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家計簿が続かない人が知っておくべき4つの処方箋【100万円のオンナ貯金#17】

せっかく家計簿をつけようと思っても続かない、忙しくて三日坊主になってしまう……そんな人をよく見かけます。しかし、お金を計画的に使って、しっかり貯めるためには「家計簿」は欠かせないツール。そこで今回は、家計簿を続けるためのコツをご紹介します。

家計簿が続かない人が知っておくべき4つの処方箋【100万円のオンナ貯金#17】



「家計簿をつけないとなぁ……でも、ちょっと……いや、かなり面倒」

この気持ちはとてもよくわかります。家計簿ノートを購入したり、新しくアプリを使い始めてみても、いつの間にやら使わなくなっていることってありますよね。

ですが、もしもあなたが、自分の毎月の収支を把握できていないのであれば、3カ月は家計簿を続けてみることをおすすめします。

そこで今回は、家計簿が続かない人へ、”継続するためのヒント”を4つご紹介します。

1.「書く項目」と「場所」と「時間」にこだわらない

家計簿が続かないという人の多くは「家計簿をつける」ということを重要視しすぎている傾向があります。

実際はたいしたことではなく、「家計簿」という大層な名前も必要ありません。

必要なのは、使った金額と日付を記録するということ。
もうひとつ情報として付け足すとしたら、「食費」なのか「娯楽費」なのかなどの分類だけ。

ただ、家計簿をつけるときに、書くべき項目を増やしてしまう人も多いんです。
「どこのお店で使ったか」とか「備考」とか「支払い方法」など、もろもろを付け足してしまう。

その結果、家計簿をつけるという行為が面倒な作業になってしまい、家計簿をつけること自体に挫折してしまう……。


繰り返しになりますが、「自分が使った金額」がわかればいいのです。

もし、自分が毎月何にいくら使っているか見当もつかないという状態の人は「食費」とか「娯楽費」などの「項目」を書いておくといいでしょう。ただ、それ以上の情報は必要ありません。

細かく調べたいのであれば、「お店」を書いておけば、あなたがどのお店で最も無駄遣いしているかがわかって、「そのお店に行かない」という対策が立てられます。が、そういう少し深堀りしたような分析は、家計簿が続くようになってからにしましょう。

また、時間や場所を選ぶことで家計簿をつけるという習慣が身につかない人も多いです。

詳細な場所や時間帯にこだわらないことも、家計簿を続けるコツのひとつ。

2.いつでも記録ができるように、家計簿アプリや手帳を使う

「家計簿はどこでもつけられるように」

こういった意味では、いつでもどこでもつけられる環境を整えておくことが大事です。

持ち歩きやすい手帳やスマホの中で家計簿が完結することがポイント

家計簿専用のノートを作ったり、市販の家計簿を買ってきたりしても、持ち歩くことはないですよね。持ち歩く習慣がないと、先に言ったように、いつでも記録できるという気軽さがなくなりがち。結果として、仕事が忙しくなったり、家事や育児で疲れてしまったりすると、続けられなくなってしまうんです。

さらに悪循環として、家計簿を続けられない自分がイヤになってしまうことも。

家計簿をつけることがストレスになるようでは逆効果。そうならないためにも、気軽に家計簿をつけられることが理想ではあります。

最近は充実した家計簿アプリもありますし、レシートを撮影するだけで自動で読み取ってくれる機能がついたアプリもあるので、自分に合うスマホアプリを探してみるのもいいでしょう。

3.家計簿に”完璧さ”は求めない

家計簿が続けられない原因のひとつに、「記録をすることに真剣になり過ぎてしまう」があります。

たしかに、家計簿をつける目的は、お金の流れを把握するためですし、家正確に記載していくことは素晴らしいと思います。

しかし、こだわりすぎると1円の差まで気になってしまい、金額が合わないとむしゃくしゃしてしまうことも。
また、「21円合わない……」という微妙なズレがきっかけとなり、計算ミスを検証する時間も発生します。

それでミスの原因が見つかればまだ良いのですが、結局わからずじまい……ということも多々あります。

家計簿はあくまで大まかなお金の流れと、どこにどのくらいのお金を使っているかを把握することが一番の目的。
1円単位で合わなくても、「食費は3万円くらい、通信費は8000円くらい」という感じで把握できれば十分なんです。

もちろん、数千円単位で誤差が出るのは避けたいですが、そこまで神経質になる必要はありません。

4.何気なく続けている習慣とセットにする

家計簿をつける、という作業だけを習慣にしようとするのは大変です。

歯磨きや洗顔、お風呂と言った生活習慣が身についているのは、私たちが小さいころに親が身に着けさせてくれたから。大人になった今、「家計簿をつけなさいね」と習慣付けしてくる人はいません。自分でなんとか習慣化していかなければならないのです。

しかし、仕事に家事に忙しくしているとついつい忘れてしまいますよね。

そこでおすすめなのが、すでに今ある習慣とセットにしてしまうこと

例えば筆者は、朝の歯磨きの時間に、今週の出費を簡単に計算しています。
使っていいお金の残高を確認して、今日から週末までにどれくらいお金が使えるのかを考えます。

そのくらいなら、スマートフォンの電卓をちょっと叩けば簡単にはじき出せますよね。

歯磨きが終わったらさっと手帳に書き込んで終了。そこまでがもう習慣のひとつになっています。

いまある習慣を上手に利用して、頑張りすぎず長く続けていきましょう。

■家計簿を続ける4つのコツ

家計簿をつけるのって、本当に大変だと思います。

でも、2カ月も続けられればそれは本物の習慣となり、将来もずっと続けられるようになるはず。

1.記録する項目は「金額」と「日付」だけで良い。

2.いつでも記録ができるように、アプリや手帳などのツールを使う

3.完璧を求めない。「金額が合わない」「項目を付け足さなきゃ」などの意識は不要!

4.自分の生活習慣の中に、家計簿をつけることを組み合わせる


これら4つのポイントを意識してみてください!

大塚 ちえ

都内で働く金融系20代OL。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る記事をお送りします。

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