管理栄養士イチオシ。食べてきれいになるヘルシーおやつ5選
毎日おやつを食べる人はオフィスワーカーの3人にひとり、なんて調査結果もあるほど、「間食」は毎日の生活を満たしてくれるもののひとつ。お菓子メーカーに勤める筆者と「間食」との向き合い方を見つめ直す全10回の連載です。第2回目では、管理栄養士から見た「間食の選び方」をお届けします。
小腹が空いたときに、つい食べてしまう「おやつ」。はたして何を選んだらいいのか……ずっと疑問に思いながらも、とりあえず「低カロリーなもの」「腹持ちのよさそうなもの」を選んでいる方は多いのではと思います。
今回は管理栄養士さんに、おすすめスナックを5種類聞いてきました。(永久保存版ですよ!)
ドライフルーツ
コンビニやスーパーなどにも置かれるようになったドライフルーツ。
ドライフルーツそのものの甘みだけを引き出した、無糖タイプのものを選んでみてください。よく噛めば噛むほど甘みが広がります。
特におすすめは「デーツ」。ミネラル・ビタミンが豊富に含まれるデーツは、鉄分や葉酸が多く、貧血気味の方や妊婦さんにもおすすめです。
カリウムも豊富で、デスクワークで蓄積したむくみが気になるときにも◯。食物繊維も多く、噛みごたえもあり、少量でも満足感を得られます。
しっかりとした甘さがあり、甘い物好きな方でも満足度が高いはず。
ナッツ
ナッツ類には、不飽和脂肪酸といわれる良質な脂質とビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれます。特にビタミンEは食材の中でもトップクラスの含有量です。強い抗酸化作用(体のさびつきをとってくれる)で肌や血管を丈夫にしてくれます。
ナッツ類の中でも特に栄養価が高いのがくるみ。良質な脂質が豊富で、全体の60%以上が脂質です。特に最近耳にする機会も増えたオメガ3(n-3系)、脂質のαリノレン酸やリノール酸が多く、血液の流れを良くしてくれます。冷え症などでお悩みの方にぴったりです。
さつまいもスナック
さつまいもはビタミンC、ビタミンE、カリウムが多く含まれます。さつまいもを切ったときに出てくる白い液体はヤラピンという成分で加熱にも強く、腸の動きをサポートし、また豊富に含まれる食物繊維とのW効果で、特に便秘にお悩みの方におすすめです。
デンプンが多く、エネルギー補給の役目も果たしてくれます。ここからもうひとがんばりしたい、残業中のおやつにも適しています。
さつまいも本来の味を活かした「干しいも」、さつまいもを丸ごと使った「さつまいもチップス」などを選ぶと良いでしょう。
豆類
大豆やあずき、甘納豆などの豆類のお菓子は栄養素の宝庫。大豆は昔から「畑の肉」といわれるように、たんぱく質が豊富です。
ほかにもビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄、葉酸、マグネシウムなどのビタミン・ミネラルに加え、さらにレシチン、サポニン、イソフラボンなど機能性栄養素も豊富。
子供から大人まで幅広い世代の健康づくりをサポートしてくれます。
野菜チップス
野菜の栄養素を丸ごと摂れる栄養満点のスナックのひとつ。緑黄色野菜にはβカロテンが豊富に含まれます。
腸内のきれいをサポートしてくれるなど、健康維持に欠かせない食物繊維もたっぷり! エネルギーチャージにもぴったりのおやつです。
油が少なめで、素材の味がそのまま楽しめる野菜チップスを選んでください。
■まとめ
ドライフルーツにナッツ、さつまいもスナック、豆類、野菜チップス……どれも身近にあるスーパーやコンビニで選べるスナックです。
ゆっくりよく噛み、味わいながら食べてくださいね。