想像を超えたものを見ると、自分でつくった壁は簡単に壊れる
なぜ大人になればなるほど「できない」と思うことが増えていくのか? ベストセラー作家、山崎拓巳さんが初めて書いた旅の本『大切なことに気づく 引き寄せの旅』から特別に、「引き寄せの法則を起こす旅のレシピ」を数回の連載として公開します。
引き寄せの法則を起こす旅のレシピ #3【「こうなったら嬉しい未来」を選択し続ける。それが人生好転の近道】
理由はないんだけど、なんだかうまくいかない。この先も何かが変わる気がしない、そんなとき、「人生は意図的に好転させることができますよ」と言われたら?
ベストセラー作家、山崎拓巳さんが初めて書いた旅の本『大切なことに気づく 引き寄せの旅』から抜粋して、「引き寄せの法則を起こす旅のレシピ」を数回に渡って、公開します。
■非現実的な景色を自分の目で見る
本当はこうしたい、本当はこうありたい。しかし、大人になればなるほど、蓄積された過去の記憶や経験は自分の想像力に壁をつくりあげてしまいます。その壁を壊さなければ、今より好ましい現実を引き寄せることはできません。
その壁を壊すもっとも簡単な方法は、旅に出て、「うそだ?」「こんな世界があるの?」「本当に?」。そんな、非現実的な景色をあなたの目で見ることです。
■エメラルドグリーンのカモメを見たことがありますか?
わたしはこれまで世界数十カ国を旅してきました。目を閉じれば、まぶたの裏に焼きついたさまざまな景色が浮かび上がってきます。
太平洋に浮かぶ、タヒチという島の周りを船でプカプカと浮かんでいるときのことでした。
雲ひとつない真っ青な空にわたしの頭の上を鳥の群れが通り過ぎていきます。あれはカモメかな、と思いながら見上げてみると白いはずのカモメの体が、キラキラとエメラルドグリーンに光っていたのです。
一瞬、なにが起きたのかはわかりませんでしたが、きっと、目の前に広がる圧倒的に美しい海が、カモメたちの胸に反射し、キラキラとその羽を光らせていたのでしょう。とてもとても、美しい光景でした。
■想像力の限界が、強制的に壊れていく
「現実に存在する想像を超えたもの」を見ると、 自分の中の壁は簡単に壊れます。この世の中には、理解できないことも、思いもよらないことも、いくらだってある、と。
そうして、壁が壊されたあなたの心は、ゼロからまた、どんな現実も想像し、映し出すことができます。日常の中でもがくのではなく、一歩外へ飛び出せば、簡単に世界は変わるのです。心は洗われるのです。
次回は、「なぜ旅に出るとよいのかーその2」についてお話しします。
『大切なことに気づく引き寄せの旅』書籍情報
著者 山崎拓巳さんプロフィール
1965年三重県生まれ。広島大学教育学部中退。22歳で「有限会社たく」を設立。以来30年間、多岐にわたる事業を同時進行に展開中。 現在まで30冊以上を上梓し、累計120万部のベストセラー作家でもある。主な著書に、『やる気のスイッチ! 』『気くばりのツボ』『見えないチカラを味方につけるコツ』(いずれもサンクチュアリ出版)などがある。『やる気のスイッチ! 』は、2011年には英語版『SHIFT』となり全米で発売されるなど、他の著書も香港、台湾、韓国ほか、広く海外で翻訳出版されている。 また、「凄いことはアッサリ起きる」‐夢‐実現プロデューサーとして、コミュニケーション術、リーダーシップ論、メンタルマネジメントなどさまざまなテーマで登壇する一方、世界50カ国以上を訪れた旅人でもある。 本書は、これまでに夢‐実現プロデューサーとして培った引き寄せ力に、豊富な旅の経験を組み合わせて生まれた「引き寄せの旅」のレシピを公開した一冊であり、著者初の「旅の本」である。
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