給料を上げるなら“交渉”から。まずはリスクの少ない方法で

給料を上げるなら“交渉”から。まずはリスクの少ない方法で

給料を上げるには、やっぱり転職や起業しかない? そう思っている方へ、まずやってみてほしいのが、会社へ給料を上げる交渉をしてみること。もちろん給料を上げてもいい、と思われるだけの実績があり、それなりの提案をする必要はありますが、やってみる価値はあります。ほか、給料を上げるためにできることをご紹介します。


毎月、あと◯◯万円給料が多ければ――そう思うことはありますよね。私も会社員時代にそう感じることがありました。給料を上げるなら転職するしかない? それとも、いっそのことブームに乗って起業する? 迷っているならちょっと待って! ほかにも給料を増やす方法はあるんです。

■会社員は恵まれている。だから安易な起業はおすすめしない

SNSが普及したことで起業のハードルが低くなり、女性も起業しやすい時代になりました。私もよく、「起業しようか迷っています」という相談を受けることがあります。

「どうして起業したいのですか?」と聞くと、とても多いのが「もっと収入を増やしたいから」という答え。今の会社は給料が少ないから、好きな仕事でもっとお金がもらえる起業という選択をしたい、というのです。

でも、私は安易な起業には大反対。なぜなら、会社員というのはとても恵まれているからです。終身雇用が崩壊したとはいえ、日本では、まだまだ社員の立場は保証されています。

会社員に行けば給料がもらえますよね。でも、起業したら自分の商品やサービスが売れなければ給料はありません。

また、税金は会社が自動的に手続きしてくれるし、社会保険(年金や健康保険)は会社が半額負担してくれる。起業したら全部自分でやらなければいけません。

起業して商品やサービスが思うように売れるかどうかはわかりません。それでも、起業したいですか?「収入を増やしたいから起業したい」。そう思っている方は、今一度よく考えてみてください。

■うまく交渉すれば、給料を上げるのも夢じゃない

給料がほとんど上がらない――そう不満を持つ方もいるかもしれません。でも、「もっと給料を上げてください」と交渉してみたことはありますか?

「えっ? そんなことできるの?」そう思うかもしれません。もちろん、会社によって給与体系は違うため、すべての会社で必ずできるわけではありませんが、多くの会社ではできます。

実際、私は会社と給与交渉して、最初に提示された金額よりも大幅にアップしてもらいましたし、「もっと上げてください」と部下から交渉されて、部下の給与を上げたこともあります。交渉したら給料が上がったという話は、そんなに珍しいことではないのです

もちろん、ただ闇雲に「上げてください」と言っても給与は上がりません。なぜ、自分が提示された給与以上の給与をもらう価値があるのか、自分が出した結果と今後さらに結果を出すために取り組んでいることをきちんと説明できることが大事。

もし、自分がやってきた仕事に自信があるなら、まず交渉してみるとあっさり給料が上がるかもしれませんよ。

■(番外編)パラレルキャリアを実践してみる

最初に「安易な起業はおすすめしない」とお伝えしましたが、収入を増やしたいなら本業以外の収入源を持つのも1つの方法です。

それがパラレルキャリアという考え方。以前は、副業は絶対に禁止! という会社が多かったですが、国が副業解禁に舵を切っているので、「副業可」とう企業はどんどん増えてくるはずです。最近も、ロート製薬が副業を解禁してニュースになりました。

副業って何をすればいいの? と思うかもしれませんが、それこそ好きなことをやってみたら良いのです。手始めに何か売ってみるのもいいですね。今はたくさんのオークションサイトがありますから、自分に合ったものを選んでみると良いでしょう。

ハンドメイドが好きなら作品を売ってみる、ブログなどを運営しているならアフィリエイトに挑戦してみるなど、無理なくできることから始めてみてください。

ただ、副業解禁の流れがきているとはいえ、それがすべての企業に浸透しているわけではありません。自分の会社の就業規則はきちんと確認しておいてください。そして、副業に力を入れたら、本業がおろそかになった――ということだけはないようにしましょう。

本業はきちんとやる。それが社会人としての最低限のルール。せっかく副業で収入が増えても、本業が疎かになって評価が下がったら本末転倒ですよね。どれくらいの時間と労力なら本業に影響しないか、自分自身で確かめることが大事です。

■(まとめ)給料を上げる交渉ができる自分に

起業やパラレルキャリアよりも、どうしたら、今いる会社で給料を上げられるか考えるのが、一番の近道だと思います。何より自分が長く経験し、続けてきた仕事ですから、今後どう取り組めば、どう改善すればより良い結果を出せるか、考えやすいともいえます。

くり返しになりますが、ただ「給料を上げてほしい」と交渉するだけではダメ。給料を上げるだけの価値を自分が会社に提供できると、明確に伝える必要があります。そのためにどんなことをすれば良いのか、それを考え、仕事に向き合う意識を見直すことが給料アップへの第一歩です。

この記事のライター

Liberty Woman代表。2 級キャリア・コンサルティング技能士 。人事責任者また管理職として、述べ1000名以上の採用面接、100名以上の面談実績を持つ。現在は、人事管理職の経験を活かし、女性が自分らしい働き方をする...

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