膣まわりのケアをしてますか? 「潤うからだ」のつくり方

膣まわりのケアをしてますか? 「潤うからだ」のつくり方

女性のからだで一番活躍していて、一番大切な場所、膣まわり。清潔で、保湿され、潤っていますか? 日本での植物療法の第一人者である、森田敦子さんの著書『潤うからだ』(ワニブックス)から抜粋し、膣まわりのケアの大切さ、潤うからだのつくり方を、全3回でお伝えします。


生理、排泄、セックス、妊娠、出産……。女性のからだで一番活躍していて、一番大切な場所、膣まわり。膣まわりが清潔で、保湿され、潤っていることによって、良質な粘液を出し、免疫力を上げ、膣の萎縮を防ぎ、妊娠力を上げて、出産もスムーズにでき、更年期を穏やかに迎えることができます。

日本での植物療法の第一人者である、森田敦子さんの著書『潤うからだ』(ワニブックス)から抜粋して、膣まわりのケアの大切さ、潤うからだのつくり方を、数回にわたって公開します。

■あなたは、ちゃんと潤ってる?

「私、彼はいるけどセックスはしたくないんです」

植物療法士である私は、セミナーや講演会で多くの女性とお会いする機会があります。植物のからだに対する薬理効果についてさまざまなお話をさせていただきますが、そのなかで多くのみなさんが最も興味を示されるのは、女性の性の話をしているとき。植物療法における妊活や生理、セックスに関する話になると、特別熱心に耳を傾けてくださるのがわかります。

そして、そうした話をした後には植物療法についての質問だけではなく、冒頭のような相談を受けることがとても多くなるのです。

ほかにも、「挿入時に膣が痛くて入らない」「膣がヒリヒリするだけで、エクスタシーを感じたことがない」「何年もセックスしていない」といった悩み、不安、疑問をお持ちの方が本当にたくさんいらっしゃいます。こうした悩みの根本的な原因はただひとつ。

“膣が潤っていない”からです。

■自分の膣まわり、見たことある?

実際、ご自分の膣をご覧になったことがありますか?

自信を持って「はい!」と答えられる人が、どれくらいいるでしょう。自分の目できちんと確かめてみなくては何も始まりません。

いい機会ですから、一度試しに見てみましょう。用意するのは大きめの手鏡。アンダーヘアの奥にある膣部分もきちんと観察するようにしてください。

膣まわりの色合いや形、肌質などの個性は人によって異なります。私は植物療法士として、出産ケアなどのために国内外の女性2000人あまりのデリケートゾーンを観察したことがあります。

日本人はどちらかというと大陰唇が大きく発達し、ヒダ状になっている部分が浅黒くなっている傾向にあります。国籍や人種によって色や形もさまざまですし、それぞれの個性なので違いを気にする必要はありません。

■ケアをしない日本の女性たちへ伝えたいこと

日本の女性は、ほぼ膣まわりのケアをしていません。でも、考えてもみてください。みなさんは顔のスキンケアには手間暇を惜しみませんよね。化粧品にもこだわるでしょう。

クレンジングや洗顔料、化粧水、乳液、美容液など、自分の肌に合うものを選んで念入りにお手入れをしているでしょう。髪の毛にはシャンプーやコンディショナーなどを使い、手足や腕、背中などはボディソープで洗ってオイルやクリームで保湿する。それに対して、膣まわりはどうでしょうか?

膣まわりをデリケートゾーン専用ソープを使って、丁寧に洗っていますか? 膣に専用のクリームやオイルを塗ってきちんと保湿しているでしょうか? お湯で流すだけということはありませんか?

また逆に、からだ用のボディソープを使い、大事なところだからとゴシゴシこすって洗浄しすぎではありませんか? お風呂から出たときもタオルでパパッと拭いて、そのままササッと下着をはいて終了、という人が多いのではないでしょうか。

残念ながらこうしたケアでは、膣まわりの清潔が保てなくなるばかりか、粘膜が乾燥してしまいます。膣の粘膜は薄くなり、大陰唇は広がってたるみ、そのまわりの皮膚は硬くなり、シワシワになってしまうことになるでしょう。

顔のケアをしなければシワが多くなり、頬もたるみますよね。かかとのケアをしていない人は、角質が硬くなってガサガサになってしまいます。膣もそれと同じことです。

良質な膣とは、粘膜が水分をたくさん含んで、伸び縮して弾力がある、潤った膣のことをいうのです。

『潤うからだ』書籍情報

潤うからだ
著者:森田敦子
発行:ワニブックス
単行本:165ページ
発売日:2017/6/26
価格:1200円+税

[公式サイト]
https://www.wani.co.jp/event.php?id=5490

著者 森田敦子さんプロフィール

日本での植物療法の第一人者。サンルイ・インターナショナル代表。大学卒業後、航空会社の客室乗務員の仕事に就くも、ダストアレルギー気管支喘息を発病。その治療として植物療法に出会い、驚くほどの効果を実感。本場のフランスで学びたいと、航空会社を退職し渡仏。フランスでは4年間滞在し、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。
帰国後、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため、会社を設立。2002年には、植物から抽出した抗菌液の研究・開発により、日本バイオベンチャー大賞近畿バイオインダストリー振興会議賞受賞。
AMPP認定・植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」を主宰するほか、植物療法と医療とのコラボレートや商品開発など、多岐にわたって活躍。主な著書に『自然ぐすり』(ワニブックス刊)など。
http://intime-cosme.com/

この記事のライター

人生を自分らしく楽しむ大人の女性たちに、多様な生き方や選択肢を提案します。

関連するキーワード


女性器

関連する投稿


膣まわりの正しい洗い方、教えます。「潤うからだ」のつくり方#3

膣まわりの正しい洗い方、教えます。「潤うからだ」のつくり方#3

膣まわりのケア、していますか? 日本での植物療法の第一人者である、森田敦子さんの著書『潤うからだ』(ワニブックス)から抜粋し、膣まわりのケアの大切さ、潤うからだのつくり方を、全3回でお伝えします。


膣の萎縮を放っておくと、セックスレスになる恐れも。「潤うからだ」のつくり方#2

膣の萎縮を放っておくと、セックスレスになる恐れも。「潤うからだ」のつくり方#2

あなたの膣まわりは清潔で、保湿され、潤っていますか? 日本での植物療法の第一人者である、森田敦子さんの著書『潤うからだ』(ワニブックス)から抜粋し、膣まわりのケアの大切さ、潤うからだのつくり方を、全3回でお伝えします。


フランス女性はデリケートゾーンを丁寧にケアしている

フランス女性はデリケートゾーンを丁寧にケアしている

フランス女性はデリケートゾーンやアンダーヘアのケアに積極的だそう。それは清潔に保ち、健康につなげることだけではなく、夜のスキンシップの感度を高めることをも可能にします。人に言えない部分の悩みは、バスタイム中に簡単にケアして解消。習慣化してしまえばストレスや面倒くささからも解放されるはずですよ。


女性器の悩みにアプローチ。累計販売10万本のデリケートゾーンお手入れシリーズに新商品

女性器の悩みにアプローチ。累計販売10万本のデリケートゾーンお手入れシリーズに新商品

女性器の悩みといえばにおいや黒ずみなどがあります。それらにアプローチする、デリケートゾーン専用アイテム「イビサ・ビューティー」シリーズに新商品「薬用イビサミスト」が加わりました。2月14日(火)に新発売。


婦人科形成クリニックの選び方。女性器の悩みやコンプレックスを克服しよう

婦人科形成クリニックの選び方。女性器の悩みやコンプレックスを克服しよう

女性器に悩みやコンプレックスを持っている女性向けに、婦人科形成クリニックの選び方を喜田直江医師がご紹介します。女性器の悩みやコンプレックスを克服することで、女性の人生はいきいきと輝き始めるはずです。


最新の投稿


産む? 産まない? 子を持たない女性たちの声にふれたら、考えが揺れました

産む? 産まない? 子を持たない女性たちの声にふれたら、考えが揺れました

多くの女性が対峙する、子どもを産む・産まない問題。産んだ人の体験談はたくさん聞くけれど、産まなかった人の話って意外と聞かないような……? とふと思いました。子どもを持たない人生を送る女性たちのリアルな声を聞ける本『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』と出会い、考えたこと、感じたこと――。


幸せを呼ぶ京都・開運旅へ! 新春におすすめの1泊2日モデルプラン

幸せを呼ぶ京都・開運旅へ! 新春におすすめの1泊2日モデルプラン

日本国内だけでなく、外国人観光客からも多くの支持を集める京都。そんな京都には悠久の時を超え、今も残る寺社や、晴れやかな気持ちになる雅な美食まで、パワーをもらえるスポットがたくさん。今回は新春におすすめな、開運京都旅のモデルプランをご紹介いたします。


”衝撃の40分”から目が離せない! 『デトロイト』が描く歴史に埋もれた戦慄の一夜 古川ケイの「映画は、微笑む。」#35

”衝撃の40分”から目が離せない! 『デトロイト』が描く歴史に埋もれた戦慄の一夜 古川ケイの「映画は、微笑む。」#35

イラクを舞台に米軍爆発物処理班の兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』、オサマ・ビンラディンの捜索に執念を燃やすCIA女性分析官を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』など、センセーショナルな題材選びに定評のあるキャスリン・ビグロー監督。新作『デトロイト』は、米国デトロイト暴動で起きた戦慄の一夜を映画化した、必見の衝撃作です。


フランス女性は風邪予防&対策に「ハーブと野菜」を取り入れてる

フランス女性は風邪予防&対策に「ハーブと野菜」を取り入れてる

冷えや寒さから体調を崩しがちな冬、ちょっと調子が悪いなと感じたとき、どのようなケアを取り入れていますか? 早めに薬を飲むという手段もあるけれど、できればそれ以外で回復させたいもの。今回はフランス女性による風邪予防と対策法をご紹介します。


岡田将生「人と人とのバランスを楽しみながら、自分を知っていく」――自分らしさのヒント

岡田将生「人と人とのバランスを楽しみながら、自分を知っていく」――自分らしさのヒント

岡田将生の美しい横顔は、もはや凶器だ。映画『伊藤くん A to E』で彼は、イケメンだけど超痛い男の役を演じている。最低なキャラクターなのに嫌いになれないのは、きっと、その言動がどこか人間らしいから。何にも縛られず自分らしく生きることに、私たちは憧れてしまう。岡田将生に、そんな“自分らしさ”について聞いてみた。