結婚に必要なお金の話。今からできる財布の準備【お金に愛される女のルール#6】
お金に愛される女になるためには、お金の仕組みや制度を知っておくことが大切です。本連載「お金に愛される女のルール」では独身女性が知っておきたいお金の話をあますことなくお伝えしていきます。第6回では「30代の人が結婚をする上で押さえておきたいお金の話」を紹介したいと思います。
「年を重ねてきたんだから、20代にはマネできない質にこだわる結婚式をしたい」
「ウエディングシューズは、『マノロ ブラニク』のブルーがいい」
「これまで何度も友人・知人の結婚式を見てきた分、私だけの理想の結婚式がしたい……」
と、願ったことはありませんか?
お金に愛される女のルール、今回は「結婚のお金について知っている」です。
■結婚費用はどれくらい?
30代の結婚費用は、20代の結婚と比較して、高いと思いますか? それとも安い?
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017年調べ」によると、2017年度の挙式・披露宴の費用の平均は、354.8万円でした。ここ数年の結婚式の費用も340万円~360万円の間で推移しているため、平均金額は大きく変わりません。
さらに、年齢別の平均を見てみると、
・25歳~29歳:369.5万円
・30歳~34歳:342.5万円
・35歳以上:299.5万円
と20代後半をピークに少しずつ費用は減少しています。
30代での結婚は、友人が子育て中であったり、働き盛りであるために、少人数で式を挙げていることが影響しているのでしょう。
新生活の目安は150万円
挙式や披露宴の費用のほかにも、パートナーとともに新生活をはじめるのであれば、そのための費用も必要になります。
インテリアや家具の購入にかかった費用は40万円、家電の費用は37.4万円が平均です(※)。
新居への引っ越しを検討している場合は、敷金・礼金などの引越しに関わる諸費用も必要になってきます。新生活には、ふたりで100万円~150万円を準備しておくと安心です。
親からの援助があったり、すでに持っているものを活用したりと、工夫をしながら新生活をスタートするケースもあるようです。
※「新生活準備調査2016 リクルートブライダル総研」調べ
■結婚は、新たな人生の出発
結婚したら、家族としてのライフイベントがはじまります。
人によっては出産・子育て、自宅の購入……そして、老後資金などについて考えなければいけない瞬間がやってくるでしょう。
30代の結婚が20代の結婚と大きく異なるのは、人生の3大資金とよばれる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」の準備をすべて同時進行で行わなければならないことです。
20代は、「教育資金」「住宅資金」に目途がついたころから「老後資金」を準備する余裕がありますが、残念ながら30代にはその余裕はありません。結婚と同時に、ある程度ライフイベントの資金計画をはじめましょう!
■今からできる準備は?
やっぱり貯金は大切です。
子育て費用や、住宅の購入資金もはコツコツした準備がポイント。
これらのお金を親に頼ろうとしても、私たちが年を重ねている分、もちろん親も年を重ねています。
現役を引退して、年金生活に突入していると、気軽に援助してもらうことも難しくなってしまう……。
まずは、できることから始めましょう。
たとえば、
・そのお金を“いくら”準備するか考える
・貯金や投資を始める
こんなことを、話しておけば安心して生活ができます。
■お財布の相談はお早めに
ライフイベントには多くのお金が必要になってきます。
独身時代を謳歌している30代は、お互いにお金の使い方のポリシーをもっている場合があります。
今までお給料は、まるまる自分で自由にしていたのが、突然ふたりのお金になるのです。
子どもや住宅購入のことを考えると、いつまでも自由気ままではいられません。
「きっと貯めてくれているだろう……」ではなく、きちんと話し合って、目標金額をどうやって貯めていくのかを決めておきましょう。
ふたりに関わるお金は、ふたりで決めてください。
筆者のところにも「お金についての話し合いが十分にされていないため、どちらか一方がストレスを抱えてしまった」という相談がよく届きます。
いつまでも、お互いが自分らしくいるために、お金のことを話してみませんか。