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元モデルの母直伝、10年後・20年後の美を保つ3つの生活習慣

元モデルの母は、今でこそ普通のアラフィフ(アラ還目前)ですが、特に肌や脚を長年に渡り綺麗に保っています。母の生活を眺めていると、ささやかではありますが、長年取り組んでいる習慣があることに気づきました。今回は、母のライフスタイルに密着し、簡単に取り入れられる美容習慣についてご紹介します。

元モデルの母直伝、10年後・20年後の美を保つ3つの生活習慣

■脚の冷えは厳禁。レッグウォーマーで冷えから徹底ガード

物心ついたときから、母は自宅でコットンやシルクのレッグウォーマーを使用しています。気温が下がる秋冬だけでなく、暖かい春夏でも必ず着用。聞けば、「脚のラインを綺麗に保ちたいなら、冷えは厳禁。むくみ知らずの脚を維持するには、冷えから脚を守る必要がある」とのこと。

以前はスポーツジムに定期的に通っていましたが、ここ数年はわざわざジムを訪れるほどの意欲はないようで、本格的な運動はめっきり。しかし、運動習慣が減り、代謝が落ちるからこそ、レッグウォーマーは引き続き欠かせないアイテムなのだそう。人様に脚を見せる機会はないようですが、長年に渡って身についた習慣により、今でも引き締まった脚を維持しています。

■肌に触れるものは、肌の状態に合うものを見極めて選ぶ

■肌に触れるものは、肌の状態に合うものを見極めてチョイス

母がコットンやシルクを選ぶのには理由がありますが、まずは繊維の特徴について。

どちらの素材も共に、汗や体の水分を吸収する「吸水性」や、汗が蒸発する際の湿気を吸収する「吸湿性」を持つほか、余分な水分や湿気を外側へ放出する働きがあります。水分が気化する際に外部から熱を吸収することで(この熱のことを「気化熱」といいます)布と肌の間の温度が下がり、夏は涼しさを感じることができます。

また、どちらも繊維内部に空洞を抱え、空気を含みやすい中空構造になっています。コットンやシルク、そして空気は熱伝導率が低く、熱が放出されにくいことから、冬は体温を逃さず、暖かさを保つことができるのです。

・肌の乾燥に悩む人は、コットンやシルクを取り入れて

・肌の乾燥に悩む人は、コットンやシルクを取り入れて

化学繊維を用いた肌着類が登場して久しいですが、肌の状態によっては、繊維が肌を摩擦して刺激となり、肌がカサカサしたり、かゆみが出たりすることがあるようです。

衣類の刺激によりかゆみが誘発されます。ウールや化学繊維(レーヨン、ナイロン、ポリエステル)などの素材は避けましょう。シーツやベットカバーも同様です。木綿、ガーゼ、タオル、ネルなど、柔らかい素材のものを着用するようにしましょう。

「国立がん研究センターがん情報サービス」より引用

実際、母も以前は化学繊維のインナーを着用していましたが、肌に合わなかったようで、レッグウォーマーやインナーなど、肌に密着するものはコットン・シルクを用いるそう。肌状態を常に観察し、変化を見過ごさずに対策を講じることで、今でも肌トラブルとは無縁で過ごしています。

■シャワーだけで済ませず、毎日必ず入浴する

■シャワーだけで済ませず、毎日必ず入浴すること

母は無類のお風呂好きで、スーパー銭湯やスパなどに足繁く通い、昔から1日に2回は入浴しています。私はバスグッズを多く集めていますが、今思い返せば、母もまた同じように、入浴剤やバスソルトなど、バスタイムを楽しむためのアイテムを揃えていました。

入浴することのメリットは、温熱作用によって体が温まり、皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がって、血行が促進されること。また、全身に水圧がかかることで、末端に溜まった血液やリンパが心臓に戻りやすくなり、血液の循環を促進するそう。

ただし、全身の血液が一気に心臓に戻ると、心臓にかかる負担が大きくなります。半身浴が推奨されるのは、全身浴によって体全体にかかる水圧を軽減し、心臓の負担を減らすことも背景にあります。

一方で、水中の浮力によって筋肉の負担が軽減し、リラックス効果を見込むこともできるため、心臓に不安がなく、また健康面の支障がない限りにおいては、全身浴を検討しても良さそうです。

■シャワーだけで済ませず、毎日必ず入浴すること

入浴するのとしないのとでは、翌日の全身の軽さがまったく異なるので、私にとって、入浴は「メイクは寝る前に必ず落とす」という美容の鉄則と同レベルの位置付け。脚がパンパンにむくんでいるときなどは「お風呂に入りなさい!」とよく言われたものですが、入浴による効果を熟知してのことだったのだろうと思います。

体調がすぐれないときはシャワー浴で済ませることもありますが、母の教えを守り、基本的にはどんなに夜遅く帰宅し、眠気が勝っていても、10分ほど体を温めてから睡眠を取るようにしています。

■小さな取り組みが、10年後・20年後の美を左右する

加齢は誰にでも等しく訪れるものですが、母を観察していると、ささやかな取り組みが5年後や10年後、さらには20年後以降に至るまでの美を左右するのだろうと感じています。

ご紹介した取り組みは、あまり負担がないものばかりなので、気になる方はできるものから毎日の習慣として取り入れてみてください。

猫川 舐子

広告代理店勤務

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