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夫を「育てる」のではない。「よりよい生活を勝ち取る」ために闘う 2/2


■夫を「育てる」のも「諦める」のも真っ平、そこでわたしが取った選択肢

そういったことが度々あって、我が家の状況は産後、これまでにない最悪の状態になった。そうすると、思い出すのが諸先輩ママ方の口から聞いたことのある「夫を育てる」という言葉。

けれども、わたしはこの言葉に、昔から抵抗がある。

なぜ大の大人を育てなくてはならないのか、それはわたしの仕事ではない、と考えてしまう。「それくらい大人になれ」と言われても「なりたくない」と言うしかない。どうであれ、夫を育てるのなんて真っ平! なのである。


「育てたくない」のならば、もうひとつの選択肢として「諦める」という手もある。

夫に対して怒りがわくのは、できるはずと期待するからで、あらかじめ、「家のことはできない人、してくれない人」だと思えば、腹も立たない。

それどころか、少しで家のことを手伝ってくれたら、感謝さえも沸いてくるのではないか……とも考えたが、けれどもわたしには「諦める」ということもしたくなかった。


「諦める」というのは我慢するということでもあって、近い将来か、遠い未来かはわからないが、そのうち不満と怒りが爆発することが、想定できている。

それに、「諦める」だなんて、それは負けではないか……そう、わたしは闘う! と決めた瞬間に、すとんと自分のスタンスが決まった。



「夫を育てる」のではなく「諦める」のでもなく、わたしは「よりよい生活を勝ち取る」。すると途端に力が湧いてきた。

「よりよい生活を勝ち取る」ためにわたしはいちいち夫にあれをしてくれ、これをしてくれと言うようになった。「電気を消したら?」と言われたら「朝から家事と仕事に追われてようやく座ったところで立ち上がりたくない」ときっぱりと述べ、「そこのドア、閉めて」と頼まれたら「わたし、それ、できない人なんだよね~」と断る。すると夫に変化が現れた。それらのことを、代わってやってくれるようになったのだ。


これまでは、まったく知らなかったが、夫は相手が「できない」「したくない」と言ったときに「頑張ればできる」と根性論を説いたり「したくなくてもやるもんだ」と説教をしてくるのではなく、「そうか、それは仕方がない」と受け入れてくれるタイプだったのだ。

だから素直に「それをするのがキツい」と訴えれば、代わりになんでもしてくれるし、ときには、空気を読んで先回りもしてくれる。

「闘う」だなんて殺伐としていると考える人もいると思う。けれど、それが一番しっくりと来るのだから仕方がない。わたしと同じように「夫を育てる」なんて真っ平、けれども「諦める」のも嫌だという女性は「闘う」という選択肢があることも、ぜひ頭に入れておいてください

大泉 りか

ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は『女子会で教わる人生を変える恋愛講座』(大和書房)。著書多数。趣味は映画、アルコール、海外旅行。愛犬と暮...

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