美しい素肌のために「クレンジングをしない」勇気 2/2
■クレンジングしない生活に
「あなたのような乾燥肌の人は、とにかくしっかり保湿をしないとだめ。ウォータープルーフのベースメイクを使用しているわけではないから、わざわざクレンジングしないでも、洗顔石鹸で充分に落ちます。
肌はターンオーバーで生まれ変わるものなので、多少の汚れはアカとして自然に剥がれ落ちていく。汚れが取れないことよりも、必要以上に洗いすぎてターンオーバーのサイクルを乱してしまう方が、皮膚に与えるダメージが大きい」
皮膚科医からいただいたアドバイスをもとに、さっそくクレンジングしない生活を送っています。洗顔石鹸も、さっぱり洗い上げるものではなく、しっとりタイプのものに変更。今のところ、以前のように浴室内で乾燥することはありません。
お風呂から上がったあとも、化粧水と乳液を使用するだけです。ただし、種類はいくつか揃えていて、肌荒れによる炎症が気になるときは抗炎症作用があるもの、今は紫外線を多く浴びる時期のため、美白ラインの化粧水・クリームを取り入れるなど、状況に応じて使用するものを選んでいます。
以前は、肌トラブルが気になる部分に色付きのメイクアップベースやコンシーラーを乗せていたのですが、肌を乾燥させず、保湿をキープすることで、気になる部分が目に見えて減りました。
現在のベースメイクは、UVカット機能のあるデイクリームを塗るだけで基本的には完結します。どうしてもテカりが気になるときだけ、プレストパウダーを軽く乗せます。
■必要なのは、優秀な基礎化粧品ではなく、強い素肌を育てること
今までは、いかに優秀な基礎化粧品を揃えられるか、ということに心血を注いできましたが、基礎化粧品に頼りきり、外側からのケアに力を入れることよりも、肌本来の働きを強化し、保護することこそが美しい素肌をつくるための一番の近道。
基礎のしっかりしていない建築物がもろく崩れやすいのと同じように、肌という土台、肌の持ち得る機能にまず着目することが実は最も大切で、それができて初めて、必要なスキンケアを見極めることができるのではないでしょうか。
美しい素肌を長く保っていくために、ご自身の肌状態を一度、見つめ直してみてください。
広告代理店勤務