1. DRESS [ドレス]トップ
  2. ファッション
  3. 大人のタートルネックニット選びで気をつけたいこと

大人のタートルネックニット選びで気をつけたいこと

タートルネックのニットほど、暖かさで女を包み込んでくれるやさしい服はない。けれど、顔の輪郭がたるんでくる40代以降、タートルネックの服は恐怖の服に。それでもそのファッション性、暖かさは捨てがたいもの。私がタートルネックのニットを選ぶときに気をつけている点と、タートルネックのニットを使ったコーデをご紹介。

大人のタートルネックニット選びで気をつけたいこと

■タートルネックのニット、どう選ぶ?

タートルネックのニットを選ぶとき、以下の2カテゴリに分けて考えることにしている。

1.インナーとして着るのか?
2.それ1枚でざっくり着るのか?


1の場合、とにかく重要なのは、身体にある程度フィットしてもたつかないこと、ジャケットや細身のアウターを羽織る際にも、袖がすんなり通ることだ。それが条件。

2でざっくり着るときは、逆にとことん大き目なサイズを選ぶ。中にシャツやカットソーを重ね着できてお尻やお腹も隠れる、緩めなシルエットを選ぶ。

1と2どちらなのかをはっきりさせて買う。これが大事。この間の中途半端のものが一番厄介。身体の丸みを拾い、全体の印象がモッサリとする危険がある。

さらに重要なのが、タートルネックの部分。貧弱で、立ち上がりがヘナヘナとへこたれるものは×。長めでしっかり立ち上がるか、首にフィットするものがお勧め。それが顔の輪郭を綺麗に見せるか、余計にたるみを強調させてしまうかの分かれ道だと思っている。

私が現在所持しているタートルネックのニットたち。手前から、伸縮性のあるリブが着やせ効果抜群のfifthのもので、細身で薄手。インナーとして着る1のタイプだ。

真ん中は、最近買ったギャルリーヴィーのタートルニット。大きめ・緩めの形が着こなしやすい品。2として着るのに完璧なシルエット。

一番奥のグレーのミックス糸のタートルネックのニットは、もう10年以上着ているTheoryのもの。まったく型崩れせず、毛玉もできない上質で優秀なニット。
こちらは身ごろが細身なので、1としても2としても着られる。

3つに共通しているのは、首のタートル部分が、しっかりしている、または首にフィットすること。この点さえ気をつければタートルネックは怖くない。

■ざっくりタートルネックのニットで辛口コーデ

Theoryのニットは辛口なコーデにぴったり。ベイカーパンツでゆるっとリラックスコーデ。

エルベシャプリエの迷彩柄トートに羽のピアスでカジュアルにしつつ、足元はハイヒールのショートブーツで女っぽく。

ニットのミックス糸にニュアンスがあり、首と袖も長めなため、上半身を作り込む必要がないから、コーデがしやすい。

■やさしいシルエットのタートルネックニットは女らしく着こなせる

「タートルネックのニット」って、それ以上でもなければそれ以下でもない、と昔は思っていた私だが、それは大間違い。

首の折り返し部分の厚みや立ち上がり、袖の長さや裾のリブの感じ、身ごろの大きさ、袖の太さ……さまざまな要素が組み合わさり、驚くほど印象も変わり、着たときのシルエットが違う。スタイル良くも見えれば、ダボンと垢抜けずダサくなったりもする。

ギャルリーヴィーのタートルニットは、毎年予約する人が大勢いるほどの人気定番品。その理由は着てみてわかる。女性の身体を綺麗に見せる計算がし尽くされたニットだ。

ネイビーのタートルニットは黒より優しい印象になるのでお気に入り。レースのスカートと合わせて女っぽく。

「やさしげな女性」に見える効果抜群なので、保護者会やママ会に着ると好印象を得られること間違いなし! もちろんデートにも。

■ライダースの革ジャンと相性のいい薄手のタートルネックニット

ライダースジャケットはジャストサイズでコンパクトに着るのがカッコいいアイテム。

そのため、中に分厚いニットを着こめないのが難点。このfifthのタートルニットは薄手で、ライダースの袖がするっと通る。

もたつかず、体に寄り添うので、アウターのインナー向けタートルとして大活躍。

ジッパーやボタンなど、襟まわりが意外とごちゃつくライダース。

すっきりした首元が叶うのもタートルネックニットのいいところ。

■タートルネックのニットは便利

「首を冷やさない」というのは、身体を寒さから守るのに実は最も大事なこと。その点、肌触りのいいタートルネックのニットは機能性も兼ね備えたアイテムだ。中にシャツを着たり、スカーフを入れたり、着こなしの変化も楽しめる。

また、顔のたるみが強調されて気になる、という場合は、とにかく「ネックの立ち上がりの高さが高いものを選ぶ」と気にならない。崩れた顔の輪郭を半分隠してしまうのが得策(笑)。

中途半端な立ち上がり、貧弱なネック部分の厚みは、却って顔の輪郭を強調してしまうからだ。

首が暖かいと間違いなく体全体が暖かい。タートルネックニットで暖かさとファッショナブルさを両方手に入れて、年末年始を快適に過ごそう!

霧香

都内在住の50代主婦。 「50代になっても洋服好き主婦のファッションブログ」を運営。 仕事着&プライベート服の着回し。毎日のコーディネートに真剣に楽しく頭を悩ませる日々。

関連するキーワード

関連記事

Latest Article