2015.10.19 ライフスタイル

ヒラリーが設立し、ダイアンが理事を務める非営利団体「Vital Voices」。

アメリカのファッション・デザイナーの中で、
一番熱心に社会貢献活動をしているのは誰でしょう？

私が真っ先に頭に浮かぶのは、
ダイアン・フォン・ファステンバーグです。

世界中の、戦争で犠牲となった女性達を貧困から救うための
自立支援活動を行う「Women for Women International」（"www.womenforwomen.org"）や、
世界の妊産婦と赤ちゃんの命を救うことを目的とした
国際協力運動を行う「White Ribbon Alliance」（"www.whiteribbonalliance.org"）の支援など、
多岐に渡る慈善活動をしています。

中でも特に、自ら理事となり、熱心に取り組んでいるのが、
米国の「Vital Voices（ヴァイタル・ヴォイス）」というNGOです。

ヴァイタル・ヴォイスは、1997年に、当時ファーストレディだった
ヒラリー・クリントンとマデリーン・オルブライト国務長官により
設立された世界の女性支援を行う団体。
これまで140カ国の女性リーダーのためのトレーニングプログラムを開発し、それに関連する国際フォーラムなど主催しています。
現在では、144カ国14000名を超える女性社会起業家のネットワークに成長しています。

ダイアン・フォン・ファステンバーグと彼女の夫が設立した財団
「the Diller-von Furstenberg Family」では、このヴァイタル・ヴォイスの女性起業家ネットワークの中から、特に優れた活動をしている女性を讃え、「International Awards」として、毎年2名を選出し、賞金$50,000(約600万円)を授与。その授賞セレモニーは、ニューヨークの国連本部で毎年開催されている国際女性会議で行っています。

（↑こちらは、DVF Awards 201４の受賞式の時の写真、DVFオフィシャルサイトより抜粋）

ちなみに、今年2015年の受賞者は、サモア島で、「Women in Business」という団体を立ち上げ、有機農産物や手工芸品などの地場産業を堀り起こし、女性の自立支援活動を行う、Adimaimalaga (Adi) Tafunaさん。

そしてもう一人は、パキスタンで「Ethnomedia」という非政府組織のメディア・イニシアティブを設立し、人身売買、アシッド・クライム（女性の顔に硫酸などをかけて火傷を終わせる犯罪）、児童労働などの社会問題の解決に取り組むジャーナリストSamar Minallah Khanさんが選ばれました。

DVF Awards 2015の受賞式の様子

DVF Awards 2015の受賞式の様子はこちらで

このヴァイタル・ヴォイスの活動プログラムの中で、
「グローバル・アンバサダー・プログラム」というのがあります。
世界各地でこれからの活躍が期待される女性リーダーを見出し、
その育成プロジェクトです。2012年から始まり、これまで、
タヒチ、南アフリカ、インド、シンガポール、ブラジル、カタール、
メキシコ、北アイルランド、ポーランドでプログラムが実施されました。
そして今年10月、日本で始めてのプログラムが東京で行われます。

１対１のメンターシップを取り入れ、世界的に輝かしい
功績を収めてきたGlobal Ambassadorと呼ばれる先輩女性リーダーが、各国で選出された女性リーダーのメンターとなり、
各専門家たちも交えて、事業戦略立案やメディア・トレーニングなどを行う１週間リーダー養成プログラムです。

実は、私もこのグローバル・アンバサダー・プログラムのメンバーに
選ばれ、リーダー養成プログラムを受けることとなりました。＾＾

以前より、この米国の女性支援NGO「ヴァイタル・ヴォイス」の活動、そして、「ヴァイタル・ヴォイス」が支援する、女性社会起業家の活動にも注目していたので、大変光栄です。
自分を成長させてくれるチャンスと期待していますし、またそれ以上に、各国のヴァイタルな（活力に満ちた）志の高い女性たちとつながることができるのを楽しみにしています。＾＾
プログラムの体験談は、追って、またこちらのブログでリポートしたいと思っていますので、乞うご期待です。＾＾

林民子

◎ダイアン・フォン・ファステンバーグが支援する様々な社会貢献活動を知りたい方は、こちらのオフィシャルウェブサイトをご覧下さい！ ↓
http://www.dvf.com/give-back-amfar.html

◎サモアのAdimaimalaga (Adi) Tafunaさんの活動
「Women in Business」
http://www.womeninbusiness.ws