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アラフォー以降は脂肪も財産

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「痩せていることは美しい」「痩せたらきれいになる」。そう考えている女性は少なくありませんが、実は痩せ=美の敵で、アラフォー以降の女性ならなおさらです。宋美玄先生が解説します。

アラフォー以降は脂肪も財産

40歳を目前にして第2子を昨年11月に出産してから10ヶ月以上経ちますが、忙しさに追われて産後という認識はとうの昔からありません。でも、腰回りはまだ妊娠の影響なのか、はたまたこういう体型なのか、デニムがスッキリと着こなせません。

「よし、ダイエットだ!」といきたいところなのですが、痩せればいいというものでもないんです。わりと産後間もない頃に、授乳と多忙のせいで痩せてしまったことがあったのですが、そのときは周囲の人たちに心配されたものの「キレイ」と言われることはありませんでした。

高名なカメラマンに聞きましたが、プロのモデルやアイドルでも写真を修正するのがあたりまえの時代です。「◯◯ちゃんみたいな体型になりたい」とダイエットに励む女の子を見ると、「ごめん、◯◯ちゃんは本当はそんなに痩せてないよ」と思うそうです。ファッションリーダーも一般の人たちも、「痩せ=美」だという亡霊に取り憑かれていますが、痩せていることは健康に良くありません。でも、痩せて美しくなりたいと思っている人は、健康を売り渡すことには平気な人が多いので、ここではっきり言います。痩せは美の敵です。

肌や髪をツヤツヤにし女性の健康を守る女性ホルモンは、主に卵巣から分泌されますが、標準体重の人で約4割は脂肪細胞から分泌されているので、体脂肪が少なすぎても多すぎても月経不順や排卵障害が起こります。

これが若ければそれでもお肌にダイレクトに表れるということはないかもしれませんが、アラフォー以降はそうはいきません。実名を挙げるのは控えますが、芸能人を思い浮かべても、ちょっとぽっちゃりした方のほうがスリムな方よりも肌がピチピチしていますよね。アラフォー以降は、痩せている=美しい、ではなく、「貧相」になるというリスクもあるのです。

アラフォー以降は脂肪も大事な財産。そう考えるとお腹の肉がつかめても愛おしく思えるもの。万年ダイエット宣言はこの辺でやめておいて、秋の味覚も楽しみつつ標準体重を保ちたいですね。 

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宋 美玄

産婦人科女医・性科学者。現役産婦人科医として、都内の病院で診療に従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などに付いて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

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