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【100万円のオンナ貯金#4】貯金するときに気を付けたい3つの落とし穴
お金を貯めたいと思ったとき、あなたはまず何をしますか? 買い物では極力安いものを買ったり、ほしいと思ったものを我慢したりする……。でも、そればかり続けていると、ストレスが溜まってしまいますよね。今回の【100万円のオンナ貯金】では、上手に貯金するために気をつけたい落とし穴についてご紹介。
お金を貯めるために、節約したり日々の生活を見直したりするのはとても大事なこと。
しかし、がむしゃらに貯金しようとしても、なかなかうまく貯まらなかったり、逆にストレスを溜め込んだりすることもありますよね。
今回はそんな”ストレス”から離れて、心身ともに健康的な貯金をするためのポイントを3つご紹介します。
■毎月口座から引き落とされる合計金額を知っておく
お金を貯めるには絶対に先取り貯金がおすすめ。ですが、先取り貯金をする際には、気をつけなければならない点がひとつあります。
それは、クレジットカードや光熱費などの引き落とし金額まで先取り貯金してしまい、それらの引き落とされるべき金額が引き落とされずに負債として残ってしまうことです。
たとえば、家賃とクレジットカード、光熱費、奨学金の引き落としなどが毎月ある人もいることでしょう。これらの引き落としよりも先に、先取り貯金のお金を抜いてしまうと、当然ですが足りなくなってしまいます。
とくに生活費を別口座に入れている人や、逆に引き落とし口座を別にしていて、なんとなくの金額管理をしている人が危険です。
毎月のやりくりがきちんとできている人であればいいのですが、たとえば生活費だけ別口座に移してしまって給与口座から諸々引き落とされるという場合、引き落とされる金額の総額をきちんと把握しておかないと、どれかが引き落としされなくなってしまいますよね。
引き落とし口座を給与口座と別にしている人は、なんとなくの金額を入れておくだけでは残高不足となり、これもやはり引き落としができなくなってしまう場合があります。
毎月引き落とされる金額がどういうものなのか、いつ・いくらくらい引き落とされるのかメモしておいて、それらが期日にきちんと引き落とされているかを確認しておいてください。
先取り貯金がうまくいっても、変に負債を増やしてしまったり、支払い履歴にキズがついてしまったりしては意味がありません。
■節約とは「我慢」ではなく「取捨選択」を上手にすること
お金を貯めるには毎月のやりくりをもっと上手にしなければ、と思い、節約に励む人もいると思います。
もちろん、ムダは削って本当に必要な部分にだけお金を使う努力は必要になりますが、あまりに無理をしすぎると最終的には損をすることが。
たとえば、食費を削りたいと思ってご飯を減らしてみたり、野菜は高いからといって食べなくなったり、品目を減らしたりする人もいるかもしれません。
しかし、それで体調不良になって病院へかかったり、肌荒れを起こして新たに化粧品類を買う、なんていうのは本末転倒ですよね。
人間は健康であることが一番の節約です。
また、ほしいものを我慢するのは大切ですが、適度に息抜きをしてください。溜まったストレスを大放出したくなるときが必ず出てきます。
ずっと我慢してきたのに、急に物欲が止まらなくなって衝動的にいろんなものを買ってしまった、という経験がある人もいるかもしれません。こうなると、結局買ってしまっているのですから意味がありません。
そうならないためにも、不必要なものは徐々に減らしていきましょう。買い物をするときには、よく考えて本当にほしいものであれば我慢せずに買えばいいのです。
節約とはすべてを我慢することではなく、取捨選択を上手にすることだと思って、ほどほどにがんばりましょう。
■流動費の節約で精神的に不安定に?
貯金しようと意気込むのはもちろん大事なことですが、ちょっとしたボタンの掛け違いで修行のように辛い貯金になってしまうこともあります。
そもそも貯金は続けることが大事なのに、修行のように辛ければと続けられず、意味がありません。
たとえば、家賃や光熱費、通信費や保険料などの固定費を減らさずに、娯楽費や趣味のお金を減らそうとすると、自分の好きなことを減らすことに直結します。こうなると、息抜きやストレス発散ができずに精神的に不安定になることも。
1円でも安く、と思って買い物をしていると、ケチケチしすぎて疲れてしまいますよね。1円安い野菜を買おうと思って遠くのスーパーまで足を運んでいたら時間の無駄です。仕事や家事や育児でとても忙しいとき、1円単位で悩んでいる余裕はありませんよね。
それであれば、家賃や光熱費、保険料や通信費の見直しで、大きく節約することを目指しましょう。
保険料は、余分な特約がついていたり、過剰な保障内容になっていないか、一度保険証をじっくり眺めてみてください。
独身であれば万が一のとき、葬儀代の足しになるくらいの金額あればいい、という考えもできますし、会社の組合がやっている保険に加入できれば、同じ保障内容でもかなりの保険料削減ができます。
通信費についても、今は格安SIMや格安スマホもありますし、スマートフォンにかかる費用の引き下げも検討されています。格安スマホを使っている人がいれば話を聞いてみて、使い心地と料金のバランスを見て検討してもいいですね。
通信費は上手に乗り換えると、これまでの2分の1や3分の1の金額でほぼ同様のサービスが受けられるケースがあるので見直しの価値ありですよ。
■節約は固定費から! 我慢しすぎないことが大事
節約しようと思ったら、まずは固定費から見直してみましょう。意外とコストダウンできる部分が残っていないか探してみてください。
また、会社の福利厚生なども活用できると、今まで気づかなかったサービスが受けられたり、申請できる手当も増えたりするはず。
食品で安いものを選ぶとか、ほしいものを我慢するとか、そういうことも必要ですが、我慢しすぎて逆に大きな損をしてしまうことがないようお気をつけください。
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