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デリケートゾーンの洗い方。正しいケアで清潔に、健やかに 2/2


デリケートゾーンのお手入れをするとき、きっと誰もが最初に疑問に思うことではないでしょうか。私としては「アンダーヘアはいらない」と感じています。

いくつか理由はありますが、一番はアンダーヘアがないほうが圧倒的に「清潔」だからです。アンダーヘアのまわりには、汗や皮脂を分泌するアポクリン腺という汗腺があります。

ムレてかゆみや臭いが出るのはそのためですが、そこに毛があればさらにムレることになって、皮脂が溜まりやすくなり、酸化した皮脂が嫌な臭いのもとになったり、炎症を引き起こすことにもなりかねないのです。

また、アンダーヘアがあると排泄時に尿や便が絡まりやすくなります。きちんと拭き取っていると思っていても、アンダーヘアにこびりついていた、なんてこともあり、これも不衛生になります。

さらにはアンダーヘアが膣まわりをこすることで、黒ずみの原因にもなります。当然ながら、毛がごそごそとこすれるだけで、デリケートゾーンが乾燥を招きやすくなることは想像に難くないでしょう。

■デリケートゾーンに感謝の気持ちを込めて

3回に渡り、デリケートゾーンのことをお話ししてきました。私は、デリケートゾーンこそ、からだのサンクチュアリ(聖なる場所)だと常日頃から思っています。

ヨーロッパでは、膣まわりはその人のアイデンティティを表すというほど重要視されています。イギリスでは膣まわりのことを「フェイス」、つまり「お顔」と呼んでいるくらいです。

そんなデリケートゾーンへ感謝の気持ちを込めてケアをし、自分のからだを大切にしていきたいですね。

著者 森田敦子さんプロフィール

日本での植物療法の第一人者。サンルイ・インターナショナル代表。大学卒業後、航空会社の客室乗務員の仕事に就くも、ダストアレルギー気管支喘息を発病。その治療として植物療法に出会い、驚くほどの効果を実感。本場のフランスで学びたいと、航空会社を退職し渡仏。フランスでは4年間滞在し、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。

帰国後、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため、会社を設立。2002年には、植物から抽出した抗菌液の研究・開発により、日本バイオベンチャー大賞近畿バイオインダストリー振興会議賞受賞。
AMPP認定・植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」を主宰するほか、植物療法と医療とのコラボレートや商品開発など、多岐にわたって活躍。主な著書に『自然ぐすり』(ワニブックス刊)など。

http://intime-cosme.com/

2017年9月30日公開
2019年7月8日更新

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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