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家族に結婚を反対されるとき――自分の気持ちを改めて考える【成功する結婚 #6】

「どんなことも超えてゆける 家族になろうよ」という言葉でプロポーズを歌った福山雅治のヒット曲にもあるように、結婚することはパートナーと家族になること。そして、ふたりで築く新しい家庭には、お互いの家族も関わってくることになるのです。パートナー以外の家族と意見が合わなかったときには、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

家族に結婚を反対されるとき――自分の気持ちを改めて考える【成功する結婚 #6】

パートナーの家族についてよく知っていますか?

私と夫が受けたプレマリッジ・セミナーのテーマのひとつに「パートナーの家族や友人との関係」というものがありました。

結婚するということは家族になること。それは、相手の親や兄弟とも家族になることを意味します。

昨今では、とくに将来のことをまだ考えていない段階でも交際相手のことを親に話したり、実際に会ったりするケースも増えてはいるようですが、一方で「親に紹介するのは、自分の中で結婚の気持ちが固まったとき」という考えの人もいるでしょう。

いずれにしても、結婚を意識するようになったのであれば、お互いの家族についてよく知り合うことは、今後の生活を具体的にイメージする助けになります。

そもそも自分の家族はどんな感じで、自分は親や兄弟姉妹とどのような関係なのかをパートナーに話したり、パートナーの家族についても聞いたりすることで、結婚後にどのくらいの付き合いが期待されているのかなどが見えてきます。

結婚式が最初の試練

結婚式は「夫婦となるふたりが最初に行う共同作業」という意味合いもあります。

私が相談を受けた国際結婚カップルの皆さんの中には、結婚式にまつわる軋轢やストレスが原因で喧嘩をしてしまうという方も少なからずいらっしゃいました。

問題になりやすいのは結婚式をどこ(どちらの国)で行うのか、ゲストは何人くらい、誰を招待するのか、どんなスタイルで行うのか……といったものですが、これらは日本人同士の結婚でも共通して「モメる」ポイントになり得ます。

こういったことを、ふたりの意向ですべて決められるのであれば、意見が違っても話し合いで解決できることもありますが、少なからず「来てくれる人に喜んでもらえるように」という要素もある結婚式では、親の希望を完全に否定することも難しいでしょう。

もしも双方の親が、子供の人生にあれこれ口を出してくるようなタイプだったら、結婚式も自分たちの思い通りにはいかないかもしれません。

さらに、夫婦が親の要望をどれだけ尊重するのかで、それぞれの親との距離感がわかります。

たとえば、自分と夫の両親で意見が違ったときに、パートナーが板挟みになるような状況も起こり得ます。カップルの間では、結婚式に対する思い入れが強い方の要望がとおりがちですが、親にもまた別の思惑があることが。

このように結婚式はお互いの家族関係の認識と、そこから生まれるかもしれない軋轢を乗り越えていく最初の試練となるのです。

そもそも結婚することを反対されたら?

また、結婚式のみならず、そもそも結婚すること自体に難色を示される場合もあります。

実は、夫の家族は私たちの結婚に反対していました。結果的に、結婚してしばらく経ったあと、やっと「和解」という形になったのですが、結婚当初は「今後の関係については未知数」という感じでした。

それこそ「ずっと反対されたままかもしれない」という可能性も少なからずあったので、結婚する前にお互いの意思を確認する意味でも、プレマリッジ・セミナーのように話し合う機会があったことは本当に良かったと思っています。

もし、どちらかの家族があなたとパートナーが結婚することに対して懐疑的だったり、正面切って反対している場合は? それについて、あなたとパートナーはお互いに腹を割って話せる関係ですか?

どんな状況でも「お互いの味方」でいられるかどうか

パートナーの親に「仕事を続けることを反対された」とか、「どこに住むかということで細かく口出しをされた」といった理由で、関係が悪くなってしまうケースを見聞きすることがあります。

自分の家族と、大切なパートナーの意見が違った場合、あなたはどちらの味方をするでしょうか?

逆に、パートナーの家族とあなたの意見が違った場合、パートナーはあなたの味方をしてくれるでしょうか?

「結婚してパートナーとあらたな家庭を築く」ということは、多かれ少なかれ、自分が今まで「こうだ」と信じてきた価値観を一度は疑ってみたり、自分も変わっていく可能性を受け入れたりすることでもあります。

自分が無意識のうちに親から受け継いできた価値観と、パートナーが同じようにして培ってきた価値観がぶつかり合うとき、相手を否定したり批判したりしたくなるかもしれません。

そんなとき、一歩距離をおいて「ふたりの今までの価値観は違うことがわかった。では、ふたりがハッピーにやっていくにはどうしたらいいか?」という視点で話し合いをすることが大切です。

パートナーシップを深めるためのサポート

私たちの場合は、ふたりでカップルカウンセリングを何度か受けて、「自分たちが結婚したいという気持ちを優先することが親の意向にそわなくても、それは罪ではない」という点で夫が納得したことで、彼が家族についての態度を明確にするという結果になりました。

結婚を反対されるという状況は、なければそれに越したことはありませんが、そうなってしまったときには、自分たちの気持ちや優先順位を改めて考える良い機会にもなります。

お互いに深い愛情に基づいて「ライフ・パートナー」と決めたとしても、ときにはそれだけでは解決しない問題もあります。

とくに、家族の問題は、日本人にとっては簡単に割り切れない部分も大いにあるでしょう。

そんなときに、第三者の立場でふたりの直面するチャレンジを傾聴して、客観的なアドバイスをしてくれるプロフェッショナルがいることは、パートナーとの人生をより豊かにしてくれます。

プレマリッジ・セミナーは、ふたりの間の問題を解決してパートナーシップを深めるためには、どのようなことができるのかを体験できる場でもあるのです。

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塚越 悦子

カップル&ファミリーコーチ。好きな人と結婚して、結婚した人を好きでいる方法を日夜研究中。 著書「国際結婚一年生」(主婦の友社)、訳書<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/prod...

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