ケチな人の特徴!「他者からの評価」を減らし続けている 2/2
■ケチな人の最大の特徴とは? 他者からの評価を差し出している
しかし、この等価交換の法則が、どんなものにでも概ね適用されるとすると、果たしてこの人たちが交換しているものはいったい何なのでしょうか?
きっとそれは、「他者からの評価」なんだと思います。お金や時間にケチな人の特徴といえるでしょう。
信用とか、信頼とか、誠実さとか、真面目さとか、そういう、この世で生きていくにあたり、なくなってしまうと人として非常に生きづらくなるものが、何も出さない代償としてどんどん減っているのです。
しかも、本人だけが知らないうちに目減りしているので、なくなっていることにすら気づいていない。今まで他のものを差し出さなかったことによって、とっくの昔にマイナスになっているのに、自分だけが減っていないと思っているので、「どうしていつも私ばかりが悪い扱いをされなきゃならないの?」なんて、被害者意識すら持っているのです。
だからこの手の人たちは、いつも誰かに・何かに対して不満ばかりを言っているんでしょうね。自分が今まで何を差し出し続けてきたのか、知らないから。
■日常の不満を減らして、美しく生きるには?
自分の置かれた環境や周りの人に対して、「どうしていつも私ばかりが……」という不満がある方は、普段、自分が何かを得たときに、かわりに何を差し出しているか、一度じっくり考えてみるといいかもしれません。
差し出しているものの価値が、得たものの価値と比べて少なすぎる場合、等価交換ができていないということになります。
つまり、足りない分は、「他者からの評価」を差し出しているため、周囲の人たちに対するあなたの愚痴や不満が多ければ多いほど、差し出す量が足りないせいで、あなた自身の評価が下がっているということ。
でも、それは反対に、差し出すものを増やせばその分挽回できるということなので、そこにはまだ救いがあります。最終的には、本人がその事実と向き合えるかどうかということだけ。
さらに、愚痴や不満というのは、それを発する人の顔をびっくりするほど醜く、その存在を近寄りがたくするので、評価は下がっていく一方です。
さしずめ、ネガティブを相手に与えて、悪い評価をもらうという、マイナスの等価交換をしているといったところでしょうか。
足りない分はきちんと差し出し、出さなくていいものは出さないようにする。日常の不満を減らして美しく生きるためには、実はこんな方法もあるのかもしれません。