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「‘流行’で感受性を高めて、可能性を広げよう!」【藤原美智子 連載】

DRESS世代の女性にとっては本当に「流行なんて、関係ない」? 定番スタイルこそ更新して、感受性を高めて。

「‘流行’で感受性を高めて、可能性を広げよう!」【藤原美智子 連載】

春は新しいファッションやメイクが気になる季節。何か新しいものを取り入れて、新鮮な自分を味わいたくなってきます。‘流行’の良さの一つは、それを簡単に味わうことができることです。


今は流行りのアイテムはあちこちの店でもネットでも簡単に手に入れることができるし、情報も容易に見つけることができます。つまり流行を取り入れるのは難しいことではなくなりました。
そしてDRESS読者ならば流行に踊らされることなく、賢く付き合っていることと思います。でも問題は、そこ。あまり賢く付き合い過ぎると、流行の醍醐味である‘新鮮さ’効果が薄まること。それは自分の気持ちも、他人の目に写る自分の姿も、です。


DRESS世代であれば自分の定番スタイルというものを持っていると思いますが、流行と定番アイテムの割合は3対7ぐらいでしょうか(私は2対8ぐらいですが)。それくらいの割合ならば、変化を楽しみながらも自分の定番スタイルも更新していけます。定番スタイルも少しずつでも更新していかなければ、ハッと気づいた時には古臭い感じになってしまいますから。


それにDRESS世代にとって更新するのは、まだまだ必要なこと。「私には流行なんて、もう関係ないわ」と思ってはダメ。‘流行’という新しい空気を取り入れることで新しい自分、つまり可能性をまだまだ広げられる世代です。そして感受性が鈍い人になるかどうかの瀬戸際の年代でもあります。私は‘おばさん’の定義は感受性が鈍っている人、だと思っています。また感受性が鈍ると仕事にも差し障りが出てきます。


つまり一人の女性としても、働く女性としても感受性を鈍らせてはいけないということです。感受性というのは何か新しいことを体験することでも維持できるし、新しい可能性を開花するきっかけにもなります。そうした意味でも、簡単に自分の感受性のスイッチを押してくれる流行に対して少しだけ敏感でいることは、DRESS世代には大事なことだと思います。

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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