生の情報です。

常にアンテナを立てて、情報を得て、行動して体験をして、自分のフィルターを通して感じて考えたことの引き出しを多く持つ努力を惜しまずにいれば、悪口と噂話をする時間なんてありません。

それは結果的に、女性の友人関係で大事な長い目でお付き合いを可能にする基礎になるのです。

■ズルいヤツにならない限り、友人を失うことはない

先日、奥様の樹木希林さんを追うようにして息を引き取られた、ロックンローラーの内田裕也さんの「お別れの会」で、娘の内田也哉子さんが喪主挨拶の中で語られた言葉がとても心に残りました。

「彼は破天荒で時には手に負えないやつだったけど、ズルいヤツではなかった。地位も名誉もないけれど、どんな嵐の中でも駆け付けてくれる友だけはいる。これ以上、生きる上で何を望むんだ?」


私はこの言葉を聞いてこう感じました。友人関係において、どんなキャラを演じようが、どんな破天荒で迷惑をかける生き方を貫こうが、そんなことで友人が離れることはない。ズルいヤツにならない限り。

だから、もっと他人の目を気にしないで自由にキャラ立ちして、一人ひとりが自分のいるコミュニティに刺激を与え、輝かせる存在を演じよう。

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#3女友達は難しい? “キャラ立ち”すれば、長い目で付き合える

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植村 絵里

1980年東京生まれ、聖心女子大学卒。クイックエステBeautiQ(ビュティック)創業者。 自己実現と出産育児を自由に選択でき、内面も外見も美しい女性があふれる社会作りをモットーに、28歳で起業し、日本初の女子大生ベビーシ...

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