不倫からの「結婚・略奪愛」が成功した例にみる、本気で結ばれるための覚悟 2/2
■不倫からの結婚が成功、けれど過去は付きまとう
結局、彼の方がパートナーに「納得できないなら調停にしよう」と持ちかけた段階で、パートナーの方は折れました。一時の気の迷いではなく、本気で離婚したがっている彼の気持ちが通じたのかもしれません。晴れて独身同士のお付き合いになり、彼女は有頂天でした。やっとまともに付き合える。大好きな彼と堂々と一緒にいられる。
彼が離婚したことはすぐ友人の間で広がり、何も知らない人たちは彼に「大変だったね」と慰めの言葉をかけていました。「どうして今さら離婚したの?」と質問をぶつけてくる人がいれば、彼の方は嘘をつくことになります。「不倫相手を好きになったから」と正直に言えない苦しみで、離婚後しばらく彼は落ち込んでいました。
事情を知っている私は、どうして彼が彼女とふたりで出かけるのを嫌がるのか不思議でした。「せっかくちゃんと付き合えるようになったのに」と彼女に言うと、「私といるところを(元奥さんの)知り合いに見られたくないから」という答えが返ってきて、不倫からの略奪愛は本当に簡単ではない、と改めて思いました。
■略奪愛の成功には、未来だけを見て付き合っていく覚悟がいる
別れた後も、不倫をしていたという過去は消えません。それを隠して離婚したなら、その嘘に縛られて苦しむことになります。男性の方は離婚という重い決断をして今の関係を手に入れています。不倫相手のことが好きであっても、離婚の痛みを背負うのは自分です。
そのダメージを、「不倫相手」ではなく「好きな人」と一緒になれるという喜びに変えるには、未来だけを見て付き合っていく覚悟が必要です。このケースでは、既婚男性の夫婦に子どもがいなかったことも離婚が成立する要因のひとつでした。
もし子どもがいれば、親権のことなどさらに問題は大きくなります。ふたりの気持ちだけで離婚を決めるのは難しく、その気になっても現実の大変さを目の当たりにして結局家庭に戻るという男性もいるでしょう。
略奪愛を成功させるには、「離婚してでも一緒にいたい」という強い想いと、別れた後もしっかりと愛情を育てていく姿勢が欠かせません。現在、ふたりは落ち着いた付き合いをしていますが、それは苦しみを一緒に乗り越えた絆があるから。中途半端な愛情では、晴れて独身同士となってもいずれ別れてしまいます。
それだけの覚悟を決めてこそ、略奪愛を考えられるといえますね。
ダブル不倫や社内不倫など、私たちの生活にとって身近なトピックとなってきた「不倫」。ここ最近の間に、略奪愛ともいえる禁断の恋愛に溺れていく人たちが多いのは一体なぜでしょうか。リアルな不倫の体験談やエピソードなどからその真実を追求していきます。
実話から社内不倫がもたらすリスクをみていきます。一日の中でもっとも長く、また濃い時間を過ごす会社。身近な同僚や上司とついそんな関係に……ですが、社内不倫はバレたときのリスクは想像以上に大きいです。軽はずみな付き合いが将来を台無しにしてしまう危険性について、実際にあった3つの話も含めてご紹介します。
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