「世帯年収600万円くらいでいい」1年以内に婚活を卒業するバリキャリ女性が考える結婚とお金

「世帯年収600万円くらいでいい」1年以内に婚活を卒業するバリキャリ女性が考える結婚とお金

稼ぐ力のある独身バリキャリ女性は、自分よりも高年収の同世代男性を希望しがち。しかし、彼らを狙う女性たちは数多く、相当な激戦区であり、勝利を収めるのに時間もかかるだろう。すばやく結婚を決めるには条件の棚卸しが必要だ。1年以内に婚活を卒業したバリキャリ女性たちの“考え方”を見てみよう。


■「働き続けたい」「子どもを産みたい」バリキャリ女性の婚活が行き詰まる理由

年収600万円以上を稼ぐアラサー、アラフォーのバリキャリ女性が、私の結婚相談所にもたくさん訪れる。その女性たちの婚活条件がまるで判を押したように同じだ。以下、3つあげてみる。

・自分より年収が高いこと
・通勤時間1時間以内の距離に住んでいること
・年齢は自分と±5歳くらいであること

そうなるとターゲットは、年収600万円以上のアラサー、アラフォーの男性ということになる。この男性たちは20代の女性からも人気がある。ネット婚活の場合だと、40代であっても毎日20代の女性からオファーが来る人がほとんどだ。

そんな男性たちがあえて「同世代」を選ぶのか。答えはイエスだ。

自著『となりの婚活女子は、今日も迷走中』でも書いているが、男性の年収が1,000万円を超えてきたあたりから、お金目当てで集まってくる若い女性を敬遠し、「一緒にいてやすらぎ、話題も合う同世代」を選ぶ傾向が高くなる。

しかし、年収1,000万円以上の独身男子の割合は、独身男性全体の5%もいない。高年収男性を狙う市場は激戦区であるため、彼らとお見合いをスムーズにするということすら現実的ではないともいえる。

苦戦するバリキャリ女性がほとんどの中、1年以内に婚活をさっさと卒業し、お子さんとの生活を楽しんでいるバリキャリ女性もいる。一体彼女たちは何をしたのか。

■第一線で仕事を続けたいなら「キャリアを捨てずに済む男性」を選びたい

「世帯年収900万円って港区の平均年収。私はそんな生活を望んでいない。普通に世帯年収が600万円あれば子育てができる」

そう言ったのは、大手企業勤務の女性ユカリさん(40歳)。管理職試験目前だった。出世しようと思ったら、結婚、出産でブランクは許されなかった。

彼女の条件は、「私の仕事を中心にライフスタイルを組める年下男性」ということだった。この条件に当てはまるならば、年収は問わないとのことだった。むしろ、年収の高い男性は敬遠していた。
「子どもが欲しいから、保育所の送り迎えもできる男性じゃないと困る」という。

3ヶ月もしないうちにユカリさんの結婚が決まった。3回目のお見合い相手だった、年収350万円のマサアキさん(35歳)だ。商業高校卒業後、ずっと一人暮らしだ。経理の仕事をしている。

勇気を出して、ユカリさんの希望を打ち明けてみたところ、彼から意外な答えが返ってきた。

「あ、ぼくは家事が好きだし、子どもを育てるのはぼくがやってもいいです」聞いてみないとわからないものである。仕事も年度末の繁忙期以外は17時に終わる。

「教養とか学歴とか、すごくギャップがあるけど大丈夫かな」と思ったけれども意外にもうまくいった。
ユカリさんは「年下だと思うと、優しくなれる。それにいい格好しなくていいと思えるので癒される」と言ったのだ。

結婚後1年も経たないうちにお子さんも誕生した。しかし、困ったことが起こった。「保育園に落ちた」のである。

■妻に稼ぐ力があるなら、夫が一時的に「専業主夫」になるのもアリ

なんと、マサアキさんが仕事を辞めたのだ。結婚前にユカリさんとマサアキさんとの間で約束事があったのだという。

「保育園に落ちた場合は、マサアキさんが専業主夫になること」というものだった。

 長年勤めていた会社をやめたマサアキさんの社会復帰は厳しくなるだろう。同じ職種で正社員の道も見つからないかもしれない。それでも、マサアキさんは構わないのだという。
「妻が働いているから、生活には困らないし。ぼくは母乳を出す以外のことは全部できるので、問題ありません」

こんな生き方、夫婦の形があったっていいと思う。男性は外で働き、稼ぐべきだ、という考え方にとらわれる必要はない。

稼ぐ力のあるバリキャリ女性は「自分より仕事がデキる人」を狙って、婚活市場の激戦区で戦うよりも、「家庭を守ってくれる人」という選び方をするのもいいのではなかろうか。

この記事のライター

婚活アドバイザー。結婚相談所を経営。1977年大阪府生まれ。東京都文京区在住。過去20年で延べ43,000件の恋愛を研究してきた婚活指導の第一人者。小中学校ではイジメを受け友達がいなかったため、周囲の人間関係を観察することを...

関連するキーワード


婚活

関連する投稿


約束したくない男と、結婚したい女

約束したくない男と、結婚したい女

年内に結婚・妊娠を目指している私。結婚への近道は、結婚という形式にとらわれず、好きな人を大切に扱うことではないか、と最近になって考えるようになった。そのきっかけは、結婚への意思が確認できる前に、その男性との関係を進めるべきか否か深く悩んだ“ある出来事”にあった。


結婚に迷うアラフォーが「今本当にやるべきこと」

結婚に迷うアラフォーが「今本当にやるべきこと」

結婚したいの? しなくてもいいの? 結婚に迷うアラフォー婚活世代の私たち。迷える思いを抱えて、婚活カウンセラーのもとへインタビューに行ってきました。そこで見えてきた、これからすべきことは?


男捨離はなぜ女の運命を底上げするのか?

男捨離はなぜ女の運命を底上げするのか?

部屋を片づけると運気が上がるとはよく言われますが、男捨離(男関係を整理整頓)も同様に運気を上げる、と感じている女性は少なくないよう。どこかわかるような気のせいなようなジンクスですが、実はこのジンクスは女性特有のものかもしれません。その理由を探っていくと、女の恋愛に対する意外な価値観が見えてきました。


彼が婚内婚活をする理由【ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~ #22】

彼が婚内婚活をする理由【ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~ #22】

婚内婚活(コンナイコンカツ)をご存じだろうか。言葉通り、結婚した状態で婚活をすることを指す。再会した曽我真之が、婚内婚活を始めた理由を前に、主人公の伊藤有紀は何を思うのか――。連載「ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~ 」第22話。


「ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~」 ― 第21話

「ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~」 ― 第21話

伊藤有紀、フリーライター。10年前に夫を交通事故で亡くしてから、ひとりで息子を育ててきた。50歳も目前になって、急遽婚活を開始することに。「ラス婚~女は何歳まで再婚できますか?~」 ― 第21話をお届けします。


最新の投稿


女性のお尻を叩く風習? チェコのイースターは独特

女性のお尻を叩く風習? チェコのイースターは独特

チェコのイースターは日本から見ると独特かもしれません。男性が鞭で女性のお尻を叩く風習があります。1年の健康や美を願い、また子宝に恵まれる、との言い伝えもありますが、正直痛い(笑)。そんなチェコのイースターの過ごし方と独特の風習を詳しくご紹介します。


「デザイニングアイブロウN」が優秀。眉もノーズシャドウも自然に仕上がる

「デザイニングアイブロウN」が優秀。眉もノーズシャドウも自然に仕上がる

「デザイニングアイブロウN」はケイトのアイブロウパレット。眉ってなかなか思い通りに描けず、苦手意識がある人も多いと思いますが、デザイニングアイブロウNのような3色のパウダータイプなら色を調整でき、仕上がりもふんわりソフトなので失敗が少なくおすすめです。眉メイクのコツやノーズシャドウとして使う方法をご紹介します。


鹿児島女性は男社会で生き抜き、トクする術を知っている

鹿児島女性は男社会で生き抜き、トクする術を知っている

鹿児島県は未だに「男尊女卑がある」と言われる地域。そこで生活する女性たちは「被害者」扱いされることもあるが、鹿児島出身の私に言わせると、まったく逆だ。実は日本で一番、男社会での処世術を知っている女性は、鹿児島女性なんじゃないかと思うこともある。


海外から見た「日本人」の長所と短所

海外から見た「日本人」の長所と短所

「約束を守る」「長期的なビジョンや関係を重視する性格」などは、海外から見て日本人が評価されているポイント。一方で「英語が話せない」など、ちょっと残念と思われている要素も……。外国人が見る、リアルな日本人のイメージを知っておきませんか。


最後の切り札!?結婚式プロデュース会社に相談した理由【NEO花嫁の結婚式奮闘記#6】

最後の切り札!?結婚式プロデュース会社に相談した理由【NEO花嫁の結婚式奮闘記#6】

思い切って結婚式プロデュース会社に相談したのは、ウエディングプランナーに相談しても、なかなか「これだ!」と思えなかったから。夢のような結婚式を実現するため、複数のウエディングプランナーに面会したものの、ピンとこなかったから。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#6をお届けします。