旅に出ない言い訳をする前に、２泊４日の旅をしようと決める
あなたが旅に出ない理由は何ですか？ ベストセラー作家、山崎拓巳さんが初めて書いた旅の本『大切なことに気づく 引き寄せの旅』から特別に、「引き寄せの法則を起こす旅のレシピ」を数回の連載として公開します。
引き寄せの法則を起こす旅のレシピ #５【旅は自分を「初期設定」に戻す儀式】
理由はないんだけど、なんだかうまくいかない。この先も何かが変わる気がしない、そんなとき、「人生は意図的に好転させることができますよ」と言われたら？
ベストセラー作家、山崎拓巳さんが初めて書いた旅の本『大切なことに気づく 引き寄せの旅』から抜粋して、「引き寄せの法則を起こす旅のレシピ」を数回に渡って、公開します。
■お金が貯まったら。仕事が一段落したら。それはいつ？
あなたが旅に出ない理由はなんですか？
お金がないから。英語が話せないから。もっとも多くの人が口にするのが、時間がとれないから、という理由です。
しかしわたしは、「旅は多少無理をしてでも、出るものだ」と思っています。
たいていの場合、わたしたちは一定の条件を満たしてから旅に出ようとしますよね。お金が貯まったら。休みがとれたら。仕事が一段落したら。では、それはいつなのでしょうか？
■おすすめは「２泊４日」の旅
わたしは逆の考えで行動しています。なにより先に、この日に行く、と決めてしまうのです。行くと決めてしまえば、お金も貯めようとするし、休みをとろうとする。自然と、旅に出るための行動がとれます。
なにも、１週間の休みをとる必要も、何十万というお金を貯める必要もないのです。
わたしがおすすめするのは「２泊４日」の旅。週末の金曜日の夜に出発して、旅先で土日を過ごし、月曜の朝に帰ってくる旅。少しだけハードですが、特別に休みをとる必要もない、短い旅です。
■「旅に出るハードル」を少しずつ下げていく
わたしがよく旅先に選ぶ場所は、インドネシアのバリ島です。
１日目。日本を飛び立ち、空港から出るともう夕方です。その日はホテルに着いて、遅めの食事を済ませて、ふかふかのベッドでゆっくりと休みます。
２日目。次の日は、朝早く起きて、プールに浮かび、ギラギラ暑い日差しを浴びながら、本を読みます。太陽が頭の上に登るころにはお腹が空いてきて、昼ごはんはどうしようか。
街へ繰り出し、食事のあとは観光に出かけます。夕方になる前に、夜の過ごし方を考えます。あの海辺で夕日を見て、近くのレストランで夕食、そのあと、あのバーに行って月を見よう、と。
３日目も同じようにゆっくりと過ごし、夜の遅い便で現地を出国し、４日目の朝早くに日本に帰ってきます。そんな短い旅、ばたばたして大変じゃない？ と言う人もいますが、時間がとれることを待っていたら、なかなか海外になんて行けません。
むしろこうやって自分の中の「旅に出るハードル」を少しずつ下げていくのです。リ・フレッシュ、リ・ボーン、リ・バース。その機会は少ないより多い方がいいですよね。旅に出るたびに、「ずるっ」とむけた新しい自分に出会うことができるのですから。
日常の中に旅をつくって、自分の１年間にエスプリを与えていくのは、そんなに難しいことではないのです。
次回は、「引き寄せの旅に出る前にすべき、たったひとつのこと」についてお話しします。
『大切なことに気づく引き寄せの旅』書籍情報
著者 山崎拓巳さんプロフィール
1965年三重県生まれ。広島大学教育学部中退。22歳で「有限会社たく」を設立。以来30年間、多岐にわたる事業を同時進行に展開中。 現在まで30冊以上を上梓し、累計120万部のベストセラー作家でもある。主な著書に、『やる気のスイッチ! 』『気くばりのツボ』『見えないチカラを味方につけるコツ』(いずれもサンクチュアリ出版)などがある。『やる気のスイッチ! 』は、2011年には英語版『SHIFT』となり全米で発売されるなど、他の著書も香港、台湾、韓国ほか、広く海外で翻訳出版されている。 また、「凄いことはアッサリ起きる」‐夢‐実現プロデューサーとして、コミュニケーション術、リーダーシップ論、メンタルマネジメントなどさまざまなテーマで登壇する一方、世界50カ国以上を訪れた旅人でもある。 本書は、これまでに夢‐実現プロデューサーとして培った引き寄せ力に、豊富な旅の経験を組み合わせて生まれた「引き寄せの旅」のレシピを公開した一冊であり、著者初の「旅の本」である。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。