顔のぽつぽつは「老人性いぼ」だった。スキンケアで予防する方法
顔にぽつぽつができた……さらに、首にもぽつぽつが。不意に表れたぽつぽつ、実は「老人性いぼ」だと知りました。気になりだして早数年。自然に治るどころか年々増え続けている原因は、肌の老化にありました。老人性いぼをスキンケアで予防する方法をお伝えします。
■顔や首のぽつぽつ、年々目立つけど、いったい何者?
数年前から顔や首に小さなイボのようなぽつぽつとしたものが出現し始めました。
顔にできたものは白色っぽく、首にできたものは濃い肌色をした小さなそのぽつぽつたちは、大きさも色もまったく出しゃばっていないのに、場所が場所だからかけっこう目立っているような気も。
ちょっと気になるけど、そのうち自然に消えてなくなるはず……と思い続けて早数年。小さなぽつぽつはなくなるどころか、ちょっとずつ増え続けているのです。
潰れそうで潰れない、取れそうで取れない、謎のぽつぽつ
下手すると不潔っぽく見えてしまいそうだと焦った私は、思い切ってひとつ潰してみようと思い立ちました。潰したら跡が残るかもしれないし、腫れ上がってひどいことになるかもしれないリスクを承知の上で、そのうちひとつを潰しにかかったのです。
指と指で力を込めて、ギュゥーッと挟みながら私は予想していました。恐らく、ニキビを潰したときみたいに、プチッと潰れて終了だろうと。
しかし、そうはいきませんでした。どれだけギュゥーッとやっても潰れない。ギュゥーッとされ続けた周りの皮膚だけが赤くなって、肝心のポツポツは平然としているのです。
このままでは、周りの皮膚だけが負傷するという最悪の結果になってしまいます。それだけは避けたくて、次なる作戦に出ました。乱暴ですが、引っ張って取り除く作戦です。
グイグイ引っ張りました。けれどもこれが、取れそうで取れない。ポロリと取れそうな感触なのに、絶対に取れない。その後もしばらく格闘を続けましたが、ぽつぽつは最後までまったく動じず、潰れる気配さえない。
■顔のぽつぽつは、30~40代からでき始める「老人性いぼ」と判明
このぽつぽつ、一体何なのでしょうか。調べてみると、これは「脂漏性角化症」というものらしく、別名「老人性いぼ」。ちょっとショックです。
老人性いぼは古くなった角質のかたまりで、30代を過ぎたあたりから見られることが増えます。40代になるとさらにポツポツが増えることが多く、目につきやすくなるので悩んでいる人も少なくないよう。
老人性いぼができる原因としては、肌のターンオーバーが大きく関わっているようです。肌のターンオーバーが正常に行われていると、これができることはほとんどないそう。
でも、年齢を重ねると代謝機能はだんだん落ちてきて、ターンオーバーの周期が長くなってきます。そうすると、古くなった角質がきちんと剥がれ落ちることができず、肌に蓄積したままになってしまい、老人性いぼになるのです。