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家で快適に働くために+20%広い部屋を選ぼう

これまで選んでいた広さよりも+20%程度、広めな部屋を選ぶ理由は――。イラストレーター/アートディレクターの兎村彩野さんの連載「家で働く。」第2回目では、自宅で快適に働くための部屋の選び方を詳しく綴ります。

家で快適に働くために+20%広い部屋を選ぼう

「さあ! 家で働く。をしよう!」

そう準備を重ね、いざ独立してみると、意外にも家で資料などを保管したり用意したり、道具を収納したりするのに、ある程度広々としたスペースが必要だと、暮らしながらだんだん感じていきます。

デジタルOKな時代になってきましたが、それでもクライアントの契約書類が紙で捺印したモノだったり、現金で購入した領収書の保管が決められていたり。20年前よりは随分保管すべき紙は減りましたが、それでもゼロにならないのが現状です。

■生活スペースと仕事用の収納スペースを分ける

また、パソコンをベースに仕事をしても、データ管理用のハードディスク、ちょっとしたUSBなどの機材、デザインの確認やDIYで必要なプリンターなど、周辺にある道具はかさを取るものが多くあります。

アートディレクターのお仕事では撮影用の備品を用意していますが、キレイにわかりやすく収納していないと必要なモノがすぐに用意できず、無駄な買い物が増えて、余計なコストがかかります。

「家で働く。」の見えづらい問題といえば、「意外と収納スペースがいる」「暮らしのスペースに収納を増やしていくとスペースを圧迫して日々にストレスがかかり、暮らしが快適ではなくなる」ことがあります。

■+20%広い部屋を借りる

私の場合、どうしても減らせない画材や原画、契約書類、保管必須な書類関係、デザインや絵を描くパソコンの機材があるので、20代の頃から自分の暮らせるスペースを割り出したら、+20%の広さの部屋を借りるようにしていました。

「家で働く」をすることを前提に、まずは生活費を計算して家賃の条件を決めます。今回は私が20代のときに実際にしていた「ワンルームに住みながら家で働く」を例にします。

■少し広い物件の探し方

「家で働く。」+「アルバイト」の収入から、家賃上限7万円が割り出せました。都内でこの条件にはまる1Rか1Kでは25㎡前後の物件があったとします。この物件を仮に7万の家賃とします。これに+20%の空間を足します。

すると30㎡になります。広くなる分、家賃が少し上がるので、+1万家賃が上がる範囲で物件を探します(今回のお話は仮説なので細かい数字に関しては目安としてください)。

「家で働く。」をしながら、バイトへ行く交通の便がそこそこ良く、家賃が8万円で30㎡くらい、という条件が導き出せました。

厳密に計算して20%ではないのですが、自分の気持ちの中で想定の暮らし+20%の余裕があるイメージと捉えるとわかりやすいかと思います。

■上がった分の家賃を無理なく工面するアイデア

家賃が上がったぶんの1万円は、快適な「家で働く。」スペースを確保するためにと割り切って、カフェに行く回数と外食の回数を減らして工面しました。

「家で働く。」をすると、家にこもりがちなため、気分転換にカフェやコンビニでちょっとしたおやつを買ってしまうのですが、その回数を少し減らしてなるべく家を広くすることにお金を使うようにしました。

私がしていた「家賃のために1万円捻出する」方法

カフェでお茶 1回500円×月に5回=2500円
コンビニで買うちょっとおやつ 1回400円×月に8回=3200円
飲み会 1回3500円×月に1回=3500円
確認しないで買う文具 1回500円×月に2回=1000円

全部を我慢するわけではないのですが、ちょこちょこ使う小銭を節約するために、家を快適にして外へ出なくても家の中で気分転換できるようにしていました。

誘われる飲み会はよく参加していますが、毎月数回はあえてお休みして、夜の空けた時間にゆっくり本を読んだりデザインを練習したりする日にしていました。これは節約と勉強が合体していて良かったです。

■仕事道具に圧迫されない暮らし

家に仕事用の収納空間があるぶん、仕事の道具でそこが埋まったとしても、暮らしのスペースに侵入してくることはなく、圧迫されることが少なくなります。

圧迫感のない心地よい部屋だとストレスも少ないので、長くいても快適で、カフェやコンビニへ行く回数を自然に減らせました。収納があってちゃんと道具を管理できると、無駄に買う備品が減ります。そこも小銭を浮かせるのに役に立ちました。

といっても、そこまで整理整頓が上手かったわけではないですが、20%広くしておいた空間のおかげで気持ちはかなり楽でした。

もしも、これから家で働くコトを視野に入れている方がいらしたら、道具を保管するために少し節約をして、予定より広めの部屋に住むことをオススメします。

兎村彩野

Illustrator / Art Director

1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。シンプルな暮らしの絵が得意。愛用の画材はドイツの万年筆「LAMY safari」。

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