1. DRESS [ドレス]トップ
  2. トラベル
  3. ミラノにイタリア初のスターバックスが遂にオープン!〜ミラノ通信#33

ミラノにイタリア初のスターバックスが遂にオープン!〜ミラノ通信#33

Share

2018年9月、イタリアに遂にスターバックスがオープンしました。オープンから1カ月が経っても、常に行列ができているのだとか。ミラノ在住の河見恵子さんにレポートしていただきました。

ミラノにイタリア初のスターバックスが遂にオープン!〜ミラノ通信#33

■イタリアに進出したスターバックス

イタリアにスターバックスができる、と言われ続けて何年になるでしょう? ようやく今年9月、イタリア初のスタバがミラノにオープンしました!

スタバの中でも、コーヒー豆や焙煎にこだわり、店内も高級仕様の「スターバックス・リザーブアンドロースタリー(Starbucks Reserve & Roastery)」、スターバックスの本拠地シアトル、上海に次いで、世界で3店舗目に選ばれたのがミラノ(来年にかけて、ニューヨーク、シカゴ、東京にオープン予定)。

スターバックス創業者であり、現在は会長のハワード・シュルツ氏が1983年にイタリアを初めて訪れた際、バール文化に感銘を受け、「イタリアのコーヒー文化はスターバックスの原点である」と言わしめました。イタリア進出は、長年の夢であり、挑戦です。

現在78カ国に28000店舗以上のチェーン店を展開するスターバックスが、満を持してのイタリア初出店となりました。

■イタリア初の店舗は旧郵政公社だった建物

オープンから1カ月は、開店前から行列ができていて入場制限され、どの時間に訪れても40分待ちという状態が続いたようです。

場所は、ドゥオーモからスフォルツェスコ城に向かい歩いて2~3分ほどの、歴史あるコルドゥージオ広場の一角。旧郵政公社だったこちらは、ミラノに今も残る数少ないリバティー様式の美しい建物です(ポステPOSTEの文字はそのままに)。

戦争で焼失したものが多い中、今も残る数少ない美しいリバティー様式の建物内にオープン

オープンから1カ月、常に行列で入場制限

コーヒー焙煎機は見学することが可能

入口には、うやうやしくドアを開けるドアマンが常駐。一歩足を踏み入れると、天井高な吹き抜けの2360平方メートルもの空間が広がります。

まず目に入るのが巨大なコーヒー焙煎機、イタリア・スコラーリ社のものでシックな店内の雰囲気に合わせたブロンズ色は特別仕様だとか。高品質のアラビカ豆のみ使用し、じっくり焙煎される工程をぐるりと囲んで作られた歩道から眺めることができます。

イタリア製焙煎機、周囲を巡り見学可能

焙煎機を中心に店内は幾つかのエリアに分かれています。右手に広がる楕円形の巨大なコーヒーカウンターはトスカーナ産の大理石、そこで香りのサンプルから豆を選んで注文できるシステムです。

コーヒーの淹れ方にもこだわり、「ナイトロ・コールドバリューコーヒー」といって、長時間かけて水で抽出したコーヒーに窒素を加えているとのこと。

大理石のコーヒーカウンターコーナー

こだわりの長時間抽出、水出しコーヒーを提供

ミラノの人気ベーカリーと提携したパンコーナー

左側には、コーヒー豆の販売カウンターと、今回スタバが特別に提携したミラノの人気ベーカリー・プリンチの焼きたてパンコーナー。

プリンチと提携したのは注目されたことのひとつで、イタリア進出にあたって、現地の人気ベーカリーを取り入れることで、イタリア人招聘を狙ったのでは、と言われています。

コーヒー豆販売カウンターと、ミラノの人気ベーカリー、プリンチコーナー

中央には物販コーナー、ミラノでしか買えないグッズが並びます。販売はしていないようですが、自転車メーカー・ビアンキの特別スタバ仕様や、デコラティブなバイクも陳列されています。

イタリアの人気自転車メーカー・ビアンキの自転車と、特別仕様のバイク

バーコーナーで、エスプレッソ・マティーニを注文

中二階には、バーコーナー。バルセロナのWホテルにいたというバーテンダーがスタバのスペシャルカクテル、エスプレッソ・マティーニを作ってくれました。

中二階のバーコーナー、さまざまなカクテルが提供される

■価格設定はバールより割高

入場制限をして常に定員制にしているため、店内はごった返すこともなく、ゆったりとした雰囲気です。イタリアはゆっくり座って寛ぐカフェ文化ではなく、あくまでエスプレッソをサッと飲んで立ち去るスタイル。

1日に何度も(外で働く男性で3〜4回くらい)馴染みのバールに足を運び、ちょっと立ち話してカフェを補給するのが彼らの文化です。バールではエスプレッソが1杯1ユーロ、カプチーノで1.3ユーロほど。スタバミラノでは、エスプレッソ1.8ユーロ、カプチーノはスモールサイズで4.5ユーロでした。

カクテルは16ユーロ、高級ホテルのバーをのぞいて、街ではおつまみもついたアペリティーボ価格が10〜13ユーロなので、こちらも倍近い価格です。メニューによるとワインはグラスで8〜14ユーロなので、最も割高感が少ないでしょうか。

中にいたイタリア人家族に聞いてみると、子ども連れで見学がてら来たとのこと。ケーキを頼んで座ってゆっくりしていますが、普通のバールの倍以上の価格設定のスタバが、果たしてリピートしたい場所になるか、1回体験すれば満足なのか。

タバのシンボル、セイレーン像の下でアメリカ文化を楽しむイタリア人ファミリー

店内の様子

新しもの好きなミラネーゼですが、バール文化のイタリアで、最近は本屋カフェなども増えてきたとはいえ、果たしてどこまで生活に浸透していくか、これからが本番ですね。

再開発地区の高層オフィスタワー内に入る大手本屋チェーンカフェ、外のバールと価格設定は同じ。パソコンなどを持ち込んで長居する人もいていつも賑わっている

ライトアップも美しいミラノのスターバックス

スターバックスミラノ店
Piazza Cordusio, 3 20123 Milano
+39-02-91970326
営業時間 07:00~22:00

Share

河見 恵子

日本航空で15年間、国際線客室乗務員として勤務。退職後はミラノに居住し、東京と往復する生活。ミラノ・ブレラ地区を中心に、身近な情報をブログやFBで発信。ミラノでは在イタリア日本人のために料理教室をオーガナイズ、開催。ワイン好...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article